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社内いいねポイント制度とは?導入メリットや運用方法、おすすめツールを紹介

社内コミュニケーションの希薄化や従業員のモチベーション低下に悩む企業が増加しています。
特にリモートワークの普及により、従業員同士の繋がりを維持することが組織運営の重要な課題となっています。
そんな中、注目を集めているのが「社内いいねポイント制度」です。
従業員同士が感謝や称賛を「いいね」とポイントで可視化することで、組織の活性化に成功している企業が増えています。
今回は、社内いいねポイント制度の具体的な導入方法や成功させるためのポイントについて紹介します。
もくじ
社内いいねポイント制度とは?
社内いいねポイント制度とは、従業員同士が日々の業務での協力や貢献に対して「いいね」や「ポイント」を贈り合い、感謝や称賛を可視化する仕組みです。
SNSの「いいね」機能のように気軽に感謝を表現でき、貯まったポイントを報酬やインセンティブと交換できる点が特徴です。
近年では、サンクスカード、ピアボーナス、社内SNSなどと組み合わせた形で運用されることが多く、デジタルツールを活用することで効率的な運用が可能になっています。
社内いいねポイント制度の主な特徴
社内いいねポイント制度には、以下のような特徴があります。
- 気軽に感謝を伝えられる:ワンクリックで「いいね」を送ることができ、心理的ハードルが低い
- 可視化される:誰がどれだけ貢献しているかが数値で見える化される
- 報酬と連動:ポイントをギフト券や福利厚生サービスと交換できる
- 双方向のコミュニケーション:上司から部下だけでなく、部下から上司、同僚同士でも贈り合える
- データ活用が可能:組織の課題発見や人事評価の参考データとして活用できる
社内いいねポイント制度が注目される背景
社内いいねポイント制度が多くの企業で導入されている背景には、以下のような現代の組織課題があります。
1. リモートワークの普及によるコミュニケーション不足
リモートワークやハイブリッドワークの普及により、従業員同士の対面でのコミュニケーション機会が減少しています。
オフィスでの何気ない会話や雑談がなくなることで、チームの一体感が薄れ、孤独感を感じる従業員が増加しています。
2. Z世代・ミレニアル世代の価値観の変化
若手世代は、金銭的報酬だけでなく、日々の仕事の中で「認められること」「感謝されること」を重視する傾向があります。
承認欲求を満たす仕組みとして、社内いいねポイント制度は効果的です。
3. 従業員エンゲージメント向上の必要性
従業員エンゲージメントが低い組織では、離職率が高く、生産性も低下します。
従業員が「この会社で働き続けたい」と感じる環境を作るために、日常的な称賛と感謝の文化が求められています。
4. 見えない貢献の可視化
営業成績や売上などの数値目標とは異なり、バックオフィスのサポート業務や後輩のフォローなど、評価されにくい貢献が数多く存在します。
社内いいねポイント制度は、こうした「見えない貢献」を可視化し、公平な評価につなげることができます。
社内いいねポイント制度を導入する8つのメリット
社内いいねポイント制度を導入することで、組織にどのような効果があるのか、8つのメリットを紹介します。
1. 社内コミュニケーションの活性化
社内いいねポイント制度を通じて、部署や役職を超えたコミュニケーションが生まれます。
普段接点の少ない従業員同士も、ポイントのやり取りを通じて繋がりを持つことができ、組織全体のコミュニケーション量が増加します。
特にリモートワーク環境では、デジタルツールを活用した社内いいねポイント制度が、物理的な距離を超えたコミュニケーションの架け橋となります。
2. 従業員のモチベーション向上
自分の仕事が誰かの役に立っていることを実感できると、従業員のモチベーションは大きく向上します。
特に、日常の小さな努力や目立たない貢献が「いいね」やポイントで認められることで、「もっと頑張ろう」という前向きな気持ちが生まれます。
ポイントを受け取った従業員は、さらに貢献したいという意欲が高まり、結果的に組織全体の生産性向上につながります。
3. 従業員エンゲージメントの向上
日常的に感謝を伝え合う文化は、従業員の会社に対する愛着や誇りを育みます。
自分の存在が組織にとって価値あるものだと感じられることで、「この会社で長く働き続けたい」という気持ちが強くなります。
特に、数値評価だけでは埋もれがちな若手や間接部門の従業員にとって、社内いいねポイントは自分の貢献が認められている確かな証拠となります。
4. 離職率の低下と人材定着
コミュニケーションが活発で、互いに認め合える職場環境は、従業員の定着率向上に直結します。
感謝を日常的に伝え合う文化が根付いた職場では、従業員満足度が高まり、離職を考える人が減少します。
採用や教育にかかるコストを削減できるだけでなく、ノウハウが組織に蓄積され、サービスの質も向上します。
5. 心理的安全性の向上
社内いいねポイント制度を通じて、相手を褒めたり、ねぎらったりすることが「当たり前」の文化として根付きます。
