トップダウンから共創へ。社員の「ありがとう」によって行動指針を浸透させ、会社を変革していきたい

佐藤薬品工業株式会社(愛称:さとやく)
佐藤薬品工業株式会社(愛称:さとやく)
業種
医薬品の製造販売及び健康食品等の企画販売
従業員数
725名

代表取締役社長 佐藤 雅大様 / 製造部 上田 和哉 様

代表交代を機に「頑張っても報われない」空気感を変え、昔から受け継いできた感謝の精神を組織の文化にすべく導入を決定

-THANKS GIFTの導入を検討された背景を教えてください。

(佐藤様)3年前に社長交代をし、先代からバトンを受け継いだ際に感じたのが「業務は忙しいけれども、やりがいを感じにくい」という社員の空気感でした。

以前は、売上や納期が優先されてきたことから、頑張っても頑張らなくても特に評価が変わらない。また、社員の間ではどうせ何を言っても聞いてくれないという諦めの雰囲気がありました。

そこで、昨年からまず組織の声を可視化するために、エンゲージメントサーベイを導入したところ、トータルリワードが低く、仕事への熱量が低いことや昇進意欲が低いこと、働いても報われない感があるなどの課題を把握することができました。

 

– 可視化された課題を解決するために様々な施策を検討される中で、THANKS GIFT導入の決め手を教えてください。

(佐藤様)社長交代と同時に、少しずつ手を入れたのは、経営理念や行動指針の再構築です。

今年の4月には、従来からの社是とビジョン2030、そして年度方針に加えて、初めてさとやくWAYを策定しました。その行動指針の中に、私たちが大切にする価値観「4つの心(誠実な心、挑戦する心、後人考動の心、感謝報恩の心)」も共有しました。

昔から受け継いできた感謝報恩の精神を大切にし、日常的に感謝を伝える習慣を作ること、さとやくWAYを社員の皆さんに浸透させることを目的にTHANKS GIFTの導入を決定しました。

 

ログイン率に課題はまだあるものの、社内掲示板の積極的な活用もあり、徐々に組織に浸透している

-THANKS GIFTを導入後の社内への浸透において、苦労されたことがあれば教えてください。

(上田様)THANKS GIFTの導入に関して、抵抗を示す声もあり、まだ一度もログインをしていないという方もいらっしゃいますので、社員に浸透させるよう取り組んでいる最中です。
特に年配の方は、デジタルのツールに慣れていないためか、ログイン率が低い傾向にあり、運用における課題の1つとなっています。

ログイン率を上げる施策としては、これまでオフィス掲示板に掲示していたお知らせを、THANKS GIFTの掲示板機能に情報を集約するなど、全員が日常的に閲覧・活用するツールを目指した運用を行っています。
社内掲示板は1日1投稿以上のペースでアップされており、活性化しつつあります。

 

 

「ありがとう」の言葉の温度感に人を動かすことを実感。従業員同士のより良い関係性作りに期待している

-THANKS GIFT導入後の定量的な効果やメリットなどがあれば教えてください。

(佐藤様)THANKS GIFTの本格的な運用を開始してから2ヶ月ほど経過したばかりですが、社員の反応は概ね好感触です。これまで、メッセージアプリのようなツールで社員同士が感謝を伝え合う文化は、無かったのですが、やってみると「ありがとう」の言葉の温度感は人を動かすんだな、と改めて思いました。

感謝の言葉は、何に感謝をしているのかまで丁寧に言葉にして贈ることで、関係性はさらに深まると思っています。

 

感謝を伝え合う文化を「人と社会に貢献するヘルスケアカンパニー」を目指す組織の土台にしていきたい

-今後、THANKS GIFTを活用して実現されたいことなどがあれば教えてください。

(佐藤様)しっかりとTHANKS GIFTを活用して、感謝を伝えることが当たり前であるという文化を醸成させていきたいです。なぜなら、感謝の気持ちが生まれると恩返しの気持ちも芽生えてくるからです。感謝を伝える行為や恩返しの気持ちが、組織全体の信頼、エンゲージメントやエンパワーメントを高め、最終的に、我々が目指す「人と社会に貢献するヘルスケアカンパニー」の土台になると信じています。THANKS GIFTのサポートの方にも定期的に伴走してもらいながら、一緒に課題解決のお手伝いをしてもらえますと非常にありがたいです。

 

-インタビューにご対応いただきありがとうございました。さらにサービスの価値を感じていただけるよう、今後もサポートいたします。