700名を超えて生じた店舗間の溝を理念に基づいた感謝のコミュニケーションで解消、強固なカルチャーづくりを実現。

株式会社サング
株式会社サング
業種
飲食店の経営
従業員数
720名

代表取締役 / 房 齊 様,プロジェクトメンバーの皆 様

「焼肉うしごろ」「うしごろエス」「うしごろバンビーナ」「うしごろ貫」など運営する株式会社サング。今回はTHANKS GIFTの導入に至った背景と導入してからの効果などについて房 齊代表にお伺いしました。

拡大し生じた店舗・部署間のコミュニケーションの希薄化を改善するために導入

-THANKSGIFT導入のきっかけを教えてください。
こういった離職防止やエンゲージメント向上に繋がるツールを検討していたのですか?

房社長:

やはり企業成長の中で少しずつ社内のコミュニケーションが希薄化したのがきっかけです。社内の大きな組織課題として危惧していました。

店舗数が20店舗を超えてきて、リアルなコミュニケーションだけでは、なかなかカバー出来ない部分ができてきたので、そういった観点でツールを探し始めていました。

-離職の課題を解決するためには、1on1やアナログな方法もあると思うのですが、
最初からITツールの導入を検討していたのですか?

1on1やアナログなコミュニケーションを増やす機会は増やしていたものの、やはり、コミュニケーションの量が離職率に直結するなと感じていました。

弊社も最近では店舗ミーティングであったり、1on1の評価関連の面談であったり、リアルなコミュニケーションが増えてきてはいたんですが、どうしても業務的な内容に特化されてしまうので、もう少しカジュアルな感謝を伝えたり、承認賞賛をしたり、そんなコミュニケーションの取り方を特にアルバイトや一般社員層向けにはより頻度高く行っていきたいと思っていました。
なので感謝のコミュニケーションという観点で様々なツールの中からTHANKS GIFTの導入を決定しました。

-コミュニケーションツールを社内で使うのは初めてでしたか?

いえ。弊社では以前からLINEWORKSというコミュニケーションツールを使っていました。

ただ、弊社の使い方としてはどちらかと言うと、業務の連絡メインで使用していたので、なかなかアルバイトのスタッフが気軽に使えるようなツールではなかったんです。

そのような中で色々ツールを調べていた際に一番手軽に使いやすく、コミュニケーションが活性化されるようなツールだなと感じたのがTHANKS GIFTでした。   

見やすさ・使いやすさ、人材データを数値化できる「タレントファイル」に魅力を感じ導入に至る。

-様々ツールから最終的にTHANKS GIFTを選んだ理由はなんですか?

一番は見やすさと使いやすさです。

弊社は現在アルバイト含める700名くらい従業員がいるので、手間がかかったり、使いづらいと浸透しないと思ったので、感覚的にコインを気軽に送れるところが1つの基準にはなりました。
もう一つ経営層としては「タレントファイル」が組織のマネジメントに生かせるかなと感じました。

※メンバー同士・経営層からメンバーへの実際のコイン画面

あとは最終的に導入に際し二社比較していて、自分たちの行動指針に合わせてオリジナルのコインも作れたり、アルバイトスタッフもカジュアルに使いやすいなと感じました。

また私たち経営層もそうですが、より現場に近いマネジメントのメンバー(店長)などが離職だったり、組織の人間関係の問題だったりをリアルタイムで把握できるというのは非常に魅力的に感じたので、最終的には現場と話し合い導入を決定しました。

※広報・日報を共有している社内報の画面

-THANKSGIFTの独自性や他サービスでは得られない価値はどこだと思いますか?

