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「福利厚生」とは何?導入メリット・問題点、選定方法を紹介

分かりやすく説明!「福利厚生」とは何?導入メリット・問題点、選定方法を紹介

福利厚生は何を導入すれば良いのか迷われている方や導入することで本当に効果があるのか疑問を持っている方も少なく無いことと思います。
法定外福利厚生では、企業が自由に福利厚生の提供内容を選べるため、各企業によって提供している福利厚生も様々です。
今回は、そもそも福利厚生とはどういうものなのかという説明から導入メリットや問題点、選定方法などについて紹介します。

福利厚生とは?

福利厚生とは、企業から従業員に提供される給与以外の報酬のことで、「より安定した生活を送ってもらう」ことや「働きやすい環境を整備することで活躍してもらう」ことのために導入されます。
働き方改革が推進され、同一労働同一賃金によって福利厚生も正社員だけでなくアルバイトや業務委託の社員も含めて全従業員に適用されます。
従業員が長く定着するためや、求職者が応募するきっかけになるなど、組織作りにおいて重要な取り組みの1つです。

福利厚生の種類

福利厚生は、大きく分類すると、「法定福利厚生」と「法定外福利厚生」の2種類に分類されます。

  • 法定福利厚生:法律で義務付けられている福利厚生
  • 法定外福利厚生:法律で義務付けられていない、企業が独自に提供する福利厚生

↓福利厚生の種類に関する詳細の記事はこちら↓
福利厚生の種類と具体的な提供内容23つを紹介

福利厚生の提供内容例

法定福利厚生の具体的な内容は、以下のようなものがあります。

  • 健康保険
  • 介護保険
  • 雇用保険
  • 労災保険
  • 厚生年金保険
  • 子ども・子育て拠出金

法定外福利厚生は、各企業によって何を導入するかは異なるため、一例ですが、以下のようなものがあります。

  • 住宅手当
  • 家賃補助
  • 社員食堂
  • 交通費
  • 特別休暇
  • 家族手当
  • 育児手当
  • 資格取得補助
  • 医療/健康検診等の補助

また自社で提供せずに、専門の代行サービスに依頼している場合には、その会社が提供する「食事」「レジャー」「自己研鑽」など様々なジャンルのサービスを利用することも可能です。

↓福利厚生の提供内容に関する詳細の記事はこちら↓
福利厚生の提供内容23例と法定外福利厚生の内容を決める際のポイントを紹介

福利厚生を充実させることで期待される効果・メリット

企業が福利厚生を導入することで、福利厚生の内容にもよりますが以下のようなメリットがあります。

  • 従業員や従業員の家族に安定した生活を送るための支えとなる
  • 従業員が定着し、会社の成果を上げてもらえる
  • 採用活動において競合優位性になる
  • 従業員の心身の健康の維持に繋がる
  • 節税効果がある

上記のように、企業・従業員の双方にメリットがあります。

↓福利厚生の導入メリットに関する詳細の記事はこちら↓
企業が福利厚生を導入するメリットとは?福利厚生の種類や制度の事例を紹介

福利厚生の導入に関する課題・問題点

福利厚生の導入に伴い、以下のような課題・問題点があります。

  • 福利厚生の提供に伴いコストが発生する
  • 組織が拡大すればするほど福利厚生の負担コストも増える
  • 福利厚生の提供内容が増えると、その分管理コストが増える
  • 福利厚生の提供内容は、全従業員を満足させることは難しい
  • 福利厚生の導入や廃止に伴い、従業員から批判されることもある
  • 人事側が提供したい福利厚生の内容と従業員が欲している福利厚生は異なる可能性がある

上記のような問題点があるため、以下の選び方を参考にして福利厚生の導入を検討してみてください。

福利厚生で提供する内容の選び方

法定外福利厚生で提供する内容に関しては、企業独自で定められます。
そのため、企業のビジョンや目標を達成するために、どのような組織を作りたいのか、そしてその組織を実現するために従業員にはどのような支援が必要なのかを元に内容を決めましょう。

また、組織サーベイなどで従業員の価値観や不満に思っていることを可視化し、そのデータを元に従業員が求めているものを提供することによって、従業員の定着や活躍をより支援することも可能です。
他社がやっていることをそのまま真似したり、流行っているものを導入するのではなく、自社の組織づくりや自社の従業員にとって何が必要かを考えて内容を決めていくことがオススメです。

また新しく福利厚生を導入する際は、従業員全員に情報が行き渡るようにすることはもちろんのこと、導入目的や推奨の利用方法なども合わせて伝えることで従業員にも理解してもらった上で利用もしてもらいやすくなります。

福利厚生代行サービスとは?

福利厚生代行サービスとは、法定外福利厚生で提供する福利厚生を外部企業に委託し、委託を受けた会社が従業員にサービスを提供するものです。

福利厚生代行サービスの中でも、「パッケージプラン」と「カフェテリアプラン」の2種類があり、

  • パッケージプラン:様々なサービスがまとめられており、その中から従業員が選んで利用できるもの
  • カフェテリアプラン;従業員のニーズに合わせて導入できる福利厚生で、従業員は企業から付与されたポイントでその福利厚生を利用できるもの

という違いがあり、利用したいサービス内容などによって何を導入するか決められます。

↓福利厚生代行サービスに関する詳細の記事はこちら↓
人気の福利厚生代行サービス3選!福利厚生がもたらす効果を紹介

従業員が定着・活躍するために必要な福利厚生を導入しよう

今回は、福利厚生の導入メリットや課題、福利厚生の種類、福利厚生の導入の際の注意点などについて紹介しました。
従業員が長く定着し、活躍してもらうために福利厚生は重要なものの1つです。
作りたい組織像をイメージしたり、従業員にはどういう福利厚生が喜ばれるのかを考えた上で導入を検討してみてはいかがでしょうか。

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