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社内コミュニティとは?活動例や活動メリット、企業事例を紹介

社内コミュニティとは?活動例や活動メリット、企業事例を紹介

従業員が会社に定着するためには、同じ趣味を持った人や気の合う人と繋がることができれば、定着する要因になり、長く働いてくれる可能性が高まります。
また、業務外での交流を図ることが、結果的に仕事においてのコミュケーションコストを下げたり、部署間の連携を促進するなど、様々なメリットを期待できます。
今回は、社内コミュニティの内容や活動例、活動メリット、企業事例などについて紹介します。

社内コミュニティとは?

社内コミュニティとは、社員同士で同じ目的を持っている人たちの集まりのことです。
社内勉強会や飲み会、社内サークルなど、同じ職場の人同士で知識や技術、趣味の共有を行います。
社内コミュニティには、企業が主体となり資金を援助して創設するコミュニティと社員が自主的に運営するコミュニティの二通りがあり、企業によってスタイルは異なります。
近年は、働き方の多様化によりリモートワークが普及していることから、オフラインのみならずオンライン上で集まる社内コミュニティも増えています。
そのため、社内メンバーのSNSグループも社内コミュニティといえるでしょう。

コミュニティとチームの違い

コミュニティとは、共通のビジョンや価値観を持って集まる集団です。
例えば、地域やオンラインサロン、スポーツのサポーターなどがコミュニティに当てはまります。
コミュニティは、特定の目的が存在せずにお互いを尊重しながら同じ価値観を持つ集団で、チームとは、同じ目標を持ち達成するために集まる集団のことです。
チームの具体例に、団体スポーツが挙げられます。
団体スポーツでは、チームが一丸となり、共通の目的である「勝利」を目指します。

会社のコミュニティ化が求められる背景

現在、会社のコミュニティ化の重要性が高まっており、注目している企業も多く存在します。
ここでは、会社のコミュニティ化が求められる背景を紹介します。

終身雇用の崩壊

近年では、終身雇用制度が崩壊し、再就職や転職が当たり前になっています。
企業は、人材の流動性が高い昨今で、優秀な人材をいかに定着させるかが課題の一つです。
一方、社内コミュニティが活発化すると、社員同士のつながりが深まるため、社員一人ひとりの組織への愛着心が増します。
その結果、早期離職の防止になり、定着率の向上が図れます。

ワークスタイルの多様化

現在、フレックスタイム制や時短勤務などが普及しており、ワークスタイルが多様化しています。
今までは、社員全員が出社し業務に取り組むことが当たり前でしたが、働き方の多様化により、コミュニケーションの機会が減っています。
場合によっては、「同じ職場なのに、顔を見たことのない社員がいる」というケースもあり得るでしょう。
社内コミュニケーションの不足は、社員の業務に対するモチベーション低下に繋がりかねません。
しかし、社内コミュニティが活発化すると、ワークスタイルが多様化しても社員同士のつながりが生まれやすくなり、コミュニケーションを頻繁に取ることで、業務のモチベーション向上にも繋がります。

リモートワークなど働き方の変化

新型コロナウイルスの影響により、多くの企業でリモートワークを導入していますが、こういった働き方の変化により、コミュニケーションの機会が減少しています。
リモートワークでは、自宅やカフェなどで仕事ができるため、実際に社員に会うことがありません。
その結果、結束力の低下や認識のずれなどが生じ、社員によっては孤独感を覚えるケースもあります。
働き方の変化によるコミュニケーション不足を解消するためにも、会社のコミュニティ化が求められています。

社内コミュニティを形成するメリット

社内コミュニティを形成するメリットには、従業員エンゲージメントの向上や人間関係の良好化などが挙げられます。
ここでは、各メリットを詳しく見てみましょう。

従業員エンゲージメントの向上

活発な社内コミュニティが形成されると、社員同士で不安を相談し合ったり気兼ねなく会話できます。
すると、社員にとって居心地の良い職場環境が作られ、従業員エンゲージメントが高まります。
従業員エンゲージメントとは、企業への信頼度合いや企業と社員のつながりの強さなどを表す言葉です。
従業員エンゲージメントが高まると、生産性の向上やモチベーションの維持、離職率の低下などにつながります。

