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若手人材の採用定着こそ、エンゲージメントが重要

若手 エンゲージメント

株式会社Take Action代表の成田です。

わたしは新卒で採用支援会社に入社し、多くの会社の新卒採用業務を支援してきました。

またこのTake Actionという会社も定着や従業員エンゲージメント及び社内エンゲージメントアップに特化したTHANKS GIFTやBEST TEAMというプロダクトができる前は、採用支援のコンサルティングや採用業務のアウトソーシング等、採用に関わる仕事をメインに事業運営してきました。

10年以上このような採用現場に関わってきた中で、年々感じているのは社内エンゲージメントの重要性です。

なぜ採用に社内エンゲージメントが大切かを私なりの見解を書いていきたいと思います。

そもそも従業員エンゲージメントを高めることは、組織が一つの方向に向かっていくことと同義といえます。

従業員エンゲージメントが高い状態で働く社員というのは、会社の目指すべき方向性と個人の目指すべき方向性がリンクしてる状態といえます。

ここでは、なぜ採用現場において従業員エンゲージメントアップとそれによる「社内エンゲージメントアップが重要」とされてるのかを4つの軸でお話しします。

ミスマッチを無くす価値観重視の採用

既存社員に従業員エンゲージメントが高い人材が多く集まることで、従業員エンゲージメントが高い人の共通点やその会社独自の求める人物像が明確化されます。そのため、今一度人事や幹部で従業員エンゲージメントが高い社員の要素などを洗い出し、再定義をすることをお勧めします。

従業員エンゲージメントが高く、共に働きたい社員の定義と反対に従業員エンゲージメントが低く、こんな人材とは共に働きたくないといったより具体的なペルソナまで明確化し、採用活動を始める前の下準備をしましょう。

その上でそういった人材を採用する為の選考活動の設計をし採用活動を行うことで、スキルだけではなく、自社の期待することに対して理解し行動してくれるか、長く活躍人材として働いてくれるか、早期離職を防げるかなど企業にマッチした人材を選定、採用することができます。

採用活動へ好意的な協力が得られる

私がよく採用現場で経営に携わる方や人事の方にお話をするのは、採用は究極の営業活動だということです。

優秀な人材でなければ優秀な人材は口説けません。

そして、理念やビジョンなどの想いに対して熱意を持って話すことは、もちろん社長が語るのが一番なのですが、大規模であるなど事実上社長が採用に直接的に関わることが難しい場合、どれだけエンゲージメントの高い人材が採用活動に関われるかが重要です。

ここでいう“採用活動に関わる”というのは、何も人事部だけではありません。

採用の説明会でプレゼンする新入社員から、説明会で学生を迎える受付スタッフ、面接に来社した際の働く社員や面接で直接的に関わる面接官など全ての採用に関わる人材が、求職者にとっては企業を選ぶ理由の一つであり採用活動が成功するか失敗するかの大きな分かれ目となります。

もちろん従業員エンゲージメントが高い従業員は、会社の様々な活動への貢献意欲が高く、採用活動にも協力的です。

採用が年々売り手市場となり、中小企業だけではなく大手企業であっても人数や採用の質といった観点で理想とする採用活動の成功をおさめることはとても難しくなってきています。

そのため、より関わる人材の従業員エンゲージメントが高いことは採用活動の成功に大きなカギとなることは間違いありません。

人材定着に効果的

従業員エンゲージメントが高い社員は、自社の目指すべき方向性に対してしっかりと自分の役割を認識し、仕事の責任感や会社への愛着が強い為、離職率が低く、自社に定着していく傾向にあります。

そのため、採用時から従業員エンゲージメントが高くなりそうな方を採用する、エンゲージメントフィットが重要です。

エンゲージメントフィットした人材を採用することは、会社の目指すべき方向性と個人の目指すべき方向性が連動しているかその確認作業が大切であり、結果的に採用した人材の早期離職などのリスクを抑えることができるのです。

リファラル採用を活性化することができる

リファラル採用とは、社内外の信頼できる人脈を介した、紹介・推薦による採用活動のことで、人と人とのつながりを活用し、採用候補者の質や信頼性を確保し採用のマッチング精度を高めることがリファラル採用の強みです。

また、リファラル採用した人材は価値観や考え方もフィットしやすいというメリットもあります。つまり、リファラル採用はエンゲージメントフィットした人材を採用でき社内エンゲージメントが相対的に向上するため、結果的に社内エンゲージメントの高さはリファラル採用を増やすことにもつながるのです。

反対に、社内のエンゲージメントが低いと、どんなにインセンティブや御礼金などを用意しても、リファラル採用どころか社員からのリファラルの紹介もなく、常にお金をかけた採用活動でしか人材を獲得することができなくなってしまいます。

自社内で活躍している人材からのリファラルこそ、企業を成長させる上でとても重要な位置づけとなっていることは言うまでもありません。

まとめ

優秀な若手人材の採用を成功させ、その人材を中長期的に定着させるには、従業員エンゲージメントの向上が不可欠であることが分かりました。いきなりすべての解決は難しいですが、一つずつ今日から始められるほんの小さな取り組みから実践していきましょう。

 

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