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アンコンシャス・バイアス(無意識バイアス)とは?組織における問題と対処法を紹介

アンコンシャス・バイアス(無意識バイアス)とは?組織における問題と対処法を紹介

日本国内でも耳にする機会が増えた「アンコンシャス・バイアス(無意識バイアス)」。
自分で「こうしよう」と考えたうえでの言動ではないだけに、意識的に気づくようにしなければ改善されることもありません。
今回は、組織においてアンコンシャス・バイアスが原因となる問題やそういった問題をどのように対処していけば良いのかなどについて紹介します。

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アンコンシャス・バイアスとは?

「アンコンシャス・バイアス(unconscious bias)」とは、「無意識の偏見、無意識の思い込み」を指します。
自分ではそういうつもりがなかったとしても、実際にはものや人などに対しての見方や考え方が偏っている状態です。
アンコンシャス・バイアスが注目されはじめたのは2010年代のアメリカ、IT業界の大手企業が次々と人種差別や性差別があるとの訴えを従業員から受けたのをきっかけに、アンコンシャス・バイアスの研修を実施したことがはじまりでした。
A社では、Webサイトで実施しているアンコンシャス・バイアス関連の研修内容や教材などを公開しています。

アンコンシャス・バイアスは人生の経験のなかで身についてしまうもので、誰もが持っています。
そのため、アンコンシャス・バイアスが外に向けて発動されなければ問題はありません。
しかし、人間は1人で生きているわけではなく、家族や友人、店員と客、教師と生徒などさまざまな関係を築きながら生きています。
そういった人間関係で無意識の偏見がさまざまな影響を及ぼすことが少なくありません。

組織内で上司や社長など上の立場にある人がアンコンシャス・バイアスによる言動をした場合、それによって採用や評価、昇進に影響を与える可能性があります。
また、場合によっては従業員の育成にも響いてしまうケースもあるでしょう。
あくまでも従業員を平等に見たうえで評価ができるようにするためには、組織内におけるアンコンシャス・バイアスの影響が出ないように対策する必要があります。

職場内におけるアンコンシャス・バイアス

アンコンシャス・バイアスはさまざまな人間関係に影響を及ぼしますが、特に職場では離職やハラスメントなどの原因になる場合があります。
アンコンシャス・バイアスの影響が継続すれば、ネガティブな気持ちを持った従業員も増加してしまうでしょう。
そのような状況は、企業全体の利益や将来的な成長を妨げることになりかねません。
アンコンシャス・バイアスにはさまざまなパターンがあるので、社内で起こる可能性がある具体例を挙げてみましょう。

「慈悲的性差別」は優しさや気遣いによる言動が、実際には性差別になっていることです。
わかりやすい例では、女性は力がないので力仕事は任せないというものがあります。

「アインシュテルング効果」は過去に前例がないものを認めず、慣れ親しんだものや考え方に固執することです。
従業員がこれまでにはない画期的な意見やアイディアを出したとします。
利益が出る可能性があるアイディアであるにも関わらず、今までそういった例がなかったという理由だけで却下するのはアインシュテルング効果のひとつです。

また、「集団同調性バイアス」は部署やグループなどでメンバーの多くが賛成した意見に合わせることを指します。
コンプライアンス違反はその代表例でしょう。

アンコンシャス・バイアスの対策法

アンコンシャス・バイアスによるネガティブ要素があるとわかっている以上、そのまま放置しておくことは得策ではありません。
そこで、すぐにでも実行できる対策を紹介します。

1つは、決めつけ言葉や押しつけ言葉を使用しないように、言葉遣いを常に意識するという対策法です。
決めつけ言葉とは「普通は〇〇でしょう」「〇〇であるべきだ」「そんなはずはないでしょう」などです。
相手を尊重して対話することを意識することがポイントになります。
ほかには、会話や会議などのときに、相手の表情や態度などを意識するのも良いでしょう。
相手がムッとしていたり、表情が曇っていたりしていたときには無意識の偏見が出ていた可能性があります。

また、行動では「急に部屋から出ていってしまった」「作業する音が急に大きくなった」などもサインです。
自分の言動による相手の表情や行動の変化に気づいたときには、メモをとっておくのもひとつの方法です。
アンコンシャス・バイアスは、無意識の自己防衛心からきているものであると考えられています。
自分を守るために自分にとって都合が良い答えを選択するため、100%アンコンシャス・バイアスをなくすのは困難です。
1~2週間、行動や感情などを書きこんで記録してみると、自分の考え方の癖のパターンがわかってきます。
そのうえで、偏見につながるかもしれない言動をしないように意識することが大切です。

アンコンシャス・バイアス対策後に期待できるメリット

アンコンシャス・バイアスの対策をすることで得ることができるメリットもさまざまあります。

1つは、「正当な評価ができる体制が整う」という点です。
社内において評価に関するマニュアルを作成し、それに沿った判断による評価を行うことで、従業員全員が平等に正当な評価を得ることが可能になります。
従業員を正当に評価できれば適切に人材配置を行うことが可能になるため、利益の向上にも有効です。

また、「従業員のキャリア形成」にもつながります。
アンコンシャス・バイアスの影響で、自分の意見やアイディアを伝えることができなかったり、偏見によるストレスがあったりなどが原因で仕事に集中できない環境を作り出します。
そのような環境は従業員の仕事に対するやる気もなくなり、成長するチャンスをなくしてしまう状態です。
しかし、アンコンシャス・バイアス対策を実行することで環境が良い方向に変化すればモチベーションがアップし、働きやすい環境になることで仕事面の成長も期待できます。
従業員の育成が順調にいけば多様性が実現し、企業自体の成長にもつながるでしょう。

アンコンシャス・バイアスの対策を進めるにあたって、まずはすべての従業員に周知する必要があります。
また、各従業員が自分のアンコンシャス・バイアスを意識する必要があるため、研修会などを開催して詳細についての理解度を深めてもらいながら実践していかなければなりません。
実際にアンコンシャス・バイアスの対策をはじめた企業のなかには、女性の従業員や役員が増えたり、従業員エンゲージメントが向上したりといった結果を得ているところもあります。

従業員が定着・活躍できる組織を作ろう

今回は、組織においてアンコンシャス・バイアスが原因となる問題やそういった問題をどのように対処していけば良いのかなどについて紹介しました。

従業員が定着・活躍できる組織を作るために、自社の従業員の特徴や強みをしっかりと把握し、それぞれがやりがいを持って仕事を行えるよう、人員配置や教育、社内制度を通じた支援を行いましょう。

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