社内コミュニケーションの活性化

社内コミュニティの形成は、社内コミュニケーションが活性化することがメリットです。
社内コミュニケーションの活性化は、情報共有の活性化や社員の離職率の低下、生産性の向上などが期待できます。
一方、コミュニケーションが滞ると、誤った情報伝達によるトラブルや情報伝達の遅れによる業務遅延が発生する恐れがあります。
特に、部門間や経営層と社員のやり取りでは、認識のズレが発生しやすいようです。
社内でのコミュニケーションエラーは、生産性や顧客満足度が低下する場合があるため、企業にとって活発な社内コミュニケーションは重要といえます。

人間関係の良好化

社内コミュニティが形成されると人間関係の良好化を期待できます。
社員同士の仲が良ければ、お互いを認め合いやすくなり、居心地の良い職場を作れるでしょう。
働きやすい環境では、モチベーションを高く持って業務に取り組めるうえ、離職率の低下も期待できるため、スムーズに業務を進めるためにも、人間関係の良好な職場づくりは大切です。

ナレッジ共有の浸透

社内コミュニティでは、年代や部署を超えて社員同士が交流できるため、自部署では得られないアイデアやノウハウを得られます。
活発なナレッジ共有により、社員一人ひとりの知識・技術が向上するでしょう。
また、企業全体の生産性向上も期待でき、質の高い製品やサービスが生まれやすくなります。
加えて、業務の属人化を防止したり、社員のスキル向上につながったりすることもメリットです。
その結果、業績の向上や事業の成長が期待できます。

社内コミュニティ活動例

社内コミュニティには、社内勉強会や社内サークル、ランチ会などがあります。
ここでは、社内コミュニティの活動例を見てみましょう。

社内勉強会

社内コミュニティの一般的な活動例として、社内勉強会が挙げられます。
社内勉強会とは、共通の関心事や目標を持つ人が集まり、意見交換をしながらテーマについて学ぶための会合のことです。
社内研修のように、外部から講師を招いて一方的に話を聞くのではなく、参加者全員が知識を共有し合ってやり取りを行います。
社内勉強会は、自由参加制としている企業が多いため、学習意欲のある社員が集まることが特徴です。
そして、社内研修と比べて気軽に参加でき、社員が本当に興味のあるテーマを学べるため、ボトムアップに効果的といわれています。

また、社内勉強会の進め方にはさまざまな形式があります。

・ライトニングトーク
ライトニングトークとは、複数の登壇者が各3〜5分で発表を行い、順番に入れ替わる形式のプレゼンテーションです。
発表者によって興味や関心が異なるため、同じテーマでもさまざまな視点から話を聞けます。

・もくもく会
もくもく会とは、複数人で集まって各自がもくもくと作業をする形式の勉強会です。
作業内容を全員で合わせる必要はなく、それぞれが好きな内容で作業を行います。
一人での勉強はなかなか集中できないという人も、皆と一緒に勉強することで自然と集中できるようになるメリットがあります。

・ハッカソン
ハッカソンとは、ハック(hack)とマラソン(marathon)を合わせた言葉で、特定の手法を使って、決められた時間内に何かを制作する形式のイベントです。
主にエンジニアやプログラマー、デザイナーなどのIT業界で用いられ、制限時間内に成果を出し、順位を競い合います。
ハッカソンの目的は、新しいアイデアを生み出したり、競い合うことでモチベーションをアップさせたりすることです。

・講義
講義形式の社内勉強会では、社員のメンバーが講師を務めたり、外部から講師を呼んだりして講習を行います。講師の話を聞く形式のため、基本的には座学です。
一度の講習でたくさんの情報を伝えられるメリットがありますが、参加者の理解度に差が出るデメリットもあります。

飲み会

社員同士の飲み会も、社内コミュニティ活動の一つです。
社内飲み会の目的は、社員のモチベーション向上やコミュニケーションの活性化などがあります。
これは、勤務中と異なる姿が見られることで信頼関係が生まれ、飲み会が終わると声をかけづらかった社員とも話しやすくなるためです。
また、中間管理職の社員が部下としっかり向き合う時間が欲しいという理由から、飲み会を開催しているケースもあります。
しかし、上司が同席する場面が緊張するという人やアルコールが苦手な場合は、飲み会により精神的な苦痛を感じてしまうため、参加を希望しない社員も少なくありません。
そのため、参加を強制したり断れない雰囲気を作ったりしないことが大切です。

