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【最新版】ピアボーナスツール比較8選。導入効果・特徴・事例まとめ
従業員で報酬を送り合う「ピアボーナス 」という言葉は聞いたことがあるが、実際にどのような仕組みなのか、そしてどのようなツールを選定すれば良いか分からないというのは、弊社のお問い合わせの中でも多いものの1つです。
従業員全員が利用するからこそ、ツールの選定は慎重に行うべきですので、今回はピアボーナスのツールを導入する際に比較検討したいポイントなどについて紹介します。
もくじ
ピアボーナスとは?
ピアボーナス とは、「Peer(仲間)」と「Bonus(報酬)」を組み合わせた言葉で、従業員同士で送り合われる報酬のことを指します。
同じ部署で一緒に働くメンバーや他の事業部でコミュニケーションを取った人などと社内の様々な人の良い言動などに対してポイントを送り合い、貯まったポイントで商品と交換する、賞与に反映させるなどといった仕組みです。
↓ピアボーナスの成功・失敗事例について紹介した記事はこちら↓
ピアボーナスとは?メリット・デメリット、成功・失敗事例を紹介
ピアボーナスが注目される背景
ピアボーナス が注目される背景としては、既存の人事評価の制度では評価できないものを補完する役割を担うことや社内コミュニケーションを活性化させる効果があるためです。
業績には反映しにくいけれども組織に良い影響を与える言動や、社内の行動指針を体現するような行動は業績や目標達成を評価する企業ではなかなか評価しにくいですが、その部分をピアボーナスでお互いに評価し合うことが可能になります。
他にも下記のピアボーナスのツールを導入するメリットで記載しているように社内コミュニケーションに関して様々なメリットがあるために、ピアボーナスのツールを導入する企業が増えています。
↓ピアボーナス導入のメリット・デメリットを紹介した記事はこちら↓
ピアボーナス導入でのメリット・デメリット、運用のポイントを紹介
ピアボーナスのツールを導入するメリット・効果
ピアボーナスのツールを導入することで、具体的に以下のようなメリットや効果が期待できます。
コミュニケーションが促進される
ピアボーナスは、コミュニケーションの一種です。
従来は口頭で感謝を伝えていたものが、PCやスマートフォンから手軽に感謝の気持ちを伝えることができ、より双方向のコミュニケーションが促進されます。
お互いに感謝するようになり、年齢や立場を超えて良好な関係性を築きやすくなるでしょう。
チーム内だけではなく全社的に取り入れ活用すれば、チームや部署を横断したコミュニケーションの促進効果も期待できます。
これまで交流がなかった人や部署同士の関係性が構築できる点もメリットです。
成果や成績以外の評価が生まれる
年功序列を取りれている企業では、年齢や勤続年数が評価項目の大部分を占めます。
一方で、完全な成果主義を採用している企業では、成果や成績のみにフォーカスされます。
ピアボーナス制度を取り入れると、年齢や勤続年数、成果や成績以外の評価基準も生まれるでしょう。
ピアボーナスは、日常の些細な言動や、通常の評価項目にはない業務やサポートなどにも贈れます。
小さな言動も評価されれば、多くの従業員が存在意義を見出し、自主性や積極性が養われることが期待できます。
従業員のエンゲージメントが向上する
ピアボーナスの導入で期待できる効果の一つが、エンゲージメントの向上です。
企業に対する貢献意識が高まり、さらにモチベーションの向上効果も得られます。
従業員同士の評価とはいえ、そうした制度が導入された企業で働くことに多くの従業員が満足や誇りを感じるでしょう。
さまざまな角度から評価されれば、個々でできることを模索し、企業やチームへと貢献しようとします。
結果的に団結力が強まり、組織全体の底上げにもつながります。
人材流出や離職を防げる
満足度やエンゲージメントの高い企業を離職しようと考える従業員はあまり多くはありません。
優秀な人材ほどピアボーナスも含め高く評価されているため、長くその組織で働きたいという思考になるでしょう。
人材流出の防止や離職率の低下が実現できれば、採用や育成にかかるコストの削減が可能です。
ノウハウなども蓄積・継承しやすくなり、中長期的かつ安定的な企業の成長も狙えるでしょう。
