THANKS GIFT導入後に離職率が大幅に減少、人が軸の事業だからこそ組織作りに力を入れる

株式会社メディカルアーツ
株式会社メディカルアーツ
業種
鍼灸整体整骨院・児童福祉施設・介護施設の運営
従業員数
(2024年4月 現在)180名

代表取締役社長 今井 英弥 様 / SVT 平田 恭宏 様

定着率とチームワークを高めるためにTHANKS GIFTの導入を決定

-THANKS GIFTの導入を決めたきっかけや背景を教えてください

今井様:弊社は、鍼灸整体整骨院や児童福祉施設・介護施設を運営する会社ですので、従業員の方がいなければ事業が成り立たないビジネスです。
そのため人材の定着はもちろん、チームワークを高めることによる生産性向上がとても重要です。
当時は、人材の定着率とチームワークを高める仕組みやサービスがないか探していたところ、同業の会社の代表の方からTHANKS GIFTを勧められて、THANKS GIFTの存在を知りました。

ありがとうカードを紙で運用するなど、自分たちでアナログでやれることはないかを考えましたが、心理的な障壁を下げて気軽に使ってもらうためには、専用のツールを利用するのが一番良いと思い、THANKS GIFTの導入を決定しました。

-導入にあたっての迷いや懸念が様々あったかと思いますが、最終的に導入を決めたポイントを教えてください

今井様:正直なところ、導入して効果があるかは半信半疑でしたので、スタッフが活用してくれるかをまず検証してみようということで試験的に利用を開始しました。
THANKS GIFTの営業担当からは、従業員サーベイで組織や個人の状況をモニタリングできるという話を聞いていたので、ありがとうカード以外の機能にも使い勝手の良さを感じた点が導入の後押しとなりました。

メディカルアーツ様でご利用いただいている社内掲示板での投稿

導入時の説明会と朝礼時の「承認タイム」で活用が浸透

-従業員の方に運用を浸透させていく上で工夫されたことを教えてください

平田様:SNSに慣れた若い世代もいれば高齢の方もいるので、導入初期は本当に使えるのかといった声やデジタルへの抵抗感を示すような反応もありました。
ただ、従業員の方は、感謝や賞賛を互いに伝え合うことの大事さについては理解してもらっていたので、目的や意義については理解してもらいやすかったです。
THANKS GIFTのサポート担当の人からは、感謝を伝え合うことの重要性やTHANKS GIFTの操作方法を紹介するセミナーを開催してもらい、そこから一気に活用度が大きく上がった印象があります。

また、以前から社内の朝礼時に「承認タイム」という感謝を伝え合う時間を設けていましたが、その時間をTHANKS GIFTを活用してありがとうコインを送り合う時間に置き換えました。
毎朝朝礼時に1枚は他の人に感謝を伝えることを徹底することで会社の文化として浸透してきました。
また、代表の今井が社内研修やイベントの度に感謝や賞賛を伝えることの重要さについて発信しているため、トップからの声掛けも社内に浸透する大きな後押しになりました。

-貴社は業態や店舗も様々あるため、全社を巻き込むのは大変だったと思うのですが、その点はどう工夫されたのでしょうか

平田様:私の他にもう1名、ES(社員満足度)向上に取り組むメンバーがおり、2人で各店舗の所属長にTHANKS GIFTを活用する目的や活用方法を伝えて、その情報を店舗の従業員に所属長から伝えてもらいました。
縦と横の情報伝達については普段から仕組み化できているため、そこまで大きな苦労はありませんでした。

メディカルアーツ様でやりとりされたありがとうカードの事例

組織拡大に伴って見えにくくなった社員の本音をサーベイで抽出して活用

-人材データを可視化するタレントファイルの機能も活用いただいていますが、活用を始めたきっかけや思いを教えてください

今井様:店舗が増えて組織が大きくなればなるほど、直接関われる人が限られて、社員の方がどう感じているのかが分からなくなります。
現場の状況や状態が見えなくなる中で、どうすれば本音や思っていることが見えるようになるのかという悩みをタレントファイルのサーベイは解決してくれています。
タレントファイルのサーベイには、月に1回数問単位のサーベイと四半期に1回の内容の濃いサーベイの両方があるので、とても使い勝手が良いです。
定着率を上げるために、スタッフの状態を把握し、先手を打って未然に離職を防ぐということをずっとやりたかったので助かっています。
過去のサーベイの結果を見ると、スコアが低い人が離職に繋がっていたり、店舗全体のスコアが業績にも関係があることを実感しました。
これからさらにデータを元にした個人のフォローや組織全体の改善を行っていきたいです。

サーベイのデータを元に面談を実施、退職慰留に繋がったケースも発生

-サーベイのデータを活用して退職の引き留めに繋がったケースなどはあったのでしょうか

今井様:弊社の事業は、人がいないとできない事業ですので、できる限り長く働き続けていただきたいというのが一番の思いです。
そのため、サーベイのスコアが低い人には抱えている課題を解消するために面談の案内をしています。
面談の内容は、目標設定・離職防止・モチベーションアップなど、その従業員の方の課題に合わせてパターンを変えて実施しています。

平田様:ある所属長クラスの方が仕事の忙しさや不安感からサーベイのスコアが低い状態が続いていることに早期に気付いたため、早めに対処して状況を改善し、今でも働き続けていただいてるようなケースもあります。
サーベイの回答が基準としている点数より低くなると面談を案内するなど早期に動くようにしています。

THANKS GIFTと他の施策の効果で離職率は10ポイントほど減少

-THANKS GIFT導入後はどのような変化や効果がありましたか

今井様:THANKS GIFT以外の施策の影響や組織状態など様々な要素がありますが、離職率はTHANKS GIFT導入後から徐々に下がってきており、一番高いときから10%程度下がりました。
THANKS GIFTで感謝を送り合っていたり、他の社員の顔が見えることも会社の良い社風を作ることに繋がっています。

-リファラル採用の取り組み状況はいかがですか

今井様:リファラル採用自体はたまに発生はしていますが、毎月発生しているわけではありません。
制度自体はあるものの、あまり発信をしていないため、従業員からすると積極的に紹介しようという思いになっていないと思います。
リファラル採用はまだまだ少ないので、これから力を入れていかないといけないと感じています。

定着率とエンゲージメントを向上させ、リファラル採用にも活かしていきたい

-THANKS GIFTで今後さらに強化していきたいことを教えてください

今井様:さらにTHANKS GIFT活用を深めていって、定着率やエンゲージメントサーベイのスコアなどの数値目標を達成していきたいです。
弊社は人がいないと成り立たない事業ですので、従業員の方に長く働き続けていただけるような組織を作っていきます。
まだ取り組めていないリファラル採用に関しても、今後THANKS GIFTの担当の方にサポートいただきながら仕組み作りを始めていきます。

-今井様、平田様、インタビューにご対応いただきありがとうございました。さらに成果を出していただけるよう、今後も活用をサポートさせていただきます。