部活動・社内サークル

社内部活動や社内サークルも、代表的な社内コミュニティの一つです。
趣味や興味の合う社員同士が集まるため、モチベーション向上やストレス解消につながるメリットがあります。
企業の中には、部活動や社内サークルに運営費を提供し、積極的な活動を推奨しているケースがあるようです。
企業が部活動・社内サークルを容認する場合は、活動場所や時間、資金提供などに関するルールを明確に決めておきましょう。
また、社内部活動や社内サークルは、主にアウトドア系と文化系の活動に分けられます。
活動内容の例は、以下の通りです。

アウトドア系
・フットサル
・ゴルフ
・テニス
・ボウリング
・バドミントン
・登山など

文化系
・料理
・ボードゲーム
・軽音楽、吹奏楽
・囲碁、将棋
・読書など

ランチ会

ランチ会は、社員同士の交流や、現場のメンバーと経営層のコミュニケーションを目的として、社員が集まってランチを行うイベントです。
加えて、新入社員を円滑に受け入れるために実施される場合もあります。
ランチ会のメリットは、社内コミュニティの一つである飲み会と比べて、夜に参加しづらい社員でも気軽に参加できるため、メンバーが集まりやすいことです。
また、ランチ会がきっかけで社員同士の仲が深まり、さらにコミュニティが広がるケースもあります。
社員同士でランチ会を開催する際は、メンバーが偏らないように配慮したり、企業側が福利厚生で費用を支援したりすることがポイントです。

ワークショップ

社員が社内ベンチャー創設や新規事業を目指し、ワークショップを実施している企業があります。
ワークショップとは、グループでアイデアを出し合ったり議論を行ったりするなど、参加者が主体となって課題に取り組む体験型の研修です。
ワークショップは、アイデアがあれば誰でも参加できます。
職種や部署を超えたメンバーで開催できるため、アイデアが広がりやすいことがメリットです。
また、限られた時間のなかで議論を行うことで、ディスカッションスキルの向上や物事を考えるトレーニングにつながります。
なお、ワークショップの一般的な認知度がまだ低く、参加者が集まりにくい問題もあるようです。
ちなみに、ワークショップは、「アイデア」と「マラソン」を掛け合わせた造語であるアイデアソンとも呼ばれています。

THANKS GIFTを活用し、企業コミュニティを強化した事例

ここでは、THANKS GIFTを活用し、企業コミュニティを強化した事例を紹介します。
事例を参考にし、企業活動を成功に導きましょう。

アナザーウェイブ社

株式会社アナザーウェイブは、THANKS GIFTの導入により従業員満足度を向上し、離職者0名・年間約20名のリファラル採用に成功しました。
当企業では、各拠点や店舗に一名ずつ配属する形態の業務を行っており、コロナ禍の影響でメンバー同士の交流ができていませんでした。
コミュニケーション不足に危機感を覚え、THANKS GIFTを導入します。
THANKS GIFTの機能では、「サンクスカード」と「社内掲示板」を利用しており、社員同士で送り合ったり、社長や管理職から感謝を伝えたりしているそうです。
日頃のやり取りにより、初対面の社内飲み会でも打ち解けやすく、スムーズに相互理解が深まります。
そして、THANKS GIFTの導入や社内サークル活動などの施策により従業員満足度が向上し、離職率50%から0%になりました。
また、従業員満足度が向上したことからリファラル採用を導入したところ、月2名程の採用につながっています。
従業員の紹介から人材を採用するため、会社とのミスマッチが起こりにくく、採用から定着まで良いサイクルで循環しています。

おすすめのエンゲージメント向上ツール「THANKS GIFT」

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今回は、社内コミュニティの内容や活動例、活動メリット、企業事例などについて紹介しました。
従業員が長く定着するためには、その会社で良い人間関係を築いてもらい、その会社で働きたい理由を作ることが効果的です。

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