称賛文化が醸成されると、従業員は安心して意見を述べたり、挑戦したりできる心理的安全性の高い職場環境が生まれます。
心理的安全性が高い組織では、イノベーションが生まれやすく、チームの成果も向上することが研究で明らかになっています。
6. 経営理念・行動指針の浸透
社内いいねポイント制度は、単なる感謝のやり取りを超えて、企業が掲げる経営理念や行動指針に基づいた行動を称賛する仕組みとして機能します。
例えば「顧客第一」を掲げる企業であれば、顧客対応で優れた行動をした従業員にポイントを贈ることで、従業員は日常の行動が理念に直結していることを再認識できます。
7. 見えない貢献の可視化
組織には、数値で測りにくい「見えない貢献」が数多く存在します。
新人のフォロー、雑務の処理、職場の雰囲気づくりなど、地味だけれど重要な行動が、社内いいねポイント制度によって表舞台に引き出されます。これにより、評価の公平性が高まり、従業員の納得感も向上します。
8. 人事評価データとしての活用
社内いいねポイント制度で蓄積されたデータは、人事評価の補助データとして活用できます。
誰がどのような貢献をしているのか、どの部署でコミュニケーションが活発なのかなどを定量的に把握することで、より公平で透明性の高い評価制度を構築できます。
社内いいねポイント制度の導入時の注意点とデメリット
社内いいねポイント制度を導入する際には、以下のような注意点とデメリットがあります。
よくある失敗パターン
1. 強制的な運用による負担感
「月に〇回以上いいねを送らなければならない」といった義務化は、本来の感謝の気持ちを形骸化させます。
従業員にとってストレスとなり、「やらされ感」が生まれてしまいます。
2. マンネリ化と形骸化
導入当初は盛り上がっても、時間とともに利用が減少し、形だけの制度になってしまうケースがあります。継続的な工夫が必要です。
3. 特定の人だけがポイントをもらう偏り
目立つ成果を出す人や社交的な人にポイントが集中し、地味な貢献をしている人が評価されない状況が生まれることがあります。
4. ポイントのインフレーション
ポイントを贈る基準が曖昧だと、安易にポイントが贈られるようになり、ポイントの価値が下がってしまいます。
5. 不公平感の発生
部署によってポイントの贈り方に差が出たり、上司によって評価基準が異なったりすると、不公平感が生まれます。
デメリットを克服する対策
社内いいねポイント制度のデメリットを克服するためには、以下のような対策が有効です。
- 自主性を尊重し、強制しない運用ルールを設定する
- デジタルツールを活用して、運用の手間を最小化する
- 表彰制度や報酬と連携し、モチベーションを維持する
- 経営層や管理職が率先してポイントを送り、文化を作る
- 定期的に制度の目的を共有し、意義を再確認する
- ポイントの贈与基準を明確にし、全社で共有する
- データを分析し、偏りや課題を早期に発見して改善する
社内いいねポイント制度の具体的な運用方法
社内いいねポイント制度を効果的に運用するための具体的な方法を紹介します。
ステップ1:導入目的の明確化と目標設定
まず、「なぜ社内いいねポイント制度を導入するのか」を明確にしましょう。
- 社内コミュニケーションの活性化
- 従業員エンゲージメントの向上
- 経営理念の浸透
- 離職率の低下
目的を明確にした上で、KPIを設定します。例えば、「月間のポイント贈与数」「従業員満足度スコアの向上」「離職率の低下」などが挙げられます。
ステップ2:制度設計とルール策定
次に、具体的な制度設計を行います。
ポイントの付与方法
- 一人あたりの月間付与ポイント数を決定する(例:1,000ポイント)
- 1回に贈れるポイント数の上限を設定する(例:100ポイント)
- ポイントの有効期限を設定する(例:年度末まで)
ポイントの交換方法
- ギフト券(Amazonギフト券、QUOカードなど)
- 社内表彰
- 福利厚生サービス
- 寄付・社会貢献
運用ルールの策定
- 自主性を尊重し、義務化しない
- 具体的な理由を添えて贈る
- 経営理念・行動指針に紐づけることを推奨
- 不適切な利用を防ぐガイドラインを設ける
ステップ3:ツールの選定と導入
社内いいねポイント制度を効率的に運用するためには、専用のデジタルツールの導入がおすすめです。
ツール選定の際には、以下のポイントを確認しましょう。
- 使いやすさ(スマホ対応、直感的なUI)
- 機能の充実度(サンクスカード、社内SNS、分析機能など)
- セキュリティ対策
- サポート体制
- コストパフォーマンス
ステップ4:社内への周知と研修
制度を開始する前に、全従業員に対して以下の内容を周知しましょう。
- 制度の目的と意義
- 具体的な利用方法
- 運用ルールとガイドライン
- よくある質問への回答
経営層からのメッセージや、管理職への研修も効果的です。
ステップ5:運用開始とモニタリング
制度を開始したら、定期的にモニタリングを行います。
- 利用状況の確認(ポイント贈与数、参加率など)
- アンケートによる従業員の声の収集
- データ分析による課題の発見
- 定期的な改善と見直し
社内いいねポイント制度を成功させる7つのポイント
