コク―様事例KV

離れている「仲間」とつながる感覚を!地道な運用・改善活動で社内の文化醸成を実現

コクー株式会社

社長室 広報グループ / 石井 一史 様

【会社概要】
会社名:コクー株式会社
従業員数:250名
事業内容:人財×デジタル事業

 

「人財」×「デジタル」で企業の課題を解決に導くコク―株式会社様。
企業の基盤を支え続ける同社が自社でのエンゲージメントをどのように高めているのか、社長室 広報グループの石井 一史様にお話をうかがいました。
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積極的に施策を実行する中で求めた「日常感」

-まずは導入前の課題について教えてください。

石井:当社は「人財×デジタル事業」をメインとし、在籍しているほとんどの社員はお客様先に常駐し、普段は別々の勤務地で仕事をしています。そのため他の現場や他部署の社員が何をしているのかが見えづらく、会社への帰属意識が薄れやすい環境でした。

この課題を解決し、環境を強みに変えるべく、社内のつながりを強め、文化醸成していく必要があったので、「for me, for you.〜社員満足なくして顧客満足は成しえない〜」というスローガンを掲げて、月に一度全社や部門メンバーで集う「Tsuki-Ichi」や社員満足度向上組織「ESG」による社内イベントなどの施策を実施してきました。

しかし、さらなる躍進のため、日常の中で社員同士繋がれるものはないか、他の現場、他の部門のことを知り、コミュニケーションが取れるツールはないかを模索していました。

 

-数あるツールの中で「THANKS GIFT」「BEST TEAM」を選んでいただいたのはなぜですか?

石井:当社ではやりたいことが明確になっていましたので、それを実現できるもの(機能を有するもの)を探していました。

<コクー がやりたかったこと>
・チャットで気軽にコミュニケーションが取れる
・社内報が写真&動画付きで配信できる
・社長の理念発信ができる
・社員が自由に投稿できるタイムラインでコミュニケーションが取れる
・社内イベントなどの写真が一覧できるアルバムがある
・社員検索ができる
・過去のアワードの詳細が参照できる
・サンクスカードが送れる
・アンケートが取れる

他の製品も検討していたのですが、代表の入江が御社代表の成田様と面識があり、たまたま御社のアプリを知りました。いろいろうかがう中で当社がやりたいことを実現する機能が集約されているということと、運用イメージが持てて、費用感も現実的であったため導入させていただきました。

 

「文化醸成に必要不可欠」な理由を社内に向けて丁寧に説明

-導入に際して苦労した点はどんなところですか?

石井:実は「THANKS GIFT」「BEST TEAM」を導入するタイミングで他社のチャットツールも導入しました。理由としては当社の理念や文化醸成に必要な要素を、それぞれの要素に特化したツールで強化するためです。(以下施策別のツールイメージ)

施策とツール

ただ、当然ではありますが社員からみるといきなり3つも会社で使用するツールが増えたので「多い」「本当に必要なのか」といったネガティブな意見もありましたので、上記の必要である理由を丁寧に説明し、ネガティブなイメージを払拭するところから始めました。

また、導入時に御社とのコミュニケーション不足があり、詳細設計、機能設定において認識のズレが発生しました。その対応にかなり工数がかかりましたが、御社の営業担当者の親身な対応により無事に導入することができました。

 

「仕掛けを作る」状態から「取り組みが生まれる」状態へ

-現状どのような運用をされているのでしょうか?

石井:「THANKS GIFT」は主に「感謝を贈る、応援を贈る場」として活用しています。
社員それぞれ日常の中でもコインを贈りあっていますが、毎月「THANKS DAY」を設定し、全社通知を出してコイン贈呈を促し、グループ会議においては所属長がコインを贈呈する時間を取り、毎月全社員が感謝の気持ちを伝える時間をとって「褒める文化」の確立をしています。

「BEST TEAM」は「社員同士の交流の場」として運用をしています。
例えば「本日の主役」は「社員投稿」と名称をカスタマイズし、社内版インスタグラムとして社員が自由に投稿し、コミュニケーションをとっています。
また、部門を超えてのコミュニケーションを行える「コクー部活動」を導入しているのですが「制度紹介」を「部活動紹介」と名称をカスタマイズし、部活動の紹介をしています。
「社内報」でも多くの取り組みを実施しており、ほかの部門状況を知るため「部門月次報告」を実施したり、社内組織や社内活動の報告、イベントの周知、さらには社員投稿を促すためにお題を振って投稿してもらうなど、様々な発信をしています。
その甲斐あって普段離れている社員同士が会社や社員のことを知り、コミュニケーションを取れるようになっています。

