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福利厚生とは?従業員の評判が良い福利厚生の事例を5つ紹介

福利厚生とは?従業員に評判の良い福利厚生の事例を5つ紹介

福利厚生は、既存の従業員の定着や活躍において非常に重要であることはもちろん、求職者にとってもその会社の志望度を左右する要素の1つです。
そのため、従業員のことを考えて充実した福利厚生であれば、従業員が長く定着したり活躍を期待できる他、採用活動を行う上で競合優位性の1つになったり、内定を承諾する要素にもなり得ます。
上記のような組織において非常に重要な福利厚生ですが、今回は福利厚生が充実している会社の事例について紹介します。

福利厚生とは?

福利厚生とは、企業から従業員に提供される給与以外の報酬のことで、「より安定した生活を送ってもらう」ことや「働きやすい環境を整備することで活躍してもらう」ことのために導入されます。

従業員が長く定着・活躍するためにも重要ですし、採用活動においても採用候補者が入社を決める際の決め手の中の1つに入ることもあるため、企業においては重要なものの1つです。

福利厚生は、

  • 法定福利厚生:法律で義務付けられている福利厚生
  • 法定外福利厚生:法律で義務付けられていない、企業が独自に提供する福利厚生

に2分され、法定外福利厚生の充実度や内容は企業によって異なります。

↓福利厚生の導入メリットや問題点、選定方法について紹介した記事はこちら↓
「福利厚生」とは何?導入メリット・問題点、選定方法を紹介

福利厚生を導入することのメリット・効果

福利厚生を導入することで、

  • 採用活動における競合優位性になること
  • 従業員の定着に繋がること
  • 従業員の生産性がアップすること
  • 従業員の心身の健康の維持に繋がること
  • 節税効果があること

などと、従業員・企業双方にメリット・効果が期待できます。

福利厚生が充実している良い会社の事例

福利厚生を充実させて従業員満足度の向上や従業員の定着・活躍に力を入れている企業を5つ紹介します。

1.早起きして早めに出社することで報酬が?「早起きは1,000円の得」制度

パスクリエイト株式会社では、朝の早い時間に出社し、朝の気持ちの良いスッキリとした状態で仕事に取り組んで欲しいということで、始業時間の1時間以上前に出社すると1日500円、2時間以上前に出社すると1日1,000円が支給される制度を導入しています。
これによって、従業員の生産性の向上が期待できる他、通勤ラッシュを避けられることで気持ちよく業務に取り掛かってもらえるなどの効果が期待できます。

2.最長6年間取得できる「介護&育児休暇」

株式会社サイボウズでは、社員が辞めずに長く働ける環境を整備するために、最長で6年間介護休暇や育児休暇を取得できる制度を導入しています。
どうしても介護などで一時的に地元に帰ることを余儀なくされた場合や、育児を行うために長めの休暇を取りたいなどといった場合でもこの制度を利用することで会社を辞めることなく、復帰することが可能になります。
株式会社サイボウズでは、こういった従業員のための制度を導入することで一時期28%あった離職率が4%まで減少しています。

3.家族との思い出の時間を増やす「サプライズ休暇」制度

株式会社ギャプライズでは、家族に会いに行ったり、旅行にいくなど身近な人に対してサプライズを行うために休暇を取得できる制度を導入しています。
年に1回、チームの他のメンバーにプレゼンテーションを行えば取得でき、家族との大切な思い出づくりや大切な時間を過ごすための休暇として使われます。

4.他部署の人との交流を深める「Know Me」制度

Sansan株式会社では、他の部署と食事にいくことで1人当たり最大3,000円の補助が支給される「Know Me」という制度を導入しています。
普段業務で直接関わらないような人であったとしても意見交換を通して、仕事のアイディアが浮かんできたり、あとは職場で気軽に話せる人が増えるだけで気持ちが楽になったりと組織の活性化に繋がります。

5.自分の価値観に合わせて休暇か手当てを選べる「ワーク・ライフ・バリュー ストーリー」制度

株式会社OKANでは、従業員個々人の仕事と生活と個人の調和を取る上で個人が大切にしたいと思う価値観『ワーク・ライフ・バリュー』の理解、支援をするために「ワーク・ライフ・バリュー ストーリー」という制度を導入しています。
従業員は、自分の価値観に合わせて年1回、手当(15000 円)もしくは休暇(1 日)を選択して、活用できます。

↓福利厚生の種類や具体的な内容について紹介した記事はこちら↓
福利厚生の種類と具体的な提供内容23つを紹介

従業員の評判が良い福利厚生を導入する方法

従業員の満足度や生産性を高めることや従業員の評判の良い福利厚生を導入するためには、

  • 従業員が大事にしている価値観を知ること
  • 従業員が働く上で不満に感じていることを知ること
  • どのような福利厚生がどのような用途で導入されているかを知ること

の3つが重要です。

福利厚生も無限に導入できる訳ではありませんので、従業員が求めていることや会社が大事にしているビジョンやカルチャーに基づいてサービスの選定を行うことが重要です。

↓コロナ禍での福利厚生の変化や新しいサービスに紹介した記事はこちら↓
コロナ禍で福利厚生はどのように変化した?新しいサービスや事例を紹介

従業員が定着・活躍するために必要な福利厚生を導入しよう

今回は、福利厚生を導入するメリットや福利厚生の制度の事例について紹介しました。
従業員が長く定着し、活躍してもらうために福利厚生は重要なものの1つです。
作りたい組織像をイメージしたり、従業員にはどういう福利厚生が喜ばれるのかを考えた上で導入を検討してみてはいかがでしょうか。

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