店舗ビジネスをしている私たちは、アルバイト層向けに社内の雰囲気や居心地の良さだったりを作っていくのに非常に必要なツールであると思ってます。

ただ一方で、組織の居心地だけだと、なかなか経営サイドとしては、意思決定しきれないので、人事課題をよりしっかり抽出して改善に向けていくタレントファイルの仕組みがあることは魅力的でした。

アルバイトや若手への楽しさや働きやすさを作っていきながら組織改善・離職防止を行っていく、この両面で会社を良くしていけるのがTHANKS GIFTの独自性としての強みかなと感じています。

※人材データを分析・一元管理する「タレントファイル」のサンプル画面

-導入前に懸念点や心配事はありましたか?

実際に、THANKS GIFT自体の使いやすさ・導入後の浸透などは気にならなかったのですが、以前は感謝を贈ることでインセンティブを稼げるということには、少しだけネガティブに感じていたこともありました。どうしてもコイン(サンクスカード)を送った分だけでインセンティブを稼げてしまうという印象が強かったので、実は過去に導入を一度見送った経緯もあります。

今回いろいろ打ち合わせをより重ねて、THANKS GIFTの社員さんとも話し、インセンティブは目的の達成において必ず付与する必要はないと説明いただきました。
また導入後の運用の仕方も色々とご提案いただいたので、そこで懸念はしっかりと払しょくすることができました。

現場と経営とのコミュニケーション活性化、日々のライトなやり取りの中に理念を落とし込むことでカルチャーづくりを実現

-THANKSGIFT導入後の実際の成果はありましたか?

弊社は、店舗型ビジネスなので、日頃、他店舗・他部署のメンバーと顔合わせや交流すらないので、名前も顔も知らない状況がどうしても生まれていました。
それが、THANKS GIFTの導入によって社内の交流、アルバイトスタッフの貢献、日々の仕事で考えてることだったり、そういったものがより見える化したのと良い行動に対して私たち経営層がアクション、コミュニケーション取れるというのが大きなメリットかなと思っています。

あとはアルバイトや若手社員からすると、「経営層が何を考えてるのか分からない」というのが企業成長の中で大きくなっていました。
それが今回の導入で、会社が大切にしていることや目指しているビジョンがより社内で共有できるようになりました。
導入前は1ヶ月とか3ヶ月に一回、スパンを空けてしか共有できなかったのですが日々ライトなコミュニケーションで共有ができるので、非常に利用価値があるなと考えてます。

※THANKS GIFTのミーティングの様子

-具体的に定着率が改善したなど数値で変化はありますか?

社内のモチベーションや人間関係など数字では表現できない部分が大きく向上してるかなと感じています。
例えば弊社では毎日各店舗のスタッフから日報を送ってもらうんですが、その日の業績売上はもちろん、数字だけではなくて、お店でどういうことが起きて、どういうアクションを起こしたみたいなこと等、お店であった良かったこと悪かったことみたいなものを共有してもらってるんです。
その内容がかなり会社の理念に紐づいた内容に変わってきてるなっていうのは、ここ数か月で特に感じていることですね。
あとは今20数店舗あって、お店に足を運べる機会って少ないんですけど、時々お店に足を運んだ時に会話のきっかけがこのTHANKS GIFTになっていたり、お店のスタッフから僕の方に歩み寄ってくれることがTHANKS GIFTを導入してから増えたかなと思っています。

-THANKS GIFTの浸透に独自で取り組んだことはありますか?

まずは毎月、店長会議で、THANKS GIFTを導入した重要性や目的を繰り返し店長たちに伝えています。さらに前月の利用状況の振り返りはしっかり定量的にも共有しています。
どうしてもアルバイトや一般社員が盛り上げようとしても、お店のリーダー(店長)がそこに対して積極的でないと、なかなか浸透が進まないかなと思ってるので、店長や幹部のメンバーからまず落とし込んでいくというのは大事にしています。
あとはTHANKS GIFTコインの贈呈獲得数が多かったメンバーとは僕が食事会を開いているので、そういった中でTHANKS GIFTの利用価値だったり、現状の課題感を共有してもらうような場を設けています。

-色々とざっくばらんに教えて頂きました。ありがとうございました。
引き続きよろしくお願いいたします。