採用難の市況によって人材定着の重要度が向上。THANKS GIFTで、職員が定着できる環境と仕組みを作る
- 業種
- 内科、外科、小児科、整形外科、消化器科、循環器科、呼吸器科、泌尿器科、リハビリテーション科、形成外科、放射線科、脳神経外科・心臓血管外科、胃腸科、肛門科
- 従業員数
- 420名
理事長 吉武 孝敏 様/病院長 小出 優史 様/事務長 福井 洋一郎 様
職員同士の繋がりを深めることで組織に愛着を。人材定着を目的にTHANKS GIFTを導入
-THANKS GIFT導入のきっかけを教えてください。
(小出様)THANKS GIFTを導入した理由は、「離職対策」と「採用難易度の向上」です。
病院全体で看護師不足や全体的に人員の定着に課題があり、離職対策に力を入れる必要がありました。
近年のコロナ禍では、社員食堂での食事が黙食になりコミュニケーション量が減ったこと、マスク着用での会話であるため相手の素顔が見えないことなど、相互理解を深める上での課題がありました。
また、職場の場所の関係上、車で通勤する人も多く、飲み会などのイベントの開催が難しいため、仕事以外のコミュニケーションの機会があまりありませんでした。
そこで、前の病院で働いていた時代に看護師さん達がサンクスカードを送っていたことを思い出し、ネットで色々調べていく中でサンクスカードをデジタルで利用できるサービスがあることを知りました。
サンクスカードのコミュニケーションを通じて、職員同士の繋がりを深めることで離職を防ぎたいというのが1つ目の理由です。
病院がある長崎市は、人口流出が全国でもトップクラスに高く、特に若い働き手がどんどん県外に流出しています。
それは医療業界も例外ではなく、求人を出してもなかなか応募が無く、人材確保に苦慮しています。なかなか採用ができないからこそ、今いる職員を大事にし、定着してもらう必要性が高まっていることが2つ目の理由です。
これら2つの理由から、ネットで様々な情報やツールを調べた結果、THANKS GIFTの導入を理事長らにお願いし、承認してもらったというのが導入の背景です。
THANKS GIFTであれば、メールアドレスを持たない職員への一斉の情報共有が可能に
-THANKS GIFT以外のツールもある中で、THANKS GIFTを選定された理由を教えてください。
(福井様)理念の浸透、離職防止、長崎市全体の人口流出、職員のメンタルケアというキーワードにTHANKS GIFTが一番当てはまったというのが理由です。
会社全体での組織作りと個人単位での離職の予兆の確認とケアが必要であったため、それらをTHANKS GIFTであれば解決できそうというのが他のツールよりもイメージできました。
(小出様)職員への理念浸透という観点では、職員全員がメールアドレスを持っている訳ではないため、全員に一斉に情報を届けられるのは年1〜2回の全体集会くらいでした。
THANKS GIFTは、Webブラウザとアプリからと両方からアクセスできるため、全ての職員が利用できます。
これまでは、部門長会議での伝達事項を職員に伝えてもらう方法を取っていましたが、直接情報を届ける手段として、THANKS GIFTのWeb掲示板機能を活用できそうというのも大きかったです。
また、サンクスカードをやり取りするだけでなく、そのやり取りに社内ポイントを付与することで、職員のインセンティブになることが面白い仕組みだと感じました。
掲示板の中で自然発生的な花壇の会などが生まれていて、コミュニケーション促進に繋がっていると感じています。
離職の本音は正確には分からないからこそ、異常や不調に早く気づける仕組みを作りたい
-職員の方の離職は、どういった理由が多いのでしょうか。
(小出様)職員にアンケートを取ってみると、「業務が忙しい」「労働条件が良くない」「休みが少ない」「ライフワークバランスに問題がある」といった答えが多かったです。
(吉武様)ただ、表に出てくる意見が本音であるかは分かりません。
もしかすると他にも正直には言えない不満や悩みがあるのかもしれません。
理事長や病院長に退職の相談に来るタイミングでは、退職の意思は既に結構固くなってます。
そうなると引き止めは難しいため、離職を考える早い段階で課題やアラートが分かると良いですね。
THANKS GIFTを起点に、職員が定着できる環境や仕組みを作りたい
-今後、THANKS GIFTを活用いただく上で、期待されることについて教えてください。
(福井様)一番は、組織内で発生した問題に対してのサポートです。
THANKS GIFTを活用して、コミュニケーションの状況を可視化するだけでなく、上手く活用していない職員をフォローしたいと考えています。
御社にも何か問題が発生した際に具体的な方法を含めて今後もサポートしてもらえると助かります。
また、部門ごとにサンクスカードの活用度合いについてもよく見ていきたいです。
忙しい部門であっても感謝の声掛けは行われているのか、部門によって違いはあるのかなど、どのような違いがあるのかを確認したいと思います。
理想としては、同じ職種同士だけでなく、看護師と医師など職種を越えたコミュニケーションが沢山発生することを期待しています。
(吉武様)採用が難しくなっている中で離職が多く発生してしまうと、今維持できている病床数を維持できなくなってしまいます。病床数が維持できなくなると経営にも影響を与えるため、非常に重要な課題です。
離職が表面化してから対応するのでなく、離職の予兆や職員の不調をコンディションアラート機能などで検知し、早期に対応することで職員が働きやすい環境を整えていきたいです。
何度も打ち合わせを重ねてTHANKS GIFTの導入を決定したので、導入したからにはしっかりと使いこなしていきます。