THANKS GIFT導入後に離職者が60%超減、マネジメント強化・生産性向上に活用

株式会社プロテクス
株式会社プロテクス
業種
工場内製造・物流業務、倉庫運営他
従業員数
392名

THANKS GIFTでマネジメントの強化、従業員の生産性向上を実現したい

-THANKS GIFT導入前の組織課題について教えてください

取締役/永川 哲治様

THANKS GIFT導入前は、管理職による従業員のマネジメントやコミュニケーション手法が属人的となっていたため、標準化したいという課題がありました。
THANKS GIFTの話を聞いた際に、THANKS GIFTであればコミュニケーションのやりとりが可視化され、マネジメントに活かせるのではないかと感じたところが一番の導入理由です。
普段コミュニケーションを取る機会が少ない人同士でも気軽に交流することが可能となるため、コミュニケーションの活性化によって仕事の生産性が上がり、結果的に会社の業績が向上することも期待して導入しています。

THANKS GIFT導入前に社内から強い反発。それでも「人を大切にする」ためには必要だと思った

-THANKS GIFTの導入や活用において社内の反応はいかがでしたか

実は、THANKS GIFT導入前や試験導入中は、工場の従業員をマネジメントする各工場所長から強い反対がありました。
工場所長からは、「従業員が全員書き込むことには反対」「全員参加は辞めてほしい」等々否定的なコメントが目立ちました。
ただ工場所長とやりとりをする中で、「人を大切にする」ということは、共通認識で持っていました。
人を大事にすることを会社の取り組みとして実行するのであれば、THANKS GIFTの活用は絶対に必要だということを説明し、工場所長には納得してもらって、活用がスタートしました。

理念発信と承認で、変化を嫌う文化から改善を実行する組織に変化

-THANKS GIFT導入後の組織の変化について教えてください

THANKS GIFTは、サンクスカード・社内報掲示板・タレントファイル・従業員サーベイの機能を活用しています。

これまでは、自分が今までやってきた業務を踏襲し、変化を嫌うような風潮がありました。
しかし、会社の生産性を上げるためには、現状維持から改善思考への従業員のマインドチェンジが必要です。
そこでまず、社内掲示板で社長の考えや経営理念についての発信を強化し、会社の考えを徐々に理解してもらいました。


その後、従業員の改善活動に対して社長からサンクスカードや良いコメントを送り、社内に改善活動を積極的に評価、後押しする文化を徐々に作っていきました。

これらのサイクルによって、徐々にこれまでと考えが変わり、変化を受け入れて、改善活動に積極的に取り組むような社風に変わりました。

従業員個々の状況把握と組織の課題を可視化し、生産性向上に役立てる

-タレントファイルを導入した理由について教えてください。

タレントファイルや従業員サーベイの活用を開始したのは、従業員個々のTHANKS GIFTの活用状況やコンディションを把握したいという理由からです。
従業員の生産性を向上させるためには、心身が健康であることが欠かせません。
従業員サーベイで従業員ごとのコンディションが可視化されることに加え、会社全体の分析が可能になることによって、従業員の退職理由や会社の課題が定量的に把握できるようになりました。


初回のサーベイ結果では、いつも頑張っている元気な社員の点数が思いのほか低く出ており、ヒアリングを実施したところ、その時期は確かに気分的に落ち込んでいましたという回答があり、従業員の状態を定量的に反映されているところがすごいと感じました。

-従業員のコンディションや会社の課題のデータはどのように活用されていますか

現場のメンバーのスコアが低下した場合や著しく点数が低い場合は、その上長にスコアのことは伝えずに「〇〇さんは最近どうですか?」と聞いて、上長からコミュニケーションを取ってもらうことで状況を確認してもらっています。

サーベイの回答数値やサンクスカードの送付・受領状況は、従業員のコンディションや生産性を把握する重要なデータですので、タレントファイルデータを定期的に確認しています。
毎日利用状況を確認し、従業員の方が意欲的に働けるような環境を整備するべきだと考えています。

THANKS GIFT導入後は離職者が60%超減少、企業成長の良いサイクルを確立する

-THANKS GIFT導入後の成果を教えてください

THANKS GIFT導入後は、離職が落ち着きました。
THANKS GIFT導入前の10ヶ月と導入後の10ヶ月では、離職者数が60%減少し、人材定着に大きく寄与しています。
従業員の生産性については定量的に把握することの難しさは感じてはいるものの、コンディション悪化に対してすぐに対処できる仕組みは構築できつつあります。

-今後の組織作りでより強化していきたいことを教えてください

従業員の方が定着し、生産性高く働き続けられるよう管理職のマネジメント能力を強化します。
会社の業績を向上させるためには、ビジネスモデル上、人材を採用して教育することが不可欠です。
会社が大事にしている文化を伝えていき、日頃から体現している人には、賞賛のコメントを送り、離職の防止や生産性の向上を実現していく、こういったサイクルを確立したいと考えています。

-永川様、この度はインタビューにご対応いただき、ありがとうございました。
引き続き、会社の業績向上を組織面からご支援できるよう、サービス開発とサポートに  努めてまいります。