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ノンバーバルコミュニケーションとは?具体例やメリット・デメリットを紹介

ノンバーバルコミュニケーションとは?具体例やメリット・デメリットを紹介

ノンバーバルコミュニケーションについて詳しく知っておけば、ビジネスの場で活用することでよりスムーズなコミュニケーションが取れるといわれています。
ノンバーバルコミュニケーションは、プレゼンや会議、商談、ワークショップなどあらゆる場面で役立ちます。
今回は、ノンバーバルコミュニケーションの意味や具体例、メリット・デメリットについて紹介します。

ノンバーバルコミュニケーションとは?

ノンバーバルコミュニケーションは、視線やしぐさ、声のトーン、表情、相手との距離、体勢など言語以外の方法を使ったコミュニケーションです。
このような言語以外の方法は、他者とのコミュニケーションにおいて言葉以上に大きな役割を果たすといわれています。
アメリカの心理学者によると、人間は表情やジェスチャーなどの視覚情報から55%、声色や声のトーンなどの聴覚情報から38%の情報を受け取っていることが分かっています。
一方で、言語情報からは7%の情報しか受け取っていないのです。
人とのコミュニケーションにおいて、いかにノンバーバルコミュニケーションが重要かということがわかります。

ノンバーバルコミュニケーションの内容例

アメリカのコミュニケーション研究者であるマークLナップは、ノンバーバルコミュニケーションの内容例を次の7つに分類しました。

1.身体動作

「身体動作」は、身振りや姿勢、表情、目の動きなどです。
目の動きや視線によって相手に与える印象が変わってきます。
特に表情は感情が出やすいところです。
20種類以上の表情筋があり、60種類以上の表情を作れるといわれています。

2.身体の特徴

「身体の特徴」は、頭髪や皮膚色、体型などです。
例えば、丁寧にセットされたヘアスタイルを見ると、几帳面な人と感じたり、反対に整えられていなければだらしない人という印象を持ちかねません。
また、特に女性は顔によって相手に与える影響が大きいといわれています。
例えば、目がぱっちりしていれば積極的で明るい、小さければ消極的で暗いという印象になりやすいです。
男性は身長によって相手に与える影響が大きく、身長が高ければ努力家で大人っぽい、低ければ感情的で怒りっぽいと捉えられがちです。

3.接触行動

「接触行動」は、握手や法要など相手との身体的な接触を指します。
相手との関係が親密であるほど、接触範囲は広がり中心部を接触するようになるといわれています。
日本人は初対面に相手に対して接触行動をする文化がなく、接触行動自体が少ないため国際的なコミュニケーションではネガティブな印象を与える可能性があります。

4.近言語

「近言語」は、相づちや、泣きや笑い、ああなどの間投詞です。

5.空間行動

「空間行動」は、対人距離やパーソナルスペースなどのことです。
日本人は、相手と親密になることで物理的な距離を縮めます。
つまり、相手との距離の取り方で意思表示ができるのです。
ただし、相手に対してネガティブな感情がある場合、攻撃しようとすると距離が縮まります。

6.人工物の使用

化粧や服装、装飾品など「人工物の使用」もノンバーバルコミュニケーションのひとつです。
相手に与える印象が強い要素といえます。
例えば、TPOに適した服装だとポジティブなイメージとなりますが、適していなければ不真面目、常識はずれなどとネガティブなイメージになってしまいます。

7.環境

「環境」は、インテリアや照明、温度などです。
例えば、広い会議室で会議を行えば参加者は不安を感じやすくなります。
また、椅子や机がドアに近ければ、会話が室外に漏れるのではと心配な気持ちになります。

ノンバーバルコミュニケーションを活用するメリット

ノンバーバルコミュニケーションを活用すれば、言語情報だけでは伝えきれない気持ちを補完することができます。
例えば、同じ内容と言葉で2人がプレゼンをしたとします。
片方の人は表情がなく声が小さいのに対し、もう一人は自身たっぷりで声が大きく笑顔だった場合、どちらの印象がよいでしょうか。
このように、ノンバーバルコミュニケーションを活用すれば感情や自信を言語情報に付け加えることができます。
ノンバーバルコミュニケーションは、信頼関係の構築にも役立ちます。
話を聞く際に相手の目を見てうなずく、体を向ける、明るく穏やかな表情で対応するなどを意識することで、相手に好意を伝え、安心感をもたらします。
その結果、信頼関係をより強くすることにつながります。

また、ノンバーバルコミュニケーションには聞く側にもメリットがあります。
ノンバーバルコミュニケーションについて知っておくことで、言語情報からはわからない相手の本音や心情を読み取ることができます。
例えば、仕事で失敗をして落ち込んでいる人が「大丈夫」と言っているとき、相手の声のトーンや表情を見れば、それが本心かどうかがわかります。
相手の表情やジェスチャーなどに着目しながら会話を進めることで、相手の心情や本音を引き出すことができるのです。

複数で会話しているときに、別の人に意見を求めたい場合にもノンバーバルコミュニケーションは役立ちます。
例えば、発言してほしい人に向けて視線を送ったり、体を向けたりすれば、言葉に出さなくても発言を求められていることが伝わるはずです。
また、相手の意見を支持しているときは、うなずくことで言葉に出さなくても伝えられるでしょう。
このように、ノンバーバルコミュニケーションを使えば、相手の相互作用を調整することができます。

ノンバーバルコミュニケーションを活用するデメリット

ノンバーバルコミュニケーションは、3つの誤解を招くリスクがあります。
まずは、言葉と表情が不一致のために起こる誤解です。
「すごいね」と言葉では褒めているのに表情が起こっていると誤解や不信感を招きます。
また、相手が一生懸命話しているときには相手の目を見たり体を向けたりしながら聴く必要があります。
反対の態度をとってしまうと、聞いてくれていないのでは、興味がないのではと相手を不安にさせてしまいます。

文化の差を理解していないために起こる誤解もあります。
同じうなずくという行為でもアメリカと日本によって意味が異なり、日本では相手の話を聞いているというサインとして行うことが多いですが、アメリカでは同意しているという意味で捉えてしまうのです。
ノンバーバルコミュニケーションは、本能的なものが多いため、自分の意思でコントロールしにくいです。
そのため、無意識にノンバーバルコミュニケーションで感情を伝えてしまうかもしれません。

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今回は、ノンバーバルコミュニケーションの意味や具体例、メリット・デメリットなどについて紹介しました。
社内コミュニケーションは、生産性や従業員の定着に大きな影響を与えるため、会社としても支援や対策を行っていきましょう。

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