企業成長と共に、従業員の能力開発や活躍を促進したい! サンクスギフトを活用した店舗ビジネスならではの経営と現場の意思疎通の秘訣とは?
- 業種
- ピラティススタジオ・パーソナルトレーニングスタジオ運営、インストラクター養成校運営
- 従業員数
- 43名
代表取締役 / 田中 夕紀子 様
ピラティスやパーソナルトレーニングスタジオの運営をしている株式会社フィットネス・ビューティー・ジャパン。今回は、THANKS GIFTの導入理由とその効果について、代表取締役である田中夕紀子様にお話を伺いました。
組織の成長と共に希薄化した社内コミュニケーション、理念浸透のために導入を決意。
-THANKS GIFTを導入する前に感じていた課題についてお聞かせください。
田中 様:
5年ほど前までは、関西の方でドミナント戦略を取っていました。その頃は、月1で全社員が集まる機会があったり、社員旅行やバーベキューなどのイベントも行ったりしており、「チーム作り」が非常に円滑にできていたと感じています。
しかし、ここ数年で企業が急成長し、関東などの都市部へ出店し始めたことによって、社員の考えをキャッチしたり、会社の理念が行き届いていなかったりという場面が目立つようになりました。企業として、一体感を持って動ける状態ではありませんでしたね。
また、1店舗4名ほどのスタッフがおりますが、1人で店舗にいる時間も長く、スタッフ同士のつながりやコミュニケーションも希薄になっています。周囲の同僚とのコミュニケーションがなければ、自分の価値観のみで働くしかありません。それでは、偏りが生じ、困ることもあるでしょう。
-経営理念の浸透や、コミュニケーションの希薄さに課題を感じていたんですね。周囲とのつながりが薄れていたことで、離職率などに影響はありましたか?
田中 様:
大きな課題ではありませんでしたが、おととしから去年にかけて、退職する方が続いていましたね。退職理由のなかには、「私たちが導けていれば防げたかもしれない」と後悔するものが多くありました。
例えば、学ぶ姿勢に対する温度さだったり、孤立していて悩みや不安をキャッチアップできなかったりなど、細かなコミュニケーションや関わりがあれば防げたものばかりです。
また、インストラクターという職業柄、理想と現実のギャップでショックを受ける人も多くいます。その際の心のケアも必要でした。
経営理念の浸透・承認の見える化・コミュニケーションをとる場が必要だと感じでいたところに、THANKS GIFTに出会いました。
-ありがとうございます。では、導入の決め手となった部分についてお聞かせください。
田中 様:
偶然SNSの広告でTHANKS GIFTを知り、直感的に「これだ!」と思ったのですぐにご連絡しました。感謝の気持ちを伝える事はTHANKS GIFTが無くてもできることですが、楽しみながら習慣化していくにはアプリなどを活用すべきだと思いました。
誰かが誰かを褒めている「承認の場」が見えるようになったことで、自分の言動を振り返ることができるのが良いなと思いましたね。
成功のカギは、役割の明確化と導入後の「理想とした組織像」をマインドセット
-では、THANKS GIFTを導入する際に工夫した点についてお聞かせ下さい。
田中 様:
導入するからには継続して使っていきたいと考えていました。
最初のマインドセットでは、「どのような思いで導入したか」「どのような企業にしたいか」「どのように使用するのか」を、それぞれ適したスタッフがレクチャーしました。
マインドセットをしっかり行ったことと、それぞれのスタッフで役割分担ができていたお陰で、導入がスムーズだったように思います。自分ひとりだけの言葉だけでは響かない人にも、他のスタッフからも伝えてもらうことでストンと入っていったのだと思います。
また、プロジェクトメンバーから「会社の情報や連絡はTHANKS GIFTのみで発信し、アプリをしっかり確認してもらうようにした方が良い」という意見が上がりました。その言葉に従ったおかげで、スタッフに「会社からの連絡はTHANKS GIFTをチェックする」という意識づけに成功しました。
上手く活用している店舗の情報をシェアし、ナレッジを共有
-ありがとうございます。導入時のマインドセットはやはり重要ですね!では、次にTHANKS GIFTの具体的な運用方法についてお聞かせ下さい。
田中 様:
現在の運用方法は、「日々感謝の気持ちを伝えること」と「全員にシェアしたい内容を投稿する」の2つです。
導入して1ヶ月は毎日必ず1コインという目標を掲げていました。ほとんどのスタッフが積極的に取り組んでくれましたが、もらったそのコインに「ありがとう」を返すという流れができてしまいました。そのため、「コインへのお返しはいいねマークのみ」というルールを作り、送るコインの意義を考えてから送ってもらうように取り組んでもらっています。
そのほか、月1のミーティングでうまく活用している店舗の紹介をおこなっています。上手くいっている店舗の紹介をすることで、参考にしたり反省に活かしたりしてほしいですね。
店舗間コミュニケーション活性化、感謝承認称賛の見える化、さらには自分の反省の場に。
-THANKS GIFTを導入して、変化した部分についてお聞かせ下さい。
田中 様:
スタッフ一人ひとりのことが、見えるようになりました。スタッフによって意識の差があるため、直してほしい部分を指摘すると嫌な反応をされることはもちろんあります。
しかし、THANKS GIFTで承認の場が見えるようになり、自分で反省できるようになったことで指摘されても納得しやすくなったのではないでしょうか。
そのほか、他店舗が褒められているのを見て、自分で気づきを得られるようになったとも感じています。
また、スタッフからは「なかなか会えないスタッフにも感謝を伝えられるようになった」「違う地域のスタッフについて知ることができた」というポジティブな反応が多くありました。
コロナの影響もありますが、THANKS GIFTのおかげで、オンライン上でつながることができているなと感じます。
「誰もが」「いつでも」発信できる環境づくりのために、様々な施策を検討
-では、運用を通じて見えてきた課題はありますか。
田中 様:
THANKS GIFTをもっと上手く活用していきたいですね。
私たちは店舗型ビジネスなので、立地や時間帯によってはスタッフが1人で回している時間もあります。そのため、THANKS GIFTでアクションする機会にもばらつきが出てしまいます。
現在は、「誰もが」「いつでも」発信できるような環境づくりのため、様々な案を検討中です。今はプロジェクトチームからの発信が中心ですが、ゆくゆくは「お客様から言われてうれしかったこと」のような内容を、他スタッフから発信していけるようにしたいです。
そのほか、5分動画を配信したり、私とスタッフとの対談を発信したりしても面白いかな?と思っています。
-最後に、今後の課題についてお聞かせください。
田中 様:
承認や賞賛をする場として、一定の活用はできているのではないかと思っています。そのため、今後はTHANKS GIFTをさらに有効活用し、企業理念の浸透に重きを置いていきたいです。
スタッフの可能性をどう活かしていくか、どう活躍していけるかを大切にしたいです。
-本日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございました!