シフトや店舗を超えた「顔が見える感謝のやりとり」で、コミュニケーション活性化・エンゲージメント向上に繋がる仕組みを構築できた

本社管理部 部長代理 大鹿 様 / ボウリング事業部取締役 小山 様
交代制の勤務と他店舗展開しているゆえの、対面で直接コミュニケーションが取れないことに課題を感じていた
-THANKS GIFTの導入前の課題を教えてください。
昼夜にわたる交代制での勤務と多店舗展開という業態特性から、従業員同士のコミュニケーション不足が課題としてありました。
昼番と夜番のスタッフが顔を合わせる機会はごくわずかで、引き継ぎはメモで行われることが多く、その結果、「これは昼番の人がやるべきではないか」「夜の人が対応するべきではないか」といった小さな認識のズレが日常的に発生していました。
また、本社と各事業所、さらには事業所同士の間でも、オンラインでの連絡こそあれど、顔の見えないやり取りが中心で、相手の温度感や状況が伝わりにくいという課題もありました。
課題解決のために、まずは福利厚生の充実や外部サービスの利用、給与ベースアップといった施策を実施しました。
ただ、こうした施策は次第に「当たり前」と受け止められるようになり、特別感や浸透度が薄れていきました。
さらに、制度の周知を目的にメール配信や掲示物、チラシの掲示も行いましたが、情報は各店舗のマネージャーを経由するため、多忙な現場では優先度が下がってしまうことも多く、掲示物も日常風景の一部となってしまい、注目を集めることは難しい状況でした。
年配の従業員でも直感的に使える操作性と、企業理念の浸透に寄与する仕組みが導入の決め手となり、スモールスタートで導入を決定
– 導入の決め手となったポイントがあれば教えてください。
「情報や感謝のメッセージを、日常の動線の中で自然に届けられる方法はないか」と模索する中、DCホールディングスから紹介されたのがTHANKS GIFTでした。
年配の従業員でも直感的に使える操作性と、企業理念の浸透に寄与する仕組みが、導入の決め手となりました。
ただ、費用対効果がすぐに数値で見えづらい点から、役員への説明には苦労しました。
最終的には、名古屋店と半田店の2店舗でABテストを行う形で、スモールスタートを切ることになりました。
実際に、THANKS GIFTの社内掲示板に投稿されたニュース。
テスト導入の反響は好調。「顔が見える感謝のやりとり」が増加し、職場の人間関係が良くなっている
-まずABテストで2店舗にTHANKS GIFTをご利用いただきましたが、その反響はいかがでしたか。
ABテストを実施した結果、両店舗でポジティブな利用状況が見られました。
名古屋店では、新任のセンターマネージャーがスタッフ一人ひとりの顔や人柄を把握しきれていないことに課題を感じており、ツールを積極的に活用して、相互理解を深めています。
アシスタントマネージャーや主婦層も好意的に利用を行い、スムーズに浸透しました。
半田店においては、THANKS GIFT導入後、プロジェクト担当に任命された正社員の清水さんが中心的に啓蒙活動を行い、キーパーソンのアルバイトや主婦層にも広がり、活用が進みました。
THANKS GIFT導入後は、昼夜の勤務形態や店舗を越えて「顔が見える感謝のやりとり」が増加し、職場の人間関係にポジティブな変化が生まれています。
THANKS GIFT内でやり取りされたサンクスカードの一例。
勤務形態や出勤頻度に関係なく、全員が利用しやすい仕組みを整え、従業員エンゲージメントを向上させていきたい
-今後、THANKS GIFTを活用して実現されたいことなどがあれば教えてください。
利用状況を分析すると、勤務時間が長いスタッフほど利用されやすく、出勤頻度の低いスタッフは疎外感を抱きやすい傾向が見えてきました。
特にアルバイトや若手スタッフは「自分が使ってよいのか」「相手からどう思われるのか」といった心理的なハードルを抱えやすいことも明らかになっています。
今後は、THANKS GIFTのサーベイ機能を活用して実態把握を進めつつ、出勤頻度が少ないスタッフへの感謝を意識的に届けたり、本部から理念共有や模範メッセージを発信したりすることで、誰もが安心してTHANKS GIFTを利用できる環境づくりを目指します。
勤務形態や出勤頻度に関わらず、全員が利用しやすい仕組みを整えることで、組織全体のエンゲージメント向上に繋げていきます。