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SDGsに取り組む日本企業の取り組み事例5選
日本でも多くの企業がSDGsに取り組んでいます。
それは、「2030年までに持続可能でより良い世界を目指すための目標」であるSDGsに取り組むことが、企業にとっての社会的責任であることが認識されていることの表れです。
とはいえ、SDGsは17のゴール・169のターゲットから構成されているため、取り組み方には企業によって違いがあります。
今回は、SDGsに取り組む日本企業5社の具体的な事例について紹介します。
もくじ
SDGsとは?
SDGsとは、国際社会が共通して解決に乗り出すべき17の課題です。
貧困、飢餓、健康・福祉、教育、ジェンダー、環境など、17の項目それぞれに対応するターゲットが設定され、そのターゲットを2030年までに達成することがSDGsの目的とされます。
↓SDGsの概要について説明した記事はこちら↓
SDGs推進を社内に浸透させるための取り組み例を紹介
I.T.O株式会社のSDGsに関する取り組み事例
ガス供給機器を製造・販売するI.O.T株式会社では、7つのSDGsに取り組んでいます。
そんなI.T.Oの基本理念は「企業は人なり」で、すべての企業活動において「公正・中立」を遵守しています。
たとえば、I.T.Oでは社員の採用に際して、性別・国籍・障がいの有無を問わない合理的な基準を設けるとともに、ジェンダー平等を実現するために女性が活躍できる職場の拡大と出産・育児への支援などに取り組んでいます。
当社では、これら取り組みによって働きやすさと働きがいを高めることで、社会全体の経済成長に貢献することを目指しています。
当社では「ISO9001認証」「ISO14001認証」といった品質や環境に関する国際規格認証を積極的に取得しています。
これは、環境への負荷を軽減した製品を製造・販売することで、気候変動を始めとする地球環境保全に貢献することを目指しているためです。
また、「安心して住み続けられるまちづくり」への貢献を目指す取り組みの一環として、災害時にも対応できるLPガス機器類の製造・販売に取り組んでいます。
株式会社アークのSDGsに関する取り組み事例
太陽光発電や蓄電池の供給事業を手掛ける株式会社アークでは9つのSDGsに取り組んでいます。
なかでも、ジェンダーの平等や働きがいの向上を実現するために、各分野の分け隔てを極力なくしているのが当社の特徴です。
その結果、職種や性別に関係なく対等な立場で情報の交換や注意喚起などができる職場環境が構築されています。
また、外国人採用にも積極的に取り組んでいます。
その他の取り組みとしては、太陽光発電と蓄電池を組み合わせたエコシティの推進が挙げられます。
これは、拠点を置く北海道各地に太陽光発電を利用した自家発電所を設置し、蓄電池と組み合わせることで「環境への負荷を抑えた街を実現する」という取り組みです。
当社では、このようなエコシティによって温室効果ガスの排出を削減し、地球温暖化の進行抑制に貢献しようと考えています。
旭化成酸素株式会社のSDGsに関する取り組み事例
高圧ガスや産業機器を製造・販売する旭化成酸素株式会社では12のSDGsに取り組んでいます。
代表的な取り組み事例は、働きやすい職場環境の構築と自社の強みを生かした社会貢献です。
当社では「会社の発展は社員の健康から」を掲げていて、週休二日制の徹底や健康診断への補助金の支給、禁煙の推奨や体調管理のサポートなどを実施しています。
職種や性別に関わらず意欲のある社員にはチャンスを与え、出産・育児へのサポート体制の構築や、管理職に女性を登用するといったジェンダー平等への取り組みにも積極的です。
その他には、男性の育児・介護休暇取得やテレワークの推進、定年退職者の再雇用も積極的に行っています。
エネルギー供給企業としての社会的責任を果たすために、当社では高圧ガスの安定的な供給に取り組むとともに、山間や離島といった遠隔地へも供給を行うことで産業の創出や維持、地域の活性化にも貢献しています。
廃棄物に対する取り組みも積極的に行っている取り組みの1つです。
社内で排出されるゴミは徹底的に分別してリサイクル可能なものは再資源化するとともに、廃棄が必要なものに関してはルールに則って適切に処理されています。
また、技術革新による社会貢献も当社の特徴です。
主な技術革新には次の2つが挙げられます。
1つ目は当社で販売・製造している炭酸ガスによる作物の計画栽培や食品の酸化防止です。
この炭酸ガスによって、世界的な問題でもある食品廃棄物の大幅な削減に繋がる可能性があります。
また、当社がカスタマイズした産業用ロボットを導入することで、業務の効率化による省エネや安全性の向上が期待できます。
地球温暖化対策としては社屋や工場への太陽光発電やLED照明の導入などによって、企業全体で省エネ推進への取り組みを行っています。
内田工業株式会社のSDGsに関する取り組み事例
再生重油製造販売や産業廃棄物中間処理などを行う内田工業株式会社では15のSDGsに取り組んでいます。
当社の特徴は、SDGsの貢献目標を従業員・地域社会・顧客・取引先・企業統治・地球温暖化対策という6つに分類して取り組んでいることです。
まず、従業員に関しては、働きがいのある職場を構築するとともに、労働関係法令の遵守を基にした福利厚生などによって従業員と家族の安全を保障しています。
地域社会に関する取り組みでは、清掃活動や地域行事などへの参加によって積極的な交流を行っています。
地域社会の一員であることを自覚し、地域の維持・発展に貢献することも目標の1つです。
顧客に対しては常に安心できるサービスや製品を提供することを目標に掲げています。
そのため、安全性に関わる不具合が発生した場合には、速やかに顧客へ報告し適切な対応を行います。
取引先に対する取り組みは誠実で公正な取引の約束です。
競合他社に対しても同じ理念に基づいて行動することが掲げられています。
また、個人情報保護の徹底や情報の漏洩及び不正利用の防止への取り組みにも力を入れています。
その他、地球温暖化対策に関しては、ゼロエミッション(排出ゼロ)という野心的な目標を掲げており、資源の効率的な利用や社屋の省エネにも積極的に取り組んでいます。
小川珈琲株式会社のSDGsに関する取り組み事例
コーヒーや紅茶の製造・販売などを手掛ける小川珈琲株式会社では8つのSDGsに取り組んでいます。
その基本となるのは、発展途上国のコーヒー栽培農家にとって公正な価格で買い付ける「フェアトレード」の推進です。
そのために、当社では有機コーヒーの販売に取り組んでいます。ほとんど薬品を使わない高価格の有機コーヒーを栽培を支援し販売することで、農家がより豊かになることを目指しています。
同時に土壌の荒廃を防ぎ、持続可能な農園を実現するための取り組みにも協力しています。
また、当社ではコーヒー栽培が盛んなインドネシアで、熱帯雨林とオランウータンや生産者を保護するプロジェクトにも参加しています。
フェアトレードコーヒー豆によって得られた売上の一部を寄付することで、オランウータンとその生息地や生産者を保護する活動を支援しているのです。
この他にも、音楽イベントとバラの売上によって発展途上国の子どもの教育環境と、その母親の雇用環境を整備するプロジェクトを積極的に支援しています。
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会社と従業員が同じ方向を向いて取り組める組織を作りませんか?
今回は、SDGsに取り組む日本企業5社の具体的な事例などについて紹介しました。
SDGsは、企業として従業員全員で取り組んでいくべき課題です。
そういった認識だけでなく、日頃から会社の大事にしている理念や行動指針が浸透する組織を作り、企業と組織が同じ方向を向けるようにしませんか。
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