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組織風土とは?組織風土を変革するための方法と事例を紹介

組織風土を変革するための方法と事例を紹介

「社員の離職率が高い」、「社員の企業に対する愛社精神が低い」といった課題を感じてはいませんか。
人材不足や低迷する業績に悩んで、組織風土の変革を考える企業は多くあります。
今回は、そのような企業向けに組織風土を変革するための方法と、実際に企業が取り組んだ事例を紹介します。

組織風土とは?

組織風土というのは、社内で認識されている「企業の独自の規則や価値観」のことを指します。
人材が大事とうたいながらも、組織風土が起因して優秀な人材を逃してしまっている企業は多く存在します。
良い組織風土をつくらないと、入社してきたときはやる気に満ちあふれていた社員が、いつの間にか夢もやる気も失い早期退職してしまうという事態に陥りかねません。
たとえ、早期退職者があまり出ていなくても、自分の会社の組織風土は見直さなくても大丈夫だと考えるのは早計です。
組織風土の見直しをしない場合は、良くも悪くも現状維持のままで少しバランスを崩すと悪い方へ進む可能性があります。

早期退職とまではいかなくても、仕事の情熱がなくなり、目の前にある業務をこなすだけの毎日を送る社員が出てしまう恐れがあるでしょう。
社員のやる気は業績を伸ばすのに必要不可欠です。組織風土の変革により、良い職場環境を提供できれば、社員の幸福度や業績を上げるのに一役買います。

組織風土変革の方法とポイント

組織風土を変革するにあたって取り組みたいのは、入社後のギャップを少なくするということです。
入社目的は人それぞれで、安定した職場で働きたいと考える人がいる一方で、成長のために重要な仕事を任されたいと入社してくる人もいます。
もしも、重要な仕事を次々と任される忙しい職場なら、後者の成長のために入社してきた社員にとっては良い会社でしょう。
しかし、前者の安定を求めて入社してきた社員にとっては、プレッシャーでキツイ会社だと感じてしまうかもしれません。
社員一人ひとりが会社に望んでいることが違うので、入社後のイメージダウンを少なくするのが大切です。

入社後のギャップを少なくするには、企業の経営理念や考え方を社内に共有するのが良いでしょう。
働きながら肌で組織風土を感じ取っていくという方針だと、社員に上手く伝わっていない可能性があります。
何のために働いているのか、社員が働く理由を見失ってしまう恐れすら出てきます。
企業の考え方・業務遂行上の重要事項・働き方については、きちんと言葉や文書で伝わるように環境を整える必要があります。

コミュニケーションツールを導入すると、会社の共通のルールや知識を明文化できるので便利です。
コミュニケーションにより会社と社員の相互信頼が生まれ、仕事の意味や会社の構造を理解しやすくなるため、入社後のギャップが少なくなるでしょう。

↓組織風土を測定する方法について紹介した記事はこちら↓
組織風土の測り方とは?尺度や項目、業績との関係の調べ方を紹介

株式会社コプロ・エンジニアードの組織風土改革事例

株式会社コプロ・エンジニアードは、組織風土の改革により事務職の定着率をアップさせることに成功しています。
まず、同社が組織風土の改革に取り組む際に導入したのは、コミュニケーションツール「THANKS GIFT」です。
ツールを導入したことで、今までスポットライトが当たりにくかった事務職・バックオフィスの社員の頑張りを評価できるようになりました。
同社では営業職を表彰するイベントはあったものの、裏で支える社員の評価がしにくかったため、社員同士で日々賞賛し合えるツールの導入に踏み切ったのです。

株式会社コプロ・エンジニアードは、コミュニケーションツールの導入をきっかけに、社員のエンゲージメントが向上しています。
同社では他企業で派遣社員として勤務するスタイルの社員が多いため、会社と社員の接点が少なく愛社精神やロイヤリティが低下していました。
しかし、コミュニケーションツールにより会社との接点が増えたことで、派遣社員として他企業で働いている社員に感謝が伝えやすくなったのです。
当初は他企業に派遣されている社員のために導入されたのですが、他企業に派遣されている社員が本社の社員に感謝を送り合う思わぬ副産物が得られています。

株式会社nadesicoの組織風土改革事例

株式会社nadesicoの事例では、組織風土の改革により社員の能力を伸ばすことが実現できています。
同社ではコミュニケーションツールの「THANKS GIFT」を導入したことで、社員に対してありがとうと感謝の気持ちを気軽に伝えられるようになったのです。
導入前までは、コミュニケーションを交わすことが少ない社員の頑張りが把握しにくいとう課題がありました。
しかし、ツール導入後は、ありがとうの気持ちのコインやメッセージを送ることで社員の頑張りが分かるようになり、きちんと評価できるようになっています。

株式会社nadesicoでは、社員が生き生きとやりがいを持って働ける組織を目指して取り組みをスタートしています。
コミュニケーションの活性化ができるだけでなく、ありがとうの気持ちをたくさん送る社員は伸びやすいという発見に繋がっています。
同社では組織改革に確かな手ごたえを感じていて、ツールを使い続けることで離職率低下や定着率アップに寄与すると大きな期待を寄せています。

組織風土の改革は、企業ブランディングにも良い影響がある

組織風土の改革をすると、企業ブランディングを手掛けるうえで大きなメリットがあります。
それは、組織風土の改革で社員の満足度が高まれば、企業の悪い評価が付けられにくくなるということです。
企業ブランディングにおいてはイメージ戦略が重要で、インターネット上に掲載されている口コミ評判の影響は決して侮れません。
入社前に企業の悪い口コミ評判が目に入れば、誤った偏見や先入観を持ってしまう恐れがあります。
もし、企業の悪い口コミ評判ばかりが世に出回ってしまったら、企業側がクリーンな会社であると主張してもイメージの回復を図るのは難しくなります。
社員や一般の方に企業に良いイメージを持ってもらうためにも、職場環境が良くなるように社員間のコミュニケーションを活性化させることが大切です。

良い組織風土を作り、従業員が定着・活躍する組織を作ろう

今回は、組織風土を変革させるための方法や事例などを紹介しました。
組織風土は、組織に良い影響を与えるだけでなく、業績に対しても良い影響を与えることが期待できます。
自社の理想の組織を定義し、その上でどのような組織風土を作るべきかを考えた上で、施策に取り組んでください。

『THANKS GIFT』は、その会社の企業理念やスローガンに即したアクションに対して、従業員同士で感謝や賞賛の声掛けを相互で行うことができるサービスです。
『THANKS GIFT』を活用して企業理念やスローガンを浸透させて、従業員全員で同じ方向を向いて取り組める組織を作りませんか?

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