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サンクスカードツールの主な導入理由と活用効果を紹介

サンクスカードツールの主な導入理由と活用効果を紹介

サンクスカードの導入を検討しているものの、「本当に効果があるのか」「どんな目的で導入すべきか」と悩んでいる経営者や人事担当者の方は多いのではないでしょうか。
この記事では、実際にサンクスカードを導入した企業の事例をもとに、企業がサンクスカードを導入した具体的な理由と、導入後に得られた効果を紹介します。

もくじ

サンクスカードとは?

サンクスカードとは、従業員同士が日頃の感謝や称賛の気持ちを伝え合うためのコミュニケーションツールです。
紙やデジタルの形式で、「ありがとう」のメッセージとともに具体的な行動や成果を記載して送り合います。

サンクスカードの種類

紙のサンクスカード

  • メリット:導入コストが低い、手書きの温かみがある
  • デメリット:管理が煩雑、データ分析が困難、リモートワークに不向き

デジタルサンクスカード(システム・ツール)

  • メリット:データ分析が可能、送受信が簡単、リモートワークにも対応
  • デメリット:初期費用・運用費用が発生、ITリテラシーが必要

現在は、感謝の可視化や組織状態の把握がしやすいデジタル型のサンクスカードツールが主流となっています。

企業がサンクスカードを導入する10の理由

実際に導入した企業の事例から、サンクスカードを導入する主な理由を10項目に整理しました。

理由1:社内コミュニケーションの活性化

導入理由の詳細

  • 部署間の壁を取り払いたい
  • リモートワークで希薄になったコミュニケーションを改善したい
  • 日常的な会話のきっかけを作りたい

実例

創業270年の老舗企業である泉屋株式会社では、複数の事業部があり部署間のコミュニケーションが少ないという課題がありました。
サンクスカードと社内掲示板の活用により、離れた場所にいる従業員同士や異なる部署のメンバー間でも繋がりが増加し、これまで会話がなかった人同士が感謝を伝え合うコミュニケーションが生まれています。

理由2:企業理念・行動指針の浸透

導入理由の詳細

  • 経営理念を日常業務に落とし込みたい
  • 行動指針を社員に体現してもらいたい
  • 世代交代・トップ交代に向けて組織の基盤を強化したい

実例

株式会社柏斎苑では、5年後の社長交代を見据えて理念浸透の強化を決断。
10項目の行動理念と感謝を贈るコインの名称を紐づけることで、理念の言語化と日常的な感謝のやり取りを組み合わせ、組織に目に見える文化を根付かせることに成功しました。
現在では利用率97%を維持し、離職率も3%程度に低下しています。

理由3:従業員エンゲージメントの向上

導入理由の詳細

  • 従業員の帰属意識を高めたい
  • モチベーションを維持・向上させたい
  • 「選ばれる職場」を実現したい

実例

株式会社アナザーウェイブでは、従業員満足度を重視した組織運営の一環としてサンクスカードを導入。
社員満足度向上に投資することで、過去50%ほどあった離職率がここ1年で0名となり、リファラル採用が活性化して年間約20名の採用に成功しています。

理由4:心理的安全性の確保

導入理由の詳細

  • チーム内で安心して意見を言える環境を作りたい
  • 職員同士の相互理解を深めたい
  • 孤独感を軽減したい

実例

社会医療法人石川記念会HITO病院では、感謝や称賛のやりとりを通して心理的安全性を高めることを目的に導入。
普段業務で関わらない方ともコミュニケーションを取るツールとして機能し、若手人材が誰かと繋がれることで孤独感を感じづらくなり、業務にも良い影響が生まれています。

理由5:離職率の低下・定着率の向上

導入理由の詳細

  • 早期離職を防止したい
  • 採用後のミスマッチを減らしたい
  • 長期的に活躍してもらえる環境を整えたい

実例 複数の企業事例で、サンクスカード導入後に離職率の改善が報告されています。
感謝を伝え合う文化の定着により、「ここで働いて良かった」と思える職場環境が実現し、従業員の定着につながっています。

理由6:感謝・称賛の文化醸成

導入理由の詳細

  • 「ありがとう」を言い合う習慣を作りたい
  • ポジティブなフィードバック文化を根付かせたい
  • 見えない貢献を可視化したい

実例

多くの企業で、サンクスカード導入により感謝を伝え合う文化が組織の当たり前として定着しています。
日常的に感謝や称賛が飛び交う環境ができることで、組織全体の雰囲気が明るくなり、前向きな行動が促進されます。