採用の強化や企業イメージの向上が期待できる
さらに人材が必要になった際には、ピアボーナスが採用の強化につながる可能性があります。
成果や努力、日頃の言動が適切に評価される企業へと入社を希望する人は多いでしょう。
コミュニケーションも活発化し雰囲気もよく、年齢や役職に関係なく感謝されたりボーナスが受け取れたりする環境は、多くの人にとって魅力的です。
企業イメージの向上にもなり、ブランド価値を上げる効果も期待できます。
↓ピアボーナスサービス導入後の成功・失敗事例を紹介した記事はこちら↓
ピアボーナスサービス導入後の活用事例・失敗事例を紹介
ピアボーナスのツールを導入する際のデメリット・注意点
ピアボーナスツールを導入することによって、下記のようなデメリットや注意点が生じる場合があります。
ツール導入にコストがかかる
ピアボーナス運用のためにツールを導入すると、その分コストがかかります。
事前に、従業員エンゲージメントが向上することでの影響、従業員定着によるメリットなどを鑑みて、費用対効果を元に導入の判断を行うことが求められます。
ピアボーナスの運用が形骸化してしまう可能性がある
ピアボーナス制度は、全従業員が利用しやすい仕組みにすることが重要です。
面倒な賞賛プロセス、使いづらいツールだったりすると制度が形骸化する可能性があります。
運用開始後もピアボーナスによる報酬の効果と使われ方の両面をチェックすることが大切です。
褒められることが目的の言動ばかりが増える可能性がある
ピアボーナスは成果に反映されにくい言動を評価する仕組みですので、本来一番重要な成果よりもピアボーナスで褒められることが目的になってしまう従業員が出てくる可能性もあります。
ピアボーナス導入前のタイミングで成果を出すことが一番重要だということをきちんと伝えることが効果的です。
↓ピアボーナスの導入のポイントについて紹介した記事はこちら↓
ピアボーナス活用の成功事例から学ぶ導入のポイントを紹介
ピアボーナスの導入には専用ツールが不可欠
ピアボーナスは、企業ごとに独自の制度や仕組みを構築し取りれるのも可能です。
しかし、導入するのであれば、専用ツールを用いた方がよいでしょう。
ピアボーナスツールには、制度に必要なサービスや仕組みがすでに整えられています。
ツールの導入と同時に、さまざまな機能が即座に活用可能であり、企業のエンジニアなどが労力をかけて独自のものを作り上げ、テストなどを繰り返す必要がありません。
使い勝手も工夫されており、短期間で優れた制度の導入と活用が実現できます。
↓ピアボーナスツール導入企業の課題や成果について紹介した記事はこちら↓
ピアボーナスのツール導入企業に聞く!「導入前の課題と導入後の成果」を紹介
ピアボーナスのツールを導入する前に比較検討したいポイント
ピアボーナス のツールを導入する際は、普段利用するのは自分ではなく従業員みんなであることを意識して比較検討を行いましょう。
よく、担当者が良いと思って導入したものの現場の社員にとっては使いづらくて普及しなかったというのは少ない話ではありません。
それでは、最低限下記のポイントは確認を行いましょう。
サービスや機能の充実度
ツールごとに活用可能なサービスは異なります。
機能の数が多ければよいわけではないものの、サービスの充実度の高いツールは多くの企業にマッチしやすいでしょう。
サービスや機能と、社風や従業員との相性も重要です。
従業員の世代や業務内容、慣習などによっても使い勝手のよいツールは異なるでしょう。
サービスや機能の内容を十分に精査し比較する必要があります。
各種サービスとの連携
ピアボーナスツール単体での使用も可能ですが、他のサービスとの連携が可能なツールであれば、より利便性は高まります。
例えば、他の企業のチャットツールとの連携やピアボーナスにより獲得したポイントの交換先・利用方法などが比較ポイントとなります。
多くの人が日常的に使用している決済方法との連携もできると導入したピアボーナスツールも企業内で積極的に使用されるでしょう。
セキュリティ対策
ピアボーナスツールでは、個人間のやり取りやポイントの送信などが行われます。
ツールの比較の際には、セキュリティ面も無視できません。
通信の暗号化や情報管理体制が整えられているかは重要な比較ポイントとなるでしょう。
