「影のファインプレイ」を可視化し、従業員同士で感謝を伝え合う文化を醸成

株式会社伸幸ファインテクノ
株式会社伸幸ファインテクノ
業種
プラスチック射出成形金型設計・製造、プラスチック製品成形
従業員数
20名

鳥居 詳 様

感謝を可視化することで職場の連携を強化し、働きやすい環境を作たいという思いで導入を決定

-THANKS GIFTの導入を決めたきっかけや背景を教えてください。

鳥居様:弊社は、プラスチック射出成形金型の製造とプラスチック製品の成形をする会社です。
製造の工程ごとに分業して業務を行っており、自分の仕事に誇りを持って取り組む職人気質が強い一方で、他工程や他人の取り組みに関する関心が薄く、コミュニケーションを取ることが苦手な方が多くいました。
また、社内で「名もなき仕事」と呼ばれる、明確な担当が割り振られていない業務が見過ごされたり、自発的に行われる貢献に気付けないという課題がありました。

そこで、「感謝を可視化することで職場の連携を強化し、働きやすい環境を作れないか」と情報収集する中で発見したのが『THANKS GIFT』でした。
このツールを導入することによって、従業員同士の感謝の気持ちを形にし、普段見過ごされがちな「名もなき仕事」を評価する仕組みになるのではないかと考え、導入を決定しました。

従業員の9割以上が感謝を伝えること、他人に関心を持つことが文化として出来上がりつつある

-従業員の方に利用を浸透させていく上で苦労されたことがあれば教えてください。

鳥居様:従業員の方には職人気質の強い方もいるので、自社で感謝を伝え合うという取り組みが浸透するのか不安に感じることが多少なりともありましたが、月次のTHANKS GIFTへのログイン率は9割を超えており、積極的に利用されています。

「名もなき仕事」が見える化されることで、他の従業員が具体的にどのような仕事をしているかを理解できるようになり、「この仕事なら手伝える」という積極的な関与も生まれました。
THANKS GIFTは、「名もなき仕事」にコインを送るということで、活発にコインのやり取りが行われていましたが、徐々に「名もなき仕事」が減って、コイン(感謝のメッセージ)を送る行為が作業的になり、コインの流通が減少しつつ傾向にあるというのが現状の課題です。

-今後の活用としては、コインのやり取りを増やすことをルール化することや社内掲示板で従業員の相互理解を深めることに活用されてはいかがでしょうか。

鳥居様:昨年は製造業務が忙しかったこともあり、なかなかコインの送付枚数をルール化するということは難しかったのですが、より良い組織を作るために、様々な手法や取り組みについては今後検討したいです。

職場内で感謝を伝え合うことの文化が形成され、職場の雰囲気を良くするための基盤ができた

-THANKS GIFT導入後、どのような変化や効果がありましたか。

鳥居様:当社は元々離職率については他社と比較してもかなり低い数値であるため、離職率の数値については変化がありませんでした。
ただ、THANKS GIFTの導入により、職場内で感謝を伝え合う機会が大幅に増加しました。
前は見過ごされがちだった「名もなき仕事」や日常の小さなサポートに対して、具体的に感謝を伝えられる仕組みが整備されたことで、従業員一人ひとりが自分の貢献を感謝の言葉という形で認識できるようになりました。
THANKS GIFTを通じて形成された感謝を送る文化は、一過性のものではなく、持続的に職場の雰囲気を良くするための基盤となっています。

今後は部署間のコミュニケーションを取りやすい環境構築を強化していきたい

-THANKS GIFTで今後さらに強化していきたいことを教えてください。

鳥居様:THANKS GIFTを利用することによって、同じ部署の中でのコミュニケーションは取りやすい一方で、部署間のコミュニケーションが不足していることが可視化されました。
今後の組織作りにおける課題が見つかり、今後は部署間のコミュニケーションの活性化の課題解決に取り組んでいきたいと考えています。

-鳥居様インタビューにご対応いただきありがとうございました。さらにTHANKS GIFT導入による効果を感じていただけるよう、今後もサポートさせていただきます。