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メンター制度とは?メリット・デメリット・失敗しない運用方法を紹介!

メンター制度とは?メリット・デメリット・失敗しない運用方法を紹介!

新しく入社してくれた従業員に対してメンターを活用し、短期間で成果を納められるよう、「メンター制度」を導入する企業が増えています。
最近注目されている「メンター制度」とはどのようなものでしょうか。
今回は、メンター制度の概要や導入することのメリット・デメリット、効果的な運用方法を紹介します。
これからメンター制度を導入しようと考えている方、運用に悩んでいる方は、ぜひ最後までお読みください。

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メンター制度とは?

メンター制度とは、年齢や社歴の近い先輩社員が、後輩社員の業務やメンタル面の両方の悩みを聞き、サポートする制度のことです。
英語のmentor(助言者・指導者)に由来しています。
先輩社員などサポートする側を「メンター」、新入社員などサポートされる側を「メンティ」と呼ばれます。
別部署の人の方が、客観的な視点で話を聞いた上でアドバイスができるため、メンティとは別の部署に所属する社員をメンターにアサインすることが一般的です。

メンター制度を導入することによって期待できること

メンター制度を導入することによって、組織には以下のような効果が期待できます。

1.組織の活性化

新人の悩みを早期解決することはもちろんですが、メンターの働きにより、社員は具体的な目標を設定し自発的に行動でき流ようになります。
新入社員が自発的に仕事に取り組むことによって、部署の仕事を早く覚えて早期戦力化したり、近い年代の社員と切磋琢磨することによる組織の活性化が期待できます。

2.社員満足度の向上

メンターに仕事や会社での悩みの相談に乗ってもらえることによって、新入社員はメンタルヘルスのモヤモヤをできる限り解消して仕事に取り組むことができます。
ストレスが軽減された状態で仕事に取り組むことによって、周りの雰囲気を明るくし、結果的に新入社員だけでなく、社員全員の満足度の向上に繋がります。

3.若手社員の早期離職防止

新入社員の悩みや疑問を早期発見し、解決に努めることによって、新入社員の離職リスクが軽減されます。
新入社員の離職理由は「人や社風と合わない」という理由が多いですが、メンティが他の社員を紹介して繋いだり、早く会社や部署に馴染めるように取り計らうことによって、「人や社風と合わない」という問題を少しでも防ぐことが可能です。

メンター制度を導入することのメリット・デメリット

それではメンター制度を導入することによってのメンターとメンティそれぞれのメリット・デメリットを紹介します。

メンター側のメリット・デメリット

~メリット~
まずはメンターになるということで、メンティにとって良い見本になろうとする意識が働きます。
そのため、自分から仕事をもらいに行くなど自発的に仕事に取り組むようになり、仕事に対する責任感が向上するといった効果が期待できます。
また、将来的に管理職になった際には、後輩社員を指導したという経験を活かし、部下のマネジメントをすることが期待できます。

~デメリット~
メンターになると、通常の業務にプラスしてメンティのサポートを行うことになるため、メンターの業務の負荷が増えてしまう事があります。
また、メンターとしての役割は通常業務とは無関係であることから、繁忙期にメンターが疲弊してしまわないように、会社全体で協力してサポートすることが必要です。

メンティ側のメリット・デメリット

~メリット~
メンターがいることによって、メンティは悩みを一人で抱え込まなくなります。
そのため、早い段階で職場に馴染めるようになり、会社での居心地がよくなることが期待できます。
また、メンター制度の期間が終了してもメンターとの信頼関係は継続するため、「何かあったら相談できる相手がいる」という安心感を得ることができます。

~デメリット~
メンターによって、接し方やサポート方法などは多少なりともバラツキがあります。
そのため、うまくいっている他の同期と比べてしまい、メンターに対して不公平感や不安を感じるかもしれません。
また、メンターとの相性次第によっては、信頼関係の構築が難しくなる可能性もあります。
メンター研修でのスキル教育を行ったり、これまでの経験や価値観の近しい者同士のマッチングを実施することが重要です。

メンター制度の失敗しないための運用方法・ポイント

メンター制度で効果的な結果を出すための運用方法とポイントを紹介します。

1.メンターの教育とサポート体制の確立

メンターには、聞くに徹底したコミュニケーション能力、課題解決へ導くコーチング力、守秘義務意識や高い倫理観といった高度な能力が求められます。
そのため、運用を始める前にメンター研修を実施し、メンターとして必要な能力を兼ね備えているのか、乏しければ習得してもらうことが重要です。
とは言え、実際に運用を開始するとメンター一人で対処できない状況が発生する可能性もあるので、人事担当者やメンティの上司とのサポート体制も確立しておきましょう。

2.メンターに求める役割を明確にする

メンターを初めて任される社員にとっての不安は、どのようにメンティをサポートすればよいのか適切な方法・内容が分からないということです。
「この社員の面倒を見てほしい」など曖昧な役割しか伝えないと、メンターは具体的に何をすればよいのか理解できずにメンティの話を聞くだけという状況になりかねません。
業務上の悩み相談なのか、それとも今後のキャリアアップを意識したサポートなのか、メンターに対して求める役割を明確化し、メンターに十分な説明を行いましょう。

3.メンティの年次や属性に合わせた育成を行う

年次や属性によって、メンティ一人ひとりが抱えている課題はさまざまです。そのため、メンティの状況に合わせた育成内容を考えることが必要です。

1.新入社員の場合
学生から社会人への意識・気持ちの切り替え、企業への適応、職場の人間関係を中心にサポート。
メンティの不安に寄り添うことで、早期離職を防ぐことにつなげる。

2.若手社員の場合
今後のキャリア形成を主にサポート。
ある程度仕事を覚えたことによって転職を意識し始める社員もいるため、社内での新たな目標を設定することで、企業への定着を促す。

3.女性社員の場合
仕事と子育ての両立方法、家庭をもちながらのキャリア形成を中心にサポート。
女性管理職や子育てしながら働いている女性社員をメンターにすると、今後のビジョンが描きやすくなる。

メンター・メンティ同士でより親密になる社内コミュニケーションツール「THANKS GIFT」

今回はメンター制度の概要や導入することのメリット・デメリット、効果的な運用方法について紹介しました。

期待できる効果は下記の通りです。
1.組織の活性化
2.社員満足度の向上
3.若手社員の早期離職防止

お互いに親密になると、打ち解けるのも早くなり、メンター制度の効果が促進されます。
人間関係が更に良くなると会社目線としても従業員目線でもいい事しかありません。

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