感謝や称賛のやりとりを通して、チーム力・心理的安全性を高め、職員の「いきるを支える。」環境を整える

社会医療法人石川記念会HITO病院
社会医療法人石川記念会HITO病院
業種
医療
従業員数
560名
URL
http://hito-medical.jp/

理事長 石川様 / CHRO、CXO 篠原様 / 人的資本経営推進室 上田 様

THANKS GIFTであれば、理念に基づく行動へ感謝や称賛を気軽に送り合える仕組みを構築できると感じ、導入を決定

-THANKS GIFTの導入を検討された背景を教えてください。

(石川様)組織理念の浸透や、職員同士の相互理解を深めることによるチーム力の強化、感謝や称賛を伝え合う仕組み作りなどを目的に、業務用のコミュニケーションツールではなく、カジュアルに活用できるツールを探していました。
課題解決に着手した背景としては、コロナ禍以降、急速に業務のオンライン化が進み、対面の接点や部活動といった交流の場が減少し、世代や職種の間に温度差が生まれたことがあります。
また、新入社員や中途で様々な職種の方が入職する環境において、「誰が何を頑張っているのか」が見えにくくなり、相互理解の不足を感じられるシーンが見受けられました。
そこで、理念に基づく行動へ感謝や称賛を気軽に送り合える仕組みが、組織の結束を強くするのではないかと考え、THANKS GIFTの導入を決定しました。

 

理念に紐づけたコインと社内掲示板を活用し、感謝や称賛の文化醸成に特化した、カジュアルにコミュニケーションを取るツールとして活用

-THANKS GIFTは院内でどのように活用されていますか。

(篠原様)THANKS GIFTの導入に際し、全職員にiPhoneを配布し、現場でも気軽に閲覧・反応できるような環境を整えました。
業務は、Microsoft系のチャットを活用し、THANKS GIFTは感謝や称賛の文化醸成に特化し、カジュアルにコミュニケーションを取るための運用を行っています。
理念に紐付けた4種類の「Valueコイン」を設計し、そのコインに該当する行動に対してサンクスカードを送れるようにした他、社内掲示板にて、ニュースや職員紹介、イベント情報などを月に20〜30件ほど投稿して、日常的に情報を共有する仕組みとして活用しています。

(上田様)THANKS GIFTの社内掲示板では、業務から離れた、人となりが伝わるような内容が反応率や数値が高いという傾向にあります。
また、これまで取り組んできた院内広報に関しても、THANKS GIFTの方が分かりやすく、多くの反響も得られています。

社会医療法人石川記念会HITO病院様で投稿された社内掲示板の一例。

 

自然と参加したくなるような運用を心がけ、返報性の法則で徐々に参加者を広げるスタンスで活用率アップに取り組んでいる

-THANKS GIFTを導入後の浸透や活用において、苦労されたことがあれば教えてください。

(篠原様)THANKS GIFTの導入に関しては大きな課題はなかったものの、実際に利用を開始してみて、いくつかの課題を感じています。
THANKS GIFTは、組織の変革のためのツールとして位置付けていますが、まだ発信した情報を全職員が閲覧するような状況には至っておらず、今後参加率を上げていくことや、掲示板の投稿の企画や作成工数の負荷軽減に取り組んでいきます。
また、サンクスカードのやり取りに、社内ポイントなどのインセンティブを付けておらず、どう価値を付与していこうか検討しているところです。

運用方針としては、活用を強制せずに、自然と参加したくなるような運用を心がけています。
DX推進の取り組みでは「伴走支援」を重視しており、THANKS GIFTの取り組みも、サンクスカードを送付する職員を増やし、返報性で広げていくというスタンスで徐々に院内に浸透させています。

 

普段業務で関わらない方ともコミュニケーションを取るためのツールとして、院内の繋がりを強固にする役割を担っている

-THANKS GIFT導入後の効果やメリットなどがあれば教えてください。

(篠原様)THANKS GIFTは、リアルで接することと、チャットで接することのちょうど間にあるコミュニケーションツールです。
普段一緒に業務をする人以外ともコミュニケーションを取るためのツールとして、THANKS GIFTが上手く機能しており、院内の繋がりを強固にする役割になっています。

(石川様)THANKS GIFTの良さは、気軽に参加しやすいことです。
業務以外の面での、他人の良さや人となりを知ることができ、相互理解を深める仕組みがあるため、院内全体の組織力強化にも繋がっています。

(上田様)採用活動は、入職→活躍→定着の一気通貫の体験設計が重要です。
THANKS GIFTを活用して徐々に発信する人も増えており、様々なカテゴリの社内の情報が集まるプラットフォームになりつつあります。
職員の方が、より活躍・定着してくださるためにも、THANKS GIFTを通して、社内の情報にアクセスしてもらうとともに、多くの方とコミュニケーションを取れるツールであるため、採用や人事施策でもより活用していくことを検討しています。

社会医療法人石川記念会HITO病院様で投稿されたサンクスカードの一例。

 

従業員の心理的安全性が高まり、業務にも良い効果が生まれるような運用を行っていきたい

-今後、THANKS GIFTを活用して実現されたいことなどがあれば教えてください。

(篠原様)THANKS GIFTを活用して、従業員の心理的安全性を高めることや、多くの方と繋がれることによって、業務のコラボレーションにも良い効果が生まれることを期待しています。
「選ばれる職場」「ここで働いて良かった」を形にするツールとして、今後も随時運用を見直しながら、THANKS GIFTを活用していきます。

(石川様)THANKS GIFTで他の人から感謝や称賛されることで、自身の発言や行動に自信を持つことができ、前向きに取り組めるのではないかと考えられます。
若手の人材も、誰かと繋がれることで、孤独感を感じづらく、業務にも良い影響が生まれるようTHANKS GIFTを活用してまいります。

-インタビューは以上です。本日は、インタビューにご対応いただきありがとうございました。THANKS GIFTにより価値を感じていただけるよう、今後ともサポートいたします。