導入および運用にかかるコスト
ピアボーナスツールは導入や運用にコストがかかるのが一般的です。
ピアボーナス制度により従業員のモチベーションやエンゲージメントが向上し、コミュニケーションも活性化されるのであれば、必要なコストといえます。
しかし、初期費用や月額費用はツールごとに異なるため、比較が欠かせません。
また、サービスや機能、安全性なども考慮したうえでのコストの比較が求められます。
↓ピアボーナスツール選定のコツを紹介した記事はこちら↓
ピアボーナス導入検討時のサービス選定のコツを紹介
ピアボーナスのツールを導入した企業の事例
ピアボーナスツールを導入した企業の事例を紹介します。
株式会社コプロ・エンジニアードのピアボーナスツール導入事例
株式会社コプロ・エンジニアード社では、「従業員にとって働きやすい職場づくり」のために『THANKS GIFT』を導入いただきました。
その後、会社の理念に基づいたコインを送り合うことや福利厚生にこのコインの利用をできるように整備するなどと活用を進め、2018年には「働きがいのある会社」ランキングでベストカンパニーに選出されました。
上記のように、ピアボーナスのツールを導入することで理念の浸透や社内コミュニケーションの活性化を実現して、表彰を受ける企業も出ています。
↓株式会社コプロ・エンジニアードのピアボーナスツール導入事例記事はこちら↓
創業11年 売上100億円の急成長を支えた エンゲージメントアップの施策はここにある!
株式会社フレスカのピアボーナスツール導入事例
株式会社フレスカ社では、社員だけでなくアルバイトに対しても会社の理念や考えを浸透させる方法について検討していたこと、紙の社内報やサンクスカードをデジタルに置き換えたいという課題から『THANKS GIFT』を導入いただきました。
店舗内だけでなく店舗を超えた感謝の送り合い、情報共有が促進され、良い組織文化が醸成されています。
アルバイトが知人や友人を自社のアルバイトに誘うリファラル採用も年間200名以上という規模で実施されており、アルバイトに対しても企業文化が浸透していることが伺えます。
↓株式会社フレスカのピアボーナスツール導入事例記事はこちら↓
年間200名以上のリファラル採用に成功。THANKS GIFTで日本一ありがとうを送り合う文化を。
主なピアボーナスツールの特徴・比較ポイント
主なピアボーナスツールの特徴や比較ポイントについて紹介します。
THANKS GIFT
THANKS GIFTは、サンクスカードの送付や受領に社内ポイントを付与して運用できるピアボーナスツールです。
従業員が各自で保有しているポイント数を確認でき、会社が用意した景品と交換が行えます。
ポイント数の管理や景品交換の管理が非常に行いやすく、従業員と管理者双方にとって使いやすいツールです。
サービス名 | THANKS GIFT |
運営会社 | 株式会社TakeAction |
サービス種別 | 複合型(サンクスカード他、社内掲示板、社内チャット、サーベイ機能等) |
URL | THANKS GIFT サンクスギフト|ありがとうが組織を強くするエンゲージメントクラウド |
Unipos
Uniposは、感謝や称賛のやりとりを通して心理的安全性を高め、エンゲージメント向上と離職率を改善するピアボーナスツールです。
ピアボーナスという言葉を作り出し、世に広めた第一人者で、投稿のしやすさや各自で送付するポイントを選択できることが特徴です。
各種ビジネスチャットツールとも連携しており、従業員が手軽に利用できることが強みのツールです。
サービス名 | Unipos |
運営会社 | Unipos株式会社 |
サービス種別 | ピアボーナスツール |
URL | Unipos (ユニポス) | 心理的安全性を高め、挑戦できる風土をつくる ピアボーナス®︎のUnipos |
TUNAG
TUNAGは、エンゲージメント向上と業務効率化を実現する機能を備えた社内ポータル・SNSツールです。
TUNAGのサンクスカード機能では、社内ポイントを付与してメッセージを送付するピアボーナスの仕組みを構築可能です。
投稿者ともらった人とそれぞれポイント数を分けて設定できることも特徴で、より活用が進みやすいような運用を行えます。