理由7:組織の一体感・チーム力の強化

導入理由の詳細

  • 組織をより太い糸で繋ぎたい
  • チーム全体の連帯感を高めたい
  • 世代や職種の垣根を越えた繋がりを作りたい

実例

コロナ禍以降、対面の接点が減少し世代や職種の間に温度差が生まれた組織では、サンクスカードが組織の結束を強くするツールとして機能しています。
誰が何を頑張っているのかが見えるようになり、相互理解が深まることで組織全体のチーム力が向上します。

理由8:リモートワーク環境での繋がり作り

導入理由の詳細

  • 在宅勤務で希薄になった繋がりを回復したい
  • 対面機会の減少をカバーしたい
  • オンラインでもカジュアルに交流したい

実例

コロナ禍でリモートワークが増加した企業では、対面での交流が激減しメンバー同士の交流が全く行えなくなりました。
デジタルサンクスカードの導入により、場所を問わず感謝を伝え合える仕組みができ、物理的な距離があっても心理的な距離を近づけることに成功しています。

理由9:採用力の強化

導入理由の詳細

  • 採用ブランディングに活用したい
  • リファラル採用を促進したい
  • 入社後の活躍・定着を支援したい

実例

従業員満足度向上により、社員が自社を積極的に紹介するようになり、リファラル採用が活性化している企業が複数あります。
採用から教育、定着が良いサイクルで循環し、採用コストの削減にも繋がっています。

理由10:見えない貢献・努力の可視化

導入理由の詳細

  • 縁の下の力持ちの活躍を認めたい
  • 評価されにくい業務を可視化したい
  • 多様な貢献を評価する仕組みを作りたい

実例

サンクスカードのやりとりが全従業員に開示されることで、誰がどういう行動を取っているのか、どういう人柄なのかが分かりやすくなります。
普段は目立たない貢献や努力が可視化され、多様な価値が認められる組織文化が形成されます。

業種別・課題別のサンクスカード導入理由

医療・介護業界の導入理由

業界特有の課題

  • 多職種連携が必要だがコミュニケーションが難しい
  • シフト制で顔を合わせる機会が少ない
  • 業務負荷が高くモチベーション維持が困難

導入理由

  • 組織理念の浸透
  • 職員同士の相互理解を深めることによるチーム力の強化
  • 感謝や称賛を伝え合う仕組み作り
  • コロナ禍以降の対面接点減少への対応

導入効果

  • 普段業務で関わらない方ともコミュニケーションが取れるようになった
  • 理念に基づく行動へ感謝や称賛を気軽に送り合える仕組みが構築された
  • 心理的安全性が高まり、組織全体の力が向上した

葬祭・伝統産業の導入理由

業界特有の課題

  • 事業部・店舗が分散している
  • 世代間のギャップがある
  • 伝統と革新のバランスが難しい

導入理由

  • 複数の事業部があり、部署間のコミュニケーションが少ない
  • 心理的な距離を近づけたい
  • 社内のコミュニケーション活性化

導入効果

  • 他の部署の人や活動を知る仕組みができた
  • 離れた場所にいたり部署が違っても従業員同士の繋がりが増加
  • これまで会話がなかった人同士が感謝を伝え合うコミュニケーションが生まれた

サービス業の導入理由

業界特有の課題

  • 拠点・店舗が分散していて孤立しやすい
  • 離職率が高い
  • 現場スタッフのモチベーション維持が難しい

導入理由

  • コロナ禍で希薄になった対面での交流をカバーしたい
  • 各拠点・店舗に1人で配属される形態でメンバー同士の交流が困難
  • 会社をコミュニティとして保ちたい

導入効果

  • 過去50%ほどあった離職率がここ1年で0名に
  • 年間約20名のリファラル採用に成功
  • 従業員の相互理解が深まり、初対面でも打ち解けやすくなった

中小企業の導入理由

業界特有の課題

  • 事業承継・世代交代への不安
  • 限られたリソースでの人材育成
  • 組織基盤の脆弱性

導入理由

  • 社長交代を見据えた理念浸透の強化
  • より太い糸で組織を繋ぐ必要性
  • 理念の言語化と日常的な感謝のやり取りの組み合わせ

導入効果

  • 利用率97%を達成
  • 平均送信枚数は1人あたり月10枚以上
  • 離職率3%程度で落ち着き、入社後のミスマッチも減少
  • 「ありがとうを言い合う文化」が組織の当たり前として定着

