32 view
部内報とは?社内報との違い、活用メリット、コンテンツ内容例を紹介

会社が拡大すると、事業部の人数も増え続け、「部門内のコミュニケーション不足」や「同じ部門の人でも、何の業務を行っているか分からない」といった課題を解消するために取り入れられているのが、部内報です。
全社的な情報共有には「社内報」が有効ですが、より現場に近い部門単位の結束力を高めるためには「部内報」が非常に効果的です。
今回は、部内報を作成するメリットや社内報との違い、部内報のコンテンツのネタ(企画案)、そして形骸化させずに運用するコツなどについて紹介します。
もくじ
部内報とは?
まずは「部内報」の定義と、よく混同される「社内報」との違いについて紹介します。
部内報の定義
部内報とは、「部署・チーム単位」で発行される情報共有ツールのことです。
全社員に向けて発信される公式な文書とは異なり、部署のメンバーに向けた、より具体的で、時にはカジュアルな内容が含まれるのが特徴です。
社内報と部内報の違い
| 項目 | 社内報(全社) | 部内報(部署・チーム) |
| 対象読者 | 全従業員、その家族 | 部署内のメンバー |
| 主な目的 | 経営理念の浸透、会社方針の伝達 | チームビルディング、ノウハウ共有 |
| 内容の深さ | 広く浅く(誰でも分かる内容) | 狭く深く(専門用語や内輪ネタも可) |
| トーン | 公式的・フォーマル | 比較的フランク・カジュアル |
社内報が「会社と社員をつなぐ」ものであるのに対し、部内報は「社員(メンバー)同士をつなぐ」「マネージャーとメンバーをつなぐ」役割を担います。
部内報を発行する7つのメリット
部内報を発行することで、組織にどのような効果がもたらされるのでしょうか。 主なメリットを7つ紹介します。
1. 部署内コミュニケーションの活性化
部内報を通じて、普段接点の少ないメンバー同士がつながるきっかけが生まれます。
特にリモートワーク環境では、デジタルツールを活用した部内報が、物理的な距離を超えたコミュニケーションの架け橋となります。
2. 情報の迅速な共有と透明性の向上
部署やチーム内の重要な情報を、メンバー全員に同時に届けることができます。
情報の非対称性がなくなることで、組織の透明性が高まり、メンバーの信頼感も向上します。
3. チームの一体感と帰属意識の醸成
部内報を通じて、チームの目標や価値観、成果を共有することで、メンバーの帰属意識が高まります。
「このチームの一員である」という実感が、モチベーション向上につながります。
4. 部署の方針・目標の浸透
部門長からのメッセージや方針、目標を定期的に発信することで、メンバー全員が同じ方向を向いて業務に取り組めるようになります。
5. ナレッジ・ノウハウの共有
成功事例や失敗から学んだ教訓、業務のコツなどを共有することで、チーム全体のスキルアップが図れます。
特に新人や若手メンバーにとって、先輩の経験やノウハウは貴重な学びの機会となります。
6. メンバーの頑張りの可視化と承認
日常業務における小さな貢献や頑張りを、部内報で取り上げることで、メンバーの努力が報われます。
承認される経験は、さらなる貢献意欲を生み出します。
7. 組織課題の早期発見と改善
部内報を通じてメンバーの声を集めることで、組織の課題や改善点を早期に発見できます。
定期的なアンケートや意見募集を組み合わせることで、より効果的な組織運営が可能になります。
部内報に掲載すべきコンテンツ例20選
部内報のコンテンツに悩んだときに参考になる、定番から斬新なものまで20のアイデアを紹介します。
基本コンテンツ
- 部門長メッセージ:方針や思いを定期的に発信
- 今月のトピックス:部署内の重要な出来事をまとめて紹介
- メンバー紹介:新入メンバーや知られざる一面を掘り下げ
- プロジェクト報告:進行中や完了したプロジェクトの詳細
- 成果・実績の紹介:チームや個人の達成を称賛
ナレッジ・スキル系
- 成功事例の共有:うまくいった取り組みを詳しく解説
- 失敗から学ぶ:失敗談とそこから得た教訓
- 業務Tips集:効率化のコツや便利ツールの紹介
- スキルアップ講座:専門知識やスキルをレクチャー
- おすすめ書籍・記事:業務に役立つ情報源の紹介
コミュニケーション促進系
- 座談会・対談:メンバー同士の掛け合いで人柄が伝わる
