現場スタッフ99%が利用!承認・賞賛文化が浸透。拠点同士・社員同士の交流が深まり、離職率が低下。

株式会社キョウトプラス
株式会社キョウトプラス
業種
一般貨物運送、貨物利用運送業
従業員数
200名

常務取締役 / 太田 様

-THANKSGIFT導入のきっかけを教えてください。

サンクスギフトのような離職防止やエンゲージメント向上に繋がるツールを検討していたのですか?

太田常務
はい。

もともと高収入を売りにしていた業界でしたが、最低賃金の値上げ等もあり、他業界と賃金の差が詰まりつつありました。これにより、金銭的メリットだけでなく、社員がなぜ「キョウトプラス」で働きたくなるかを言語化し、しっかりと浸透させていく必要があると感じておりました。加えて、社員同士がコミュニケーションを取る機会があまりないというのも課題に感じておりました。

 

最低賃金の上昇などにより他業種に対する優位性がなくなってきた。新規採用への注力だけでなく、やりがいを醸成し、定着率とエンゲージメントを向上させ、強い組織を作る必要性を感じていた。

-賃金を上げる以外に従業員のやりがいを醸成する為に必要な事は何がありましたか?

太田常務
一人ひとりの働きがいを高める事が必要だと感じていました。

当たり前ですが、従業員の賃金を無限に上げ続ける事は出来ません。
どうしたら非金銭的報酬で従業員のやりがいを醸成できるか真剣に考えてみました。
まず、自分が何故この業界を選んだかを振り返ってみたんですね。
昔の話ですが、引っ越し作業を丁寧に行えば、それに満足したお客様が頑張ったらお茶出してくれたり、ご飯食べさせてくれたり、そんなことが日常茶飯事でした。
つまり、人の生身の温かさに触れられることが、私の中ではやりがいの原点だったんですよね。

しかし、ECの発達により、ボタンひとつで次の日当たり前に物がとどくようになった事で、物流周りに対する「当たり前の基準」が高くなってしまい、昔と比較すると現場の職員がお客様から感謝をされるシーンが極端に減ってしまった。
だからこそ、少なくとも頑張っている社員に対し、「社員」から「感謝」を伝える機会を作ってあげたいと思いました。

 

従業員全員が使う始めてのデジタルツールとお聞きしましたが、従業員が使ってくれるか不安な部分はありませんでしたか?

太田常務

導入を決めた時は全社員が活用出来るとは思っていませんでした。スマホの操作に不慣れな年配社員も多いので、そこに対する不安もありました。しかし、実際に利用してみると、想像とは違った結果になりました。当社のログイン率は常に99%。ほとんどの社員が楽しくサンクスギフトを活用しており、自分が想像していたよりはるかに、みんな気になってるやん!使ってるという感想でした。

 

-拠点間同士でも交流がしっかり生まれるかという不安はありましたか?

太田常務

ありました。仕事で関わる事が無い他拠点の社員に対して興味を持つのか心配でしたが、やってみると意外とそうではなかったです。
想像以上に他拠点の社員の事を気にしており、また、知らない社員の事を知れるようになったのは嬉しいと言ってくれています。
例えば、当社は北海道にも福岡にも拠点があります。ほとんど日常で絡む事もなければ、会う事もありません。
しかし、サンクスギフトを活用し、飛び交うコインからその人のマイページに飛べば、人となりを知ることができます。私の目からみても社内の一体感は以前よりは格段に上がっていると思っています。
一方で課題も明確ではあります。ログイン率はクリアしていますが、コインの流通率が目標の60%に対して50%という現状です。ここを基準値に上げていく事が重要だと考えています。

 

 

一体感の醸成という部分で具体的に感じたエピソードはありますか?
太田常務

正直、他社との差別化ポイントは、給与くらいしか思いつかなかったんですね。
その風習を私自身変えたいと思って始めたツールです。
親睦会やBBQなどは今もやっていたりしますが、それだけでは日常的に継続して個々のやりがいを上げる仕組みにはならなかったんですよね。
なのでTHANKS GIFTはその一助になっていると思います。

先日、離職志願者がもう少し残って頑張ってみるというエピソードがあったんです。
その理由の一つにTHANKS GIFTの導入もありました。
中途で入社した女性の営業職だったのですが、業界未経験という事もあり本当にこの会社でやっていけるのかという不安があったようです。上司や人事含めてしっかり当人と会話した所、大変な事もあるけど、当社の承認・賞賛を高めていこうという姿勢は他社にはない文化だと思うのでもう少し頑張ってみると言ってくれました。

 

-では、最後に今後の展望についてお聞かせください

太田常務

AIやデジタルの技術が発達する事で、人でなければいけない仕事は限られてくると思います。我々の仕事はデジタルと人間が融合して、より効率よくお客様の求める要望にお答えする事が至上命題だと感じています。その為には当たり前ですが、この会社に任せて良かったと思われるような会社に成長しなければいけません。『従業員がやりがいを持って日々の仕事に誇りを持てるようにする』これを追求する事で業界内でいい意味で目立つ存在になれたらいいなと思っています。
業界の当たり前に迎合せず、ひとりでも多くの社員がイキイキと働ける環境に日々向き合っていきます。