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経営管理とは?目的や役割、経営企画との仕事内容に違いについて紹介

経営管理とは?目的や役割、経営企画との仕事内容に違いについて紹介

企業という組織は、本来ひとつの目標に向かって進んでいかなければならないものです。
しかし、事業規模が拡大し、産業が複雑化することによって、組織全体の足並みが乱れ、目標達成への歩みが揺らいでしまうことがあります。
こうした乱れを修正し、リソースを体系的に統括・分配しようとする試みが経営管理です。
今回は、経営管理の業務の目的や役割、経営企画との仕事内容の違いなどについて紹介します。

経営管理とは?

経営管理とは、企業や組織が目標の達成に向けて、企業の経営活動を調整したり、事業や業務を管理したりすることをいいます。
具体的には、財務管理や生産管理、労務管理、販売管理といった会社のリソースの管理が経営管理の本意です。
リソースとは、産業の根本となる「ヒト、モノ、カネ」といった資源のことです。
経営管理では、こうした資源を適切に統括、あるいは管理することで、組織が足並みをそろえ、目標達成に向かって一丸となって行動することを目指します。

たとえば、企業が事業の維持や拡大のために投資をする場合、将来を予測してリソースを適切に配分しなければ大きなリスクを抱えることにもなりかねません。
生産設備を増強すれば生産量は増えますが、その分在庫を抱えるリスクも増大し、かえって喪失を被る危険性を抱えているのです。
経営管理はこうしたリスクを軽減するための方法です。
経営管理によって将来をしっかり予測できていれば、コストと収益のバランスが取れなくなるという事態を避けることができ、事業計画に基づいた遅滞なき目標達成に近づけられます。

経営管理の目的と役割

経営管理は、既に20世紀の初頭から存在する経営理論のひとつです。
しかし、現代の企業を取り巻く環境は20世紀初頭より複雑化しており、特にグローバル化やM&Aの進展など、むしろ経営管理の必要性がより高まっている時代になっているといえます。
事業規模を拡大していくうえでは、組織全体が足並みをそろえて目標達成に向かうことは難題です。
経営管理の目的は、そうした複雑化する社会状況や組織を取り巻く環境に対応するために、組織全体の意識を統一し、経営陣の意思決定を従業員ひとりひとりに至るまでしっかり反映させることにあります。

また、経営管理の目的は経営陣が適切な経営判断を下すためでもあります。
たとえば、経営管理の結果、利益の出ていない事業に多額の投資が行われている実態が見つかったとしましょう。
この場合、経営陣は状況を適切に分析し、場合によっては事業投資を打ち切る決断を下さなければならないこともあります。
このように、経営管理は業務や事業がきちんと動いているかどうかを見極め、経営陣による経営判断をサポートするという役割をも担っています。

経営管理と経営企画の違い

経営企画と経営管理は似た概念ではありますが、実は微妙な差異のある考え方でもあります。
企業運営においては、経営企画と経営管理はいずれも重要な概念であるため、それぞれの概念の相違をしっかり理解しておくことが重要です。

経営企画とは、中長期的な経営計画に基づいて適切な運営を行っていくことをいいます。
経営管理がリソース統括のためのモニタリングに主眼を置いているのに対して、経営企画は改革や推進といった、会社が進むべき方向性を考えるための理念です。

経営活動においては、まず経営企画を通じて事業の推進が目指されます。
そのうえで、経営企画に基づいた事業計画に応じて、リソースの適切な分配、すなわち経営管理が行われます。
つまり、経営管理は広い意味でいえば経営企画の一部分として捉えることもできるということです。

複雑化する経営管理の実態

グローバル化や事業の多角化などを背景に、経営管理の重要度がより一層増している一方、複雑化する社会状況の中では経営管理を適切に実行することは決して簡単ではないことも事実です。
たとえば、事業が多角化すれば、経営管理で扱う対象も幅広く、かつ複雑化します。
人事管理の分野で例を挙げてみましょう。

人事管理とは、要するに企業が経営を進めていく中で必要な人材を確保するための取り組みです。
しかし、多様な働き方が模索される現代においては、従来の採用方法では優秀な人材の確保が難しくなっているという現状があります。
各業界で人材不足が叫ばれているのも、従来的な採用の手法では人材の確保に対応できなくなっている証左です。
また、グローバル経営や多角化経営によって、将来の業績予想がしづらくなっている点にも注目しなければなりません。
業績予想の精度が低ければ、リソースの分配にも偏りが生じがちになります。
海外への事業展開など多角的な経営を行っている場合は、業務プロセスが複雑化し、リソースの管理はより難しくなってしまうでしょう。
このように、既存のプロセスに固執していては、人材活用や業績予想などに対応できなくなるため、経営管理も機能不全に陥りかねません。

経営管理の改善に重要なポイント

それでは、複雑化する経営管理の課題を改善するためには具体的にどうすれば良いでしょうか。

まず、事業規模拡大に伴い、業務プロセスが複雑化しているなら、部署ごとに経営管理を行う体質を整備すれば課題を解決できるかもしれません。
規模が大きければ、全体の意志を統一することも困難となります。
そこで部署ごとに経営管理を細分化して行えば、細かい課題を浮き彫りにでき、小さな問題をひとつひとつ潰しながら全体のパフォーマンスを高めることにつながります。

また、複雑化する社会状況に対応するためには、変化に対応できる体質を整えておくことも重要です。
そのための方法として、経営管理基盤の構築も有益な対策方のひとつです。
経営が多角化すると、経営管理の基盤も複雑化しがちですが、複雑化した管理基盤では刻一刻変化する情勢に対応することも難しくなってしまうでしょう。
そこで、経営管理基盤をシンプルなものにしておくことで、管理する分野が急に増えたとしても、その都度遅滞なく対応できるようになるのです。

経営管理において、従業員との意思の疎通は非常に重要な要素です。
組織全体の一体感を構築するのが経営管理の役割のひとつでもあるだけに、従業員の状態をきちんと把握し、問題があれば即座に対応できるような環境をしっかりと整備しておく必要があります。
複雑化する社会状況は、人々の働き方に対する意識にも大きな影響を与えています。
人事管理の方法も、単なる採用活動や人員配置にとどまらず、従業員ひとりひとりに焦点を当てた評価基準の策定や人材育成の手法が求められる時代です。
人材の定着や育成が滞れば、経営にも大きな影を落としかねません。
従業員が働くうえでの不満を即時にすくい上げ、そのうえで早期に対応していくことがこれからの経営管理に求められる姿勢でもあるのです。

従業員が定着・活躍できる組織を作ろう

今回は、経営管理の業務の目的や役割、経営企画との仕事内容の違いなどについて紹介しました。
従業員が定着・活躍できる組織を作るために、自社の従業員の特徴や強みをしっかりと把握し、それぞれがやりがいを持って仕事を行えるよう、人員配置や教育、社内制度を通じた支援を行いましょう。

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