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組織力とは?職場のチームワークを向上させる方法、事例を紹介
職場のチームワークが向上すると、仕事の生産性の向上や人間関係に関わる問題の減少、離職率の軽減などさまざまなメリットが得られます。
組織力を上げる方法は、様々な方法やアプローチがありますが、今回はチームワークに焦点を当てて、チームワークを向上させる方法、事例を紹介します。
もくじ
組織力とは?
組織力とは、組織などの集団が力を合わせて発揮される力のことを言います。
会社では、個人単体で簡潔する仕事は非常に少なく、多くはチームの中で分業したり、他のチームと連携することで仕事を進めていくため、組織力やチームワークの強化が非常に重要です。
組織力を高めていくには、個々人の生産性を上げていくというアプローチと組織全体の成果が最大化するよう効率化や連携を強化するというアプローチがあります。
↓組織力を向上させる上で重要な行動指針について紹介した記事はこちら↓
組織力向上に役立つ「行動指針」とは?基礎知識から浸透させる方法までのポイント
組織力・チームワークを向上させるメリット
組織力・チームワークを向上させることによって以下のようなメリットが考えられます。
- 個々人の業務の生産性のアップ
- チーム内でのフォローや連携の強化
- 情報共有や情報交換などのコミュニケーションコストの軽減
- 人間関係に関する問題の減少
- 離職率の低下
上記のように、業績だけでなく、組織に対しても様々なメリットが期待できます。
組織力・チームワークを向上させる方法
組織力・チームワークを向上させるためにぜひとも取り入れてほしい方法を紹介していきます。
飲み会の導入
昔からコミュニケーションを活性化する手段として活用されているのが、飲み会です。
飲み会の席でのコミュニケーションを通して、メンバー相互の意外な一面や共通点を見つけ、仕事以外の話をしやすくなる可能性があります。
しかし、いつも決まったメンバーとしか飲まない場合、既にある程度の人間関係ができているため、そこまで効果がない可能性があります。
お茶会の導入
お酒の場が苦手な人も増えています。仕事が終わればすぐに帰宅したいという人もいるでしょう。
そのような場合、勤務時間内にコミュニケーションタイムを設けることが必要です。
たとえば、ランチの後やリフレッシュタイムに、お茶とお菓子を用意してお茶会を設けることが挙げられます。
実は仕事に関係ない雑談でも、チームワークを強化する働きがあります。
サンクスカードの導入
お互いに感謝の気持ちを言い合うことで、職場は明るい雰囲気になります。
ただ直接、口に出して相手をほめるのは恥ずかしいと思う人もいるため、おすすめなのが「サンクスカード」の導入です。
サンクスカードは感謝の気持ちを名刺サイズの紙に書いて社員間で交換し合うというものです。
感謝の気持ちは一言でもよく、その気持ちを伝えることによって、上司や同僚に認められているということが分かり、モチベーションアップにもなります。
フリーアドレス制の導入
通常、自分の席は固定化されているものですが、あえて席を決めずに自由に席を選べるようにすることによって、部署や役職を超えた偶発的な出会いが起きます。
普段話さないメンバーと接触することが増えるため、様々な人と話すきっかけが生まれて職場の居心地が良くなったり、これまでにない視点からのアドバイスなどをもらえる可能性もあります。
組織力・チームワークを向上させた事例
上記の方法を実際に導入し成功している事例を紹介していきます。
飲み会の導入事例 :株式会社日立ソリューションズ
株式会社日立ソリューションズではコミュニケーションを活性化させるために、「段々飛び懇談会」を実施しています。
これは本部長と主任など、役職が大きく離れた社員同士が飲み会を開催し語り合うというものです。
役職が大きく離れていると、普段話す機会はなかなかないですが、このような懇談会を開くことで部下は現場で抱えている問題を上司に話しやすくなり、上司も把握しやすくなります。
その結果、導入前には5%台だった離職率が1%台になったそうです。
会社では懇談会を促すために、1人当たり3000円の費用を出しています。
飲み会の導入事例 :ChatWork株式会社
また、チャットワークを運営している「ChatWork株式会社」には社内にバーがあり、社員がバーテンダーになってお酒をふるまっています。
バーテンダーになった社員は普段話すことのない社員と会話することができ、社内コミュニケーションの活性化につながっています。
このほかにも、「ランサーズ株式会社」や「株式会社D2C dot」にも社内バーがあります。
お茶会の導入事例:日立ソリューションズ
前出の「日立ソリューションズ」では「茶飲みケーション」という取り組みも実施しています。
この取り組みは社内にいる約2000人もの主任が主催者となり、リフレッシュタイムに上司や後輩、同期を誘ってお茶を飲みながら雑談をするというものです。
雑談からチームワークが強化され、仕事の効率化にもつながっているそうです。
会社側は会話が弾みやすいように、社内の食堂に無料の飲料やお菓子を置いています。
サンクスカードの導入事例:ザ・リッツ・カールトン
「ザ・リッツ・カールトン」では職場の雰囲気を明るくし、チームワークを高めるために、従業員同士が感謝の気持ちを伝え合うようにしています。
たとえば、ホテルマンはそれぞれ担当する仕事が決められているのですが、繁忙期になると自分以外の仕事にも手を貸すことがあります。
たとえば、ドアマンがベルボーイの仕事を手伝った場合、感謝の気持ちを込めてサンクスカードを贈ります。
サンクスカードをもらうと、認められた気持ちになり、仕事へのモチベーションが上がります。
また、「ザ・リッツ・カールトン」ではサンクスカードをもらう枚数が多ければ多いほど、人事評価が高くなる他、あげた枚数が多い人も人事評価が高くなるため、。サンクスカードの贈り合いが活性化される仕組みになっています。
さらに、サンクスカードに記載されている内容を見れば、どこの部署が人手不足なのかも把握できます。
フリーアドレス制の導入事例:ヤフー株式会社
「ヤフー株式会社」ではフリーアドレス制を導入しています。
また、単に席を自由にするだけでなく、壁をなくしたり机を斜めに置いたりするなどオフィスレイアウトも変更しました。
その結果、社内のコミュニケーションが2倍近く増えたそうです。
組織力を向上させて、従業員が定着・活躍できる環境を整えよう
今回は、組織力を向上させることのメリットや具体的に向上させる方法について紹介しました。
チームワークの向上は、業績にも組織にも良い効果をもたらすものですので、ぜひ制度やツールを導入して取り組んでみてはいかがでしょうか。
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