また、運用改善にも力を入れています。それぞれのアクセス解析やログイン状況、コイン贈呈数などについては営業活動と同じように目標数値をもって運用しており、毎月管理職会議に広報が出席し、月次で集計したものを経営陣に共有、進捗の乖離がある部分を補完するような施策をブレストし、実施しています。

例えば、最近だとオンライン懇親会のゲームの景品にサンクスギフトのポイント付きコインを贈呈したり、全社に向けてコインのデザインコンペイベントを実施してみました。

 

-実際運用を開始されてからすぐに円滑に活用が進んだのでしょうか?

石井:新しい取り組みだったので想定はしていたのですが、最初はなかなかアプリにログインしてもらえない、使ってもらえないという状況がありました。

そこで「THANKS GIFT」に関しては「ログインするとコインがもらえるキャンペーン」なんかも実施して、まずは使ってもらうというところのハードルを下げる施策を行っていました。それでもなかなか根付かなくて、そこで月に一度コインを贈るための時間を設ける「THANKS DAY」を実施してみました。最初は無理やりという感じもありましたが、徐々に「ありがとう」をもらうことに喜びを覚えたのか段々自然と贈りあえるような文化も出来てきました。

「BEST TEAM」も運用改善施策によって徐々に使ってくれるようになってきました。「お手本」となるような投稿をいくつか投稿すると、それにつられて同じような投稿が生まれたり、組織単位での発信が生まれたり、「バトン」で他の社員を指名して投稿していくなど、社員が投稿する流れがどんどん広がっていきました。実は代表 入江も企業理念で毎週ブログ発信をしているのですが、その投稿への反応も最初は恐る恐るというか、少なかったんですが、活用が進んできたことで「いいね」やコメントなども増えて、盛り上がるようになってきました。入江がこまめに返信をしていることも、活性化につながっているかもしれません。

また、ランチに関する情報や自分が興味のあることなどの、本当に何気ない投稿や些細な情報共有で活用のハードルを下げてくれるような人物も自然発生しました。どういう意図で、どんな文化にしたいかを繰り返し伝えたことで、目指している文化が「生まれる」環境になってきたのかなと思います。

 

「会社がホーム」という感覚 アプリが縮める社員同士の距離

-経営陣から現場の方まで一丸となってご利用いただいていることがよくわかりました。導入後どのような変化がありましたか?

石井:当初の課題として持っていた「普段離れている社員同士が気軽にコミュニケーションを取る」ということが実現できました。先にもお伝えしている通りですが活用が進むにつれて自発的に「何かしよう」という小さな組織が出来てきているのもうれしいですし、いい雰囲気づくりができているなと実感します。

また、デジタル(アプリ上)だけでなく実際に会社でのイベントを発信すると帰宅する前に本社に立ち寄ってくれる人も増えて、「会社がホーム」という感覚が従業員にも根付いてきているように思います。

あと、働くママさん社員からも非常に好評です。時短勤務などで時間の制約があって今までは業務上必要なこと以外あまり社内のことを知るきっかけがなかったのですが、アプリを使えば通勤途中や隙間時間にスマホでササっと仲間とのコミュニケーションが取れることが嬉しいという声もありました。

運営する側としてはデータの分析などから社員の会社への関心が高まっていることを可視化できるようになったので他の施策(イベントや社内コンペなど)を行うことへのモチベーションも高まりました。

-最後に今後の目標や目指す姿などあれば教えてください

石井:実は新型コロナウィルス感染拡大の影響でほとんどの社員がテレワークとなったタイミングで「BEST TEAM」の利用数が爆発的に伸びました。具体的には投稿数が通常の2倍、閲覧数は3倍に増えたのですが、在宅での勤務で孤独が募り、より一層つながりを求めていたのかなと思います。そんな時手軽に仲間同士のコミュニケーションが取れるアプリがあってよかったなと思いました。

こういったツールの力で働いているとき以外にも会社や仲間とのつながりが持てることで、個々のパフォーマンスが上がり、より良い会社になっていっていると感じています。

今後は各アプリの利用率をさらに上げたいと思っています。具体的には社員の8割がアクティブユーザーになってくれることを目指しているので、そのためにもといいますか、今後も色々アプリへの要望が出てくるかと思いますが、是非、弊社の声を改善の参考にしていただけますと幸いです笑

 

-鋭意努力させていただきます笑 本日はありがとうございました。

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