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フリーライダー問題とは?原因や与える影響、対策を紹介

フリーライダー問題とは?原因や与える影響、対策について紹介

近年、企業の中で、フリーライダー問題がクローズアップされています。
フリーライダーとは、仕事をしないで給料をもらう社員のことです。
フリーライダーは企業にとって困った存在で、放置すると周囲の社員の労働意欲をなくしたり、新たなフリーライダーを作り出す要因になることもあります。
今回は、フリーライダー問題の原因や与える影響、その対策について紹介します。

フリーライダーとは?

フリーライダーとは、「ただ乗りする人」という意味の言葉です。
フリーライダーには不労所得者も含まれますが、企業内でフリーライダーという場合は、仕事をしないで給料をもらう社員のことを言います。
また、もっと悪質な場合は、他の社員の成果を横取りするケースもあるので、看過できない問題です。
当然ながら、フリーライダーは企業にとって、迷惑な存在でしかありません。

フリーライダー問題が注目される理由

フリーライダーは昔から企業内にいて、「給料泥棒」などと呼ばれることもありました。
ではなぜ今になって、フリーライダー問題が浮かび上がってきたのでしょうか。
それは、近年になって業務内容が多様化したために、いわゆる「給料泥棒」の存在が大きく膨らんできたからです。
仕事をしないでも給料がもらえるなら、他の社員が労働意欲をなくしてしまうので、この問題を見過ごすことはできません。
仕事をしてもしなくても、毎月同じ給料が保証されるなら、真面目に働く気がしないのは当然でしょう。

フリーライダーになりやすい社員の特徴

フリーライダーになりやすい社員には、次のような共通した特徴が見られます。

1.簡単な仕事でも時間がかかる

1つの仕事に時間をかければ、他の仕事をしなくて済みます。
だから、いつまでも1つの仕事を終わらせないのが、特徴の1つとして挙げられます。
また、中には故意に終わらせないわけではなく、単に仕事が遅い人もいるかもしれません。
たとえ故意ではなくても、1人でもそのような人がいれば、周囲の社員の労働意欲が削がれてしまうので注意が必要です。

2.責任感がない

仕事に対する責任感がなく、ミスをしても気にしないのも、フリーライダーの特徴です。
さらに、フリーライダーは自分のミスには甘くても、他人のミスは厳しく非難したり、自分のミスを他人に転嫁しようとする傾向も見られます。
このように、単に仕事をしないだけでなく、職場内で自分の地位を保つことに固執するのも、フリーライダーにありがちな特徴と言えるでしょう。

フリーライダーがいるために起こる問題

フリーライダーが生まれることで以下のような問題が発生します。

1.生産性が上がらない

フリーライダーが仕事をしない分だけ、そのチームの生産性が下がってしまいます。
さらに、フリーライダーは半人前の仕事しかしないので、他の同僚の負担が増えることになります。

2.退職者が増える

フリーライダーがいるのに、何の対処もしない職場に嫌気がさして、離職する人が増えます。
真面目に仕事をしてもしなくても同じ給料をもらえるのですから、そんな職場に魅力を感じないのは当然と言えるでしょう。
周囲の人は、フリーライダーに辞めてもらいたいと思っても、当の本人が居座っていると、周囲が我慢できずに去っていくことになります。
このように、フリーライダーがいるために、周囲の優秀な人材が流出してしまう恐れもあります。

3.企業の信用が下がる

企業内にフリーライダーがいることは、いずれ社外にも知られてしまいます。
取引先の人が職場を訪問したり、会議や打ち合わせにフリーライダーが出席すれば、おのずと社外の人にもわかってしまうでしょう。
フリーライダーを放置するような企業は、社外から見ると問題のある企業とみなされます。
真面目に働く社員と働かない社員を、同じ待遇で扱う企業の評価が上がるはずはありません。
また、そういう企業は、社内の危機管理ができていないとみなされる可能性もあるため、対外的な評価が下がるのは避けられないでしょう。

フリーライダーを生まないための対策

企業内でフリーライダーを生まないために、取るべき対策を紹介します。

1.仕事の「見える化」を徹底する

社員の誰が何をしていてどこまで進んでいるのか、予定通りに作業が進んでいるのかを可視化する必要があります。
社員の仕事が、どこまで進んでいるのかわからない状態では、いくらでも怠けることができます。
仕事の進み具合がひと目でわかり、怠けることができない環境作りが大切です。
仕事を見える化することによって、仕事が遅い人を見つけられるので、個々に対策を取れるようになります。
中には怠けていないのに、仕事の要領が悪くて遅い人もいるかもしれません。
そういう人も、見える化することによって発見できるので、すぐに適切な対策を取ることができます。

2.意識改革を促す

社員の中には、自分から積極的に仕事に取り組んだり、効率の良い仕事のやり方を考えようとしない人がいます。
このような人は周囲の状況に流されやすく、何かうまくいかないことがあると、すぐにやる気をなくしてしまいます。
このタイプの人は、潜在的にフリーライダーになりやすい要素を持っているので、積極的に仕事に取り組むための意識改革が必要です。

3.明確な目標を設定する

何をどこまでやればいいのか明確でないと、真面目に取り組む人と取り組まない人が出てくるので、フリーライダーが生まれやすくなります。
この状況を打破するためには、明確な目標づくりが重要です。
個々の社員の業務ごとに目標を設定し、その進捗状況を上司が把握できる仕組みを作って、遅れている社員に対して的確なフォローができるようにすれば、フリーライダーのいない職場づくりが可能となります。

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