サービス名 | TUNAG |
運営会社 | 株式会社スタメン |
サービス種別 | エンゲージメントクラウド |
URL | TUNAG(ツナグ)公式 – エンゲージメントプラットフォーム |
RECOG
RECOGは、感謝や称賛のやりとりを通して社内コミュニケーションを活性化させる社内コミュニケーションツールです。
サンクスカードに社内ポイントを付与する運用ではなく、サンクスカード(レター)を送るとポイントが貯まる仕組みでピアボーナスを運用しています。
サンクスカード(レター)を送ることでポイントが増えるため、自発的に感謝や称賛を伝える文化が醸成されます。
サービス名 | RECOG |
運営会社 | 株式会社シンクスマイル |
サービス種別 | サンクスカードツール |
URL | ”称賛”で組織の課題を解決する。チームワークアプリ“RECOG” |
OKWAVE GRATICA
OKWAVE GRATICAは、感謝の気持ちをカードを通して伝え合うサンクスカードツールです。
サンクスカードを送付する際のデザインが自分で選べて、サンクスカードのやりとりを元に従業員の関係性を可視化できます。
サンクスカードのやりとりに対して社内ポイントが付与され、貯まったポイントは、用意している景品と交換が可能です。
サービス名 | OKWAVE GRATICA |
運営会社 | 株式会社オウケイウェイヴ |
サービス種別 | サンクスカードツール |
URL | GRATICA(グラティカ)|サンクスカードで従業員満足を向上させる |
HiManager
HiManagerは、目標設定(OKR/MBO)や1on1、リアルタイムフィードバックに基づくアジャイルなマネジメント・評価によって、従業員のパフォーマンスとエンゲージメント向上を実現するパフォーマンスマネジメントサービスです。
ツール内で、会社のバリューに紐づけた称賛をチームメンバー1人から複数名に送付できます。
送付した称賛は全社員に公開され、頑張りや活躍が可視化されます。
サービス名 | HiManager |
運営会社 | ハイマネージャー株式会社 |
サービス種別 | パフォーマンスマネジメントサービス |
URL | HiManager | パフォーマンス・マネジメントサービス |
Agelu
Ageluは、感謝や称賛を伝え合うことによって従業員のやりがいを生み出すピアボーナスツールです。
サンクスカードのやり取りにリアクションやコメントを追加したり、チップを同時に送ることも可能です。
社内SNSのようにつぶやきの機能もあり、従業員間のコミュニケーションを促進します。
サービス名 | Agelu |
運営会社 | インターリンク株式会社 |
サービス種別 | ピアボーナスツール |
URL | コミュニティ・ウェルビーイングサービス | Agelu (アゲル) |
HeyTaco!
HeyTaco!は、Slack上でタコスを送り、感謝や称賛の気持ちを伝え合うピアボーナスツールです。
獲得したタコスの個数に応じて、様々な特典を獲得できます。
タコスは、1日1人5個まで送付でき、1回のメッセージに複数のタコスを付与して送ることも可能です。
タコスということで気軽に送りやすく、文化として定着しやすいというメリットもあるようです。
サービス名 | HeyTaco! |
運営会社 | Slack Technology |
サービス種別 | サンクスカードツール |
URL | HeyTaco – #1 Team Building Software |
おすすめのピアボーナスツール「THANKS GIFT」
THANKS GIFT(サンクスギフト)は、感謝を贈り合うことで社内コミュニケーションを活性化させ、社内文化を醸成でき組織や社内の生産性向上、エンゲージメント向上に寄与するツールです。
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『THANKS GIFT』でピアボーナスを運用できる仕組みを作りましょう
今回は、ピアボーナスの概要と専用のツールの比較ポイント、チェックしておきたいピアボーナスツールを紹介しました。
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