- 私の仕事道具:メンバーの仕事環境やこだわりを紹介
- 趣味・特技紹介:業務以外の顔を知ることで親近感アップ
- ランチレポート:オフィス周辺のお店情報やリモート飯
- 今月の一押し:メンバーがおすすめするもの(本、映画、場所など)
参加型コンテンツ
- アンケート結果発表:メンバーの声を集めて共有
- Q&Aコーナー:業務上の疑問に先輩が回答
- 投稿コーナー:メンバーから寄せられた記事や写真
- クイズ・ゲーム:部署に関するクイズで楽しく学ぶ
- フォトギャラリー:イベントや日常の写真を掲載
これらのコンテンツを組み合わせることで、飽きのこない魅力的な部内報を作ることができます。
部内報の作り方と運用手段
部内報をどのように配信・共有するか、自社の環境に合わせて選びましょう。
1. PDF・文書ファイル(メール/チャット添付)
WordやPowerPointなどで作成し、PDF化して配布する方法です。
デザインの自由度が高く、雑誌のように読み込ませたい場合に適しています。
-
メリット:デザインに凝れる、保存性が高い。
-
デメリット:作成に時間がかかる、スマホで読みにくい場合がある。
2. チャットツール・社内Wiki
Slack、Teams、Notionなどの日常使いのツール内に「部内報チャンネル」を作って投稿する方法です。
-
メリット:手軽に投稿できる、リアクション(スタンプ)がもらいやすい。
-
デメリット:他の情報に埋もれやすい(フロー型)。
3. 社内報・コミュニケーションツール
THANKS GIFTのような専用ツールを活用する方法です。
タイムライン形式で手軽に見られ、過去記事の検索も容易です。
-
メリット:既読確認ができる、「いいね」やコインを送るなどの称賛機能と連動できる。
-
デメリット:ツールの導入コストがかかる。
部内報の運用を形骸化させないためのポイント
「最初は盛り上がったけれど、数ヶ月で更新が止まってしまった…」とならないために、以下の3点を意識してください。
持ち回り制にする
特定の人だけが書くと負担が大きくなります。
「今週の担当は〇〇さん」とリレー形式にすることで、多様な視点が生まれ、当事者意識も高まります。
完成度を求めすぎない
デザインが崩れていても、誤字が少しあってもOKとする文化が重要です。
「読みやすさ」よりも「更新頻度」や「人間味」を優先しましょう。
リアクションを徹底する
発信に対して反応がないと、書き手はモチベーションを失います。
「読みました!」「ここが面白かったです」といったフィードバックを、マネージャーやリーダーが率先して行うことが重要です。
おすすめの部内報運用ツール「THANKS GIFT」
THANKS GIFT(サンクスギフト)は、部内報によって部内のコミュニケーションを活性化させ、社内文化を醸成でき組織や社内の生産性向上、エンゲージメント向上に寄与するツールです。
大手IT製品レビューサイトでは、プロダクトの機能の豊富さや使いやすさ、サポートの充実度などで評価いただき、複数のカテゴリにおいて満足度No.1を獲得しています。
THANKS GIFTの資料ダウンロードページはこちらをクリックください
THANKS GIFT(サンクスギフト)は、感謝や称賛を伝え合うサンクスカードをはじめ、経営者の思いや従業員のコミュニケーションを活性化させるWeb社内報、組織の課題を把握するための組織サーベイなど、組織づくりを行う上で必要な機能を搭載したプロダクトです。
『THANKS GIFT』で部門のコミュニケーションを活性化させる仕組みを作りましょう
今回は、部内報を作成するメリットや社内報との違い、部内報のコンテンツのネタ(企画案)、そして形骸化させずに運用するコツについて紹介しました。
部門内でのコミュニケーション活性化は、生産性や従業員の定着に大きな影響を与えるため、支援や対策を行っていきましょう。
『THANKS GIFT』は、エンゲージメントを向上させる上で重要な理念浸透や社内コミュニケーションを活性化させる、Webの部内報やサンクスカードなどの機能を搭載した社内コミュニケーションツールです。
『THANKS GIFT』を活用して、感謝や称賛のコミュニケーションを増やして、部内のコミュニケーションを活性化させませんか?
ぜひ、サービス紹介資料をダウンロードいただき、部内報の活用イメージをご確認ください。



