「力で従わせる」昭和のマネジメントから、「力を合わせる」令和のマネジメントへ。感謝とありがとうが自然とあふれるチームを作る

株式会社松屋
株式会社松屋
業種
飲食業
従業員数
グループ社員120名 アルバイト・パート400名

代表取締役 / 松山 知弘 様

『「世界No.1のありがとう」にあふれている会社』の経営理念を実現する上で、日常的な行動を通して、社内に浸透させるインフラになる可能性を感じ、THANKS GIFTの導入を決定

-THANKS GIFTの導入社数が30社ほどの初期に、THANKS GIFTを導入いただきました。導入を検討された背景について教えてください。

月刊食堂という業界誌を見ている際に、THANKS GIFTが取り上げられている記事を発見し、『「世界No.1のありがとう」にあふれている会社』という経営理念を実現するにあたって、これはまさに経営理念を実現するためのツールだと直感し、THANKS GIFTの担当の方に連絡をしたのが、導入の検討を開始したきっかけです。

一度きりの人生の中で、仕事を行う時間が占める割合は大きいです。
だからこそ、スタッフには、この会社で働いて良かったと思っていただきたいですし、お店に来てくださったお客様には、当社を選んでくださったことに感謝し、全力でおもてなしをしたいです。
そういった行動を行える組織を作るためには、「ありがとう」の気持ちを持つことが非常に大事です。
「ありがとう」を送ることがデジタル化され、誰でもすぐに使えるツールということは、非常に魅力的でした。

 

-THANKS GIFTの導入を決定した理由やポイントがあれば、教えてください。

経営理念は掲げるだけでは意味がありません。
実際に現場で働く人たちにまで伝わって初めて、企業文化になります。
ですが、経営理念は抽象的であるため、なかなか理解することも浸透させることも難しいです。
ただ、THANKS GIFTであれば、「ありがとう」というシンプルで日常的な行動に置き換えて、浸透させるインフラになると感じられたことが、導入の大きな決め手になりました。

 

ありがとうを強制されることに反対の声もあったが、感謝を伝える努力を行い、習慣化させることがありがとうを伝える文化の醸成に繋がっている

-THANKS GIFTを導入後の社内への浸透において、苦労されたことがあれば教えてください。

THANKS GIFTを導入するにあたって、「ありがとうを強制されるのは違和感がある」「直接言うほうが本質的だ」という声も一定数ありました。
実際に社内では、正社員のみですが、月60個以上(1⽇平均3個程度)、サンクスコインを送ることがルールとして定められていますが、それを「やらされ感」と捉える社員もいないわけではないです。
ただ、誰かが始めなければこういったものは定着しません。そして、習慣化こそが⽂化を作ります。では、誰から始めるのか?と言われれば、やはりリーダーからです。つまり会社としては社長、店であれば店長です。社員からは「ありがとうコインを送っても返ってこない」という嘆きの声も時々あがってきたりしますが、返ってこなくたっていいのです。自分がありがとうコインを送られたら、皆やっぱり嬉しいわけです。社長の私だって社員やアルバイトスタッフからコインをもらったら、とっても嬉しい。
「自分が嬉しいと思うことを相手にしてあげよう!」というのが私たちの経営理念なわけですから、やっぱりリーダーたる我々社員たちが、店の中で感謝を伝え合う習慣のスタートを創っていく必要があると思っています。たとえ、返ってこなかったとしても、必ず読まれて喜ばれているわけですから、送ってあげる。でも、実際に面白いことに、そうやって送る習慣を継続している店長や社員のお店は、社員以外のスタッフのありがとうコインの数も多くなっていくんですよ。店の雰囲気も良くなっていく。
感謝の表現をすることが苦⼿な⼈に対しても、まずは感謝の視点を持ち、周りのスタッフの良いところを⾒つけて、伝える努⼒を継続してしていくことが、組織としても当⼈の幸せにしても、本当に⼤事だと考えています。

画像は、実際に贈られているコインと従業員様からの掲示板投稿の様子

 

従業員全員が「ありがとう」を大事にしている会社と即答できるくらいに、社内に対しても、お客様に対しても感謝を伝える文化ができている

-THANKS GIFT導入後の定量的な効果やメリットなどがあれば教えてください。

THANKS GIFTの導入から8年が経過し、社内に対しても、お客様に対しても感謝をする文化は確実に社内に根付きつつあります。
社員に「当社が一番大事にしている価値観は?」と尋ねれば、おそらく全員が「ありがとう」と即答できるくらいにまで浸透しています。

また、採用ページ内に、THANKS GIFTを活用することへの想いや、オリジナルコイン一覧、サンクスカードや社内掲示板への投稿の写真などを紹介しています。
求職者の方に「感謝を重視する会社」であることを実例を見て、理解してもらった上で、選考を受けていただきたいという意図で掲載しています。

掲載ページURL:https://matsuya-recruit.com/sns/ 

 

「黙って言うことを聞け」の昭和のマネジメントから、「⼀緒に働きたいと思ってもらう」令和時代に求められるマネジメントに変わる中、感謝することの重要性は⾼まっている

-店舗経営を行う中で、管理職や店長に求められるマネジメントやリーダーシップ像に変化はあるのでしょうか。

現在は、少⼦⾼齢化に伴い、どんどん若い⽅が少なくなっています。 昔であれば、「やる気があって、俺の言うことを聞くのであれば、シフトに入れてあげてもいいよ」という上から目線のマネジメントでも通用しました。しかしながら、現在は、店舗の雰囲気が良く、やりがいがあり、そのお店で働く意味があるのかどうかを問われる時代です。働き手にとって魅力がある職場でなければ、選ばれないのです。
結果として、昔ながらの、「だまって俺の言うことを聞け」というオラオラ型のリーダーよりも、「その店⻑と⼀緒に働きたい」、「その店舗で働くことが楽しい」と思ってもらえることができる人格型のリーダーの⽅が⼈が付いていっています。 店⻑や管理職に求められるリーダーシップの在り⽅が変わってきていて、店舗のメンバーに真摯に向き合って、素直に感謝を伝えられるリーダーの方が成果を出す傾向に変わってきています。

画像は、実際に利用されているコインの一覧

 

『「世界No.1のありがとう」にあふれている会社』の経営理念を実現するべく、THANKS GIFTを活用し、社内にもお客様にも「ありがとう」が自然とあふれる職場を作っていく

-今後、THANKS GIFTを活用して実現されたいことなどがあれば教えてください。

現在では年間約24万件の「ありがとう」が送られており、累計では200万件を突破しています。
今後も『「世界No.1のありがとう」にあふれている会社』の経営理念を実現するために、ありがとうを最上位においた組織づくりに力を入れていきます。
ありがとうを言葉にすることは、自分の中の感謝に気づくことです。
自分がされて嬉しいことを、周囲にしてあげようと思う気持ちこそが、会社を育てる原動力になります
引き続き、THANKS GIFTを活用し、社内にもお客様にも「ありがとう」が自然と溢れる職場を作っていきます。