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リワーディングワーク(働きがい)とは?企業が取り組むメリットや取り組み事例を紹介
最近、大企業を中心に重視され、企業によって様々な取り組みが行われているリワーディングワーク(働きがい)。
今後、労働力人口が減少していく日本では、この「リワーディングワーク(働きがい)」がますます重視されることが予想されています。
今回は、このリワーディングワーク(働きがい)の意味や企業が支援に取り組むメリット、取り組み事例などについて紹介します。
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もくじ
リワーディングワーク(働きがい)とは?
リワーディングワークとは、英語で「Rewarding」とは「満足感が得られる、やりがいがある」の意味で、「Work」は「仕事」を指し、日本語では「働きがい」と訳されます。
従業員が自分の仕事が価値のあるものであったり、誰かのために役に立っていると感じることが「働きがい」に繋がります。
「働きがい」を感じる主体は従業員本人ですが、その従業員の「働きがい」を高めるために企業では様々な施策や支援が行われています。
↓働きがいに関して詳しく説明している記事はこちら↓
働きがいとは?働きやすさとの違いや高める方法を紹介
従業員のリワーディングワーク(働きがい)を高めることのメリット
「働きがい」を高めることは、働く本人だけでなく従業員を雇用する企業にとっても多くのメリットがあります。
1.従業員のモチベーション向上
従業員個々人のモチベーションが上がると、仕事に集中して取り組むことができ成果も出やすくなり新しいことも前向きに挑戦する意欲が生まれます。
モチベーションを上げる要因として、外発的なものと内発的なものがあります。
外発的なものとは、目標を達成すれば給与が上がる、生活を維持するために必要なため等、外部からの動機付けです。
外からの動機付けに対し、短期的にはモチベーション向上が期待されるかもしれませんが、長期的に高いモチベーションを維持することは難しいと言われています。
一方、内発的な動機付けの場合、「自らやりたいからやるんだ」「楽しいからやるんだ」という思いが原動力となっているため、誰に言われることなく、集中力を発揮し没頭することができたり、自発的に動き続けたりすることができます。
2.従業員エンゲージメントの向上
従業員エンゲージメントは、従業員の会社に対する愛着心や思い入れであり、会社から従業員に対し一方的に押し付けた場合、上がるのではなく、むしろ下がってしまうものです。
会社と従業員が対等の関係で、ともに成長し絆を深めていくことが重要です。
会社との関係性に加え、それぞれの従業員がこの会社で働く意味を見いだすことでもエンゲージメントは上がります。
この会社でしか達成できない自分の目標やこの会社でしか得られないことがあることで会社への貢献意欲も向上します。
モチベーションやエンゲージメントが高まることで、離職率の低下に加え、一人ひとりの業務パフォーマンスや会社全体の生産性向上にも期待ができます。
また、中小企業やベンチャー企業などでの福利厚生を充実させる余裕がなく金銭的報酬も大企業と比べると少ないという状況においては、優秀な人材を集め彼らにベストな成果を出してもらうには、仕事で得られる非金銭的報酬をいかに充実させるかが重要です。
優秀な人の中には、金銭的報酬を追い求めるよりも人生の貴重な時間を誰かの役に立つ価値のある仕事に使いたいと考える人も少なくありません。
企業の成長に欠かせない優秀な人材確保のためにも「働きがい」がある会社になることには意味があります。
リワーディングワーク(働きがい)のある会社の定義
Great Place to Work®(GPTW)によると、「働きがいのある会社とはマネジメントと従業員の間に『信頼』があり、一人ひとりの能力が最大限に生かされている(For All)会社のことである」と定義されています。
信頼関係を築くためには、コミュニケーションが鍵になります。
コミュニケーションとは、思っていることをお互いに伝達しあうことです。
つまり、双方向の交流により自分と相手が思っていることを共有し合い、相互に理解することを目指します。
コミュニケーションの量を増やしたり、質を良くすることが信頼関係が醸成につながります。
その際、マネジメントからの一方的な情報発信ではなく、対等な立場で双方向で情報を共有し相手の思いを理解し、お互いに寄り添うことで信頼関係が構築されていきます。
社内コミュニケーションの量と質を改善する方法
マネジメントと従業員のコミュニケーションの量を向上させるための施策として、1 on 1ミーティング(上司と部下で行う定期的な1対1のミーティング)の実施があります。
例えば、上司と部下で週に1回30分程度の1 on 1ミーティングを設定します。
ミーティングでは、お互いが思っていることをフィードバックしあったり、上司は部下への感謝を言葉で伝えたり、困っていることがないかを聞き出したりすることで信頼関係が生まれます。
より頻度の高いコミュニケーションを求める場合、社内SNSの活用も有効です。
あらたまった席を設けずとも、思い立った時に気軽に感謝の気持ちやアドバイスを伝え合うことができます。
コミュニケーションの質の向上のためには、双方向で質を改善していくことが必要です。
例えば、社内報や社長メッセージなど一方的な発信になりがちな場面においては、それに対する従業員からのリアクションも集めることが大切です。
マネジメントの考えや会社の方向性に対して従業員が、どう理解し考えたのか、それをマネジメントが知ることで次のコミュニケーションのアクションを検討することができます。
従業員の生の声がマネジメントに届き、マネジメントがその声に対し真摯に応えることで、社内の良いカルチャーの醸成や従業員との信頼関係が築かれることでしょう。
リワーディングワーク(働きがい)を向上させた企業の取り組み事例
株式会社Glutton
「働きがいのある会社ランキング」2020年度ベストカンパニーを受賞した株式会社Gluttonさんは、広島県内で飲食店展開を中心に食に関連する事業を展開しています。
こちらの会社では、「“働くこと”を通じて人の可能性を拡げていきたい。」という社風のもと、独自の福利厚生制度を従業員に提供しています。
例えば、社員同士で感謝の気持ちをメッセージにして贈り合う社内SNSを導入することで、社内コミュニケーションの活性化および社員間での信頼関係の醸成を促してきました。
また、新入社員のオンボーディングにも、この社内SNSを活用しています。
入社すぐに、一緒に働く仲間から、たくさんのメッセージを受け取ることで、新しい職場で働くことの不安の解消やモチベーション向上に効果を発揮しています。
株式会社東急グルメフロント
東急グループの飲食事業会社として長年飲食施設を運営してきた株式会社東急グルメフロントさん。
こちらの会社では「ワーク・アズ・ライフ」を打ち出し「働くことを楽しみ、仕事を通じて成長してほしい」というメッセージを発信しています。
教育研修制度の充実や社内のコミュニケーションを活性化に力を入れており、従業員間のコミュニケーションを活性化させるSNSツールの導入や社内アンケートも実施しています。
従業員が定着・活躍できる組織を作ろう
今回は、リワーディングワーク(働きがい)の意味や企業が支援に取り組むメリット、取り組み事例などについて紹介しました。
従業員が定着・活躍できる組織を作るために、自社の従業員の特徴や強みをしっかりと把握し、それぞれがやりがいを持って仕事を行えるよう、人員配置や教育、社内制度を通じた支援を行いましょう。
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