社内いいねポイント制度を成功させるためには、以下の7つのポイントを押さえることが重要です。
1.経営層・管理職が率先して参加する
トップや上司が積極的にポイントを贈ることで、「社内いいねポイント制度を利用しても良いんだ」という安心感が生まれます。
上からのメッセージは、従業員のエンゲージメント向上にも効果的です。
2.自主性を尊重し、義務化しない
感謝は自発的なものであるべきです。
「月に〇回以上送らなければならない」といった義務化は避け、「送りたいときに送る」という自然な運用を心がけましょう。
3.ポイントの価値を維持する
ポイントの贈与基準を明確にし、安易にポイントが贈られないようにしましょう。
ポイントの価値を維持することで、受け取ったときの喜びや達成感が高まります。
4.可視化と共有を積極的に行う
送受信されたメッセージやポイントの内容を、社内報や掲示板、社内SNSなどで共有しましょう。
他の従業員のやり取りを見ることで、「自分も送ってみよう」というモチベーションが生まれます。
5.表彰制度と連携する
ポイント数や内容を基に表彰を行うことで、継続的なモチベーションを維持できます。
月間MVP、年間最優秀賞などの表彰制度を設けると効果的です。
6.経営理念・行動指針との連動
ポイントを贈る際に、経営理念や行動指針に紐づけることを推奨しましょう。
これにより、理念の浸透と行動の変容を同時に促すことができます。
7.定期的な見直しと改善
導入後も定期的に利用状況を確認し、従業員の声を聞きながら改善を重ねることが重要です。
マンネリ化を防ぐために、時期によってキャンペーンを実施するなどの工夫も効果的です。
社内いいねポイント制度に関するよくある質問
Q1.社内いいねポイント制度の導入費用はどれくらい?
ツールによって異なりますが、一般的には従業員1人あたり月額300円〜500円程度が目安です。
初期費用や設定費用が別途かかる場合もあるため、複数のツールを比較検討することをおすすめします。
Q2.紙とデジタル、どちらで運用すべき?
デジタルツールの導入を強くおすすめします。
紙での運用は温かみがありますが、集計の手間やリモートワーク環境での利用の難しさなど、運用面でのデメリットが大きいためです。
Q3.ポイントの原資はどこから?
企業の福利厚生予算やエンゲージメント向上施策の予算から捻出するケースが一般的です。
従業員の定着率向上や生産性向上による効果を考えると、投資対効果は高いと言えます。
Q4.ポイントに有効期限は必要?
有効期限を設定することで、ポイントの定期的な利用を促すことができます。
一般的には年度末や四半期末に設定するケースが多いです。
Q5.どれくらいの期間で効果が出る?
一般的には、導入後3〜6ヶ月で従業員満足度の向上やコミュニケーション量の増加などの効果が見え始めます。
ただし、継続的な改善と文化の醸成には1年以上かかることもあります。
Q6.強制的に利用させるべき?
強制的な利用は避けるべきです。自主性を尊重し、「使いたいときに使える」環境を整えることが重要です。
ただし、経営層や管理職が率先して利用することで、自然と文化が浸透していきます。
Q7.マンネリ化を防ぐには?
定期的にキャンペーンを実施したり、表彰制度と連携したり、新しい交換先を追加するなどの工夫が有効です。
また、制度の意義を定期的に再確認することも重要です。
おすすめの社内いいねポイントツール「THANKS GIFT」

THANKS GIFT(サンクスギフト)は、感謝を贈り合うことで社内コミュニケーションを活性化させ、社内文化を醸成でき組織や社内の生産性向上、エンゲージメント向上に寄与するツールです。
大手IT製品レビューサイトでは、プロダクトの機能の豊富さや使いやすさ、サポートの充実度などで評価いただき、複数のカテゴリにおいて満足度No.1を獲得しています。

THANKS GIFT(サンクスギフト)は、感謝や称賛を伝え合うサンクスカードをはじめ、経営者の思いや従業員のコミュニケーションを活性化させるWeb社内報、組織の課題を把握するための組織サーベイなど、組織づくりを行う上で必要な機能を搭載したプロダクトです。
社内いいねポイント制度で組織を変革しましょう
今回は、社内いいねポイント制度の具体的な導入方法や成功させるためのポイントについて紹介しました。
社内いいねポイント制度は、単なる「いいね」を贈り合う仕組みではありません。
組織のコミュニケーションを活性化し、従業員のモチベーションを高め、心理的安全性のある職場環境を作り出す戦略的なツールです。
リモートワークの普及やZ世代の価値観の変化など、現代の組織課題に対する実効性の高い解決策として、社内いいねポイント制度の導入を検討してみてはいかがでしょうか。
THANKS GIFTは、エンゲージメントを向上させる上で重要な理念浸透や社内コミュニケーションを活性化させる、Web社内報やサンクスカードなどの機能を搭載した社内コミュニケーションツールです。
THANKS GIFTを活用して、感謝や称賛のコミュニケーションを増やして、社内コミュニケーションを活性化させませんか?
ぜひ、サービス紹介資料をダウンロードいただき、社内いいねポイント制度の運用に活用いただけそうかご確認ください。