サンクスカード導入で得られる具体的な効果

定量的な効果

離職率の改善

  • 導入前:50% → 導入後:0%(1年間)【株式会社アナザーウェイブ】
  • 3%程度で安定【株式会社柏斎苑】

利用率・参加率

  • 97%の従業員が活用【株式会社柏斎苑】
  • 60%の従業員が活用【株式会社アナザーウェイブ】

採用への効果

  • 年間約20名のリファラル採用に成功【株式会社アナザーウェイブ】
  • 採用後のミスマッチ減少【株式会社柏斎苑】

サンクスカード送付数

  • 平均送信枚数:1人あたり月10枚以上【株式会社柏斎苑】

定性的な効果

組織文化の変化

  • 感謝を伝え合う文化が組織の当たり前として定着
  • ポジティブなコミュニケーションが増加
  • 理念に基づく行動が可視化され、浸透が進む

コミュニケーションの質の向上

  • 部署を越えた繋がりが増加
  • 普段関わらない人とも交流が生まれる
  • 相互理解が深まり、チーム力が向上

従業員の心理面への効果

  • 心理的安全性が高まる
  • モチベーションが向上する
  • 帰属意識・エンゲージメントが向上する
  • 孤独感が軽減される

業務への波及効果

  • 業務のコラボレーションに良い効果
  • 前向きに取り組む姿勢が生まれる
  • 新入社員や中途採用者の定着が改善

 

 

サンクスカードを導入する際によくある質問(FAQ)

Q1. サンクスカード導入にはどのくらいの期間が必要ですか?

A. 導入準備から本格運用までは通常1〜3ヶ月程度です。
段階的導入の場合は半年〜1年かけて全社展開するケースもあります。

Q2. 小規模な会社でも効果はありますか?

A. はい、従業員数に関わらず効果が期待できます。
むしろ小規模〜中規模の組織の方が、全員の顔が見える分、感謝のやり取りがより温かく感じられ、一体感が生まれやすい傾向があります。

Q3. 導入コストはどのくらいかかりますか?

A. ツールによって異なりますが、デジタル型の場合、月額数万円〜数十万円程度が一般的です(従業員数による)。

Q4. ITに不慣れな従業員が多いのですが大丈夫ですか?

A. 直感的に使えるシンプルなインターフェースのツールを選び、導入時に丁寧な説明会や操作ガイドを提供すれば問題ありません。
スマートフォン支給やPC利用環境の整備も検討しましょう。

Q5. サンクスカードを送る基準やルールは必要ですか?

A. 基準を明確にすることで送りやすくなる一方、厳しすぎるルールは活用の障壁になります。
「日常的な小さな感謝でもOK」「具体的な行動を添える」程度の緩やかなガイドラインがおすすめです。

Q6. ノルマを設定した方がいいですか?

A. 多くの成功事例では、ノルマは設定せず、自発的な参加を促す運用をしています。
ただし、「今月はチームで○枚送ろう」といった自主的な目標設定は効果的です。

Q7. 活用率が上がらない場合の対策は?

A. 以下の対策が有効です。

  • 経営層・管理職が率先して活用する
  • 定期的に利用状況を共有し、活用を促す
  • 社内掲示板など他の機能も併用する
  • 活用事例を社内で紹介する
  • インセンティブ(ポイント制度など)を導入する

Q8. リモートワークでも効果はありますか?

A. むしろリモートワークこそサンクスカードが有効です。
対面機会が減少する中で、デジタル上で感謝を伝え合う仕組みがあることで、心理的な距離を縮めることができます。

Q9. 導入後どのくらいで効果が出ますか?

A. コミュニケーションの活性化は導入後数ヶ月で実感できることが多いです。
離職率の改善やエンゲージメント向上などの定量的効果は半年〜1年程度で現れる傾向があります。

Q10. 他のコミュニケーションツールとの違いは?

A. 業務用チャットツールは「仕事の連絡」が主目的ですが、サンクスカードは「感謝・称賛・文化醸成」に特化しています。
両者を使い分けることで、業務とカジュアルなコミュニケーションのバランスが取れます。

おすすめのサンクスカードツール「THANKS GIFT」

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今回は、実際にサンクスカードを導入した企業の事例をもとに、企業がサンクスカードを導入した具体的な理由と、導入後に得られた効果を紹介しました。
サンクスカードは単なるツールではなく、組織文化を変革するための手段です。
導入理由を明確にし、自社に合った形で運用することで、従業員が「ここで働いて良かった」と思える職場環境を実現できます。
多くの企業が実証しているように、サンクスカードは離職率の低下、エンゲージメントの向上、採用力の強化など、様々な効果をもたらします。
ぜひ、サンクスカードに関するお困りごとは、「THANKS GIFT」にご相談ください。

『THANKS GIFT』は、エンゲージメントを向上させる上で重要な理念浸透や社内コミュニケーションを活性化させる、Web社内報やサンクスカードなどの機能を搭載した社内コミュニケーションツールです。
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