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部下を褒める際の効果的な言葉や褒め方とは?

部下を褒める際の効果的な言葉や褒め方とは?

近年は承認欲求の高い若者が多いと指摘される一方で、パワハラや離職率の高さが問題となっています。
一昔前のように「仕事に全力を注ぐのは当然で、できなければ叱責される」という考え方は通用しなくなっているのです。
部下や後輩の能力を引き出し、業務を円滑に進めるためには「上手に褒める」ことが欠かせません。
今回は、部下の褒め方に悩む人へ向けて、効果的な褒め言葉や褒め方について紹介します。

部下を褒める際の効果的な言葉・褒め方

部下を褒める際の効果的な言葉や誉め方を6つ紹介します。

1.具体的な事実を元に褒める

部下を褒める際に大切なのは、客観的事実を伝えつつ、部下の長所やよい変化をピンポイントで褒めることです。
そのためには、日頃から部下をよく観察し、仕事の進捗やトラブルへの対応などを把握しておく必要があります。
そうでなければ、部下の成長やよい変化を見逃さずに褒めることはできません。
「今月は5件受注できたね」「新規訪問を2件したんだね」など、具体例を挙げて褒めることで、部下は「自分の頑張りをよく見てくれている」と嬉しい気持ちになるものです。

この際に、部下の仕事ぶりをきちんと把握せず、いい加減なことを言っておだてたり、ご機嫌取りをしたりするのは逆効果です。
「心にもないことを言っているな」と部下に不信感を持たれてしまうからです。
「普段から部下を褒めるようにしているのに、イマイチ部下の信頼を得られない」と思っているのなら、褒め方に問題があるのかもしれません。
部下がどんな仕事をしていて、どのような態度で仕事に臨んでいるのか、的確に把握できているでしょうか。
1度じっくり見直してみるといいかもしれません。

2.他のメンバーと比較しない

部下を褒めるとき、ほかのメンバーと比較してはいけません。
比較していいのは、その部下本人の過去の姿だけです。
なぜなら、部下どうしを比較して褒めると、褒められるのは優秀な部下ばかりになってしまいます。
褒められない部下は自信を持つのが難しくなり、仕事へのモチベーションも下がりがちです。
一方、過去の本人との比較であれば、すべての部下が褒める対象になります。
過去の本人と比較して褒めれば、部下自身が自分の成長を実感でき、前向きな気持ちになれるでしょう。
他の部下と比べてどうかではなく、あくまでもそのメンバーだけを見て、変化を評価することが大切です。

3.結果だけでなく過程も褒める

頑張っていても結果が伴わないことはよくあるもので、部下の目標が未達に終わる月もあるでしょう。
結果だけを見て褒めていては、部下がうまくいかないときにモチベーションを保ちにくくなります。
このような場合は、結果でなく過程も含めて褒めましょう。
例えば目標が未達だったなら「今月は積極的にアプローチができたね」「行動量が上がったのがよかったよ」などです。
部下の毎日の努力を見逃さずに褒めていれば、例え結果が出ていなくても、部下は「上司は自分をきちんと評価してくれている」と感じます。
頑張った過程を褒めることで、部下の承認欲求を満たし、自信を持たせることができるのです。

また、一連の業務をまるごと任される機会が少ない若手社員の場合、褒める機会自体があまりないかもしれません。
褒める機会が少ない若手社員に対しては、あらかじめ目標や期待することを示した上で指示を出すのがおすすめです。
そうすることで、部下を褒める状況を作りやすく、部下自身も「自分のことを見てくれている」と安心して業務に当たれます。
このように結果だけを見るのではなく過程も褒めることで、部下は嬉しくて前向きな気持ちを抱けるでしょう。
それだけではなく、「上司は自分に関心を持ち、自分の努力を認めてくれている」と感じます。
その結果、上司であるあなたへの信頼が増し、お互いに認め合う雰囲気が作られるのです。

4.Iメッセージで伝える

褒め言葉は「I(アイ)メッセージ」で伝えましょう。
Iメッセージというのは、主語を「私」にする伝え方です。
例えば褒めるつもりで「君は積極的だね」と言った場合、相手があなたに評価を下されていると感じるかもしれません。
また、その部下が自分を積極的ではないと感じている場合、違和感を覚えることも考えられます。
しかし、同じ内容を「この案件を見ていて、私はあなたの積極性がとてもいいと思ったよ」とIメッセージで伝えれば、部下は褒め言葉を抵抗なく受け取りやすくなります。
なぜなら、Iメッセージにすることで、褒め言葉が「発言者の感想」となるからです。
上司からどう思われているかがきちんと伝わることで、部下のモチベーションも上がりやすくなります。

5.マイナスの言葉を使わない

マイナスの言葉は、プラスの言葉を打ち消すほどの威力を持ちます。
例えば、褒め言葉に「納期に遅れずに済んでよかった」と否定の言葉を使ってしまうと、賞賛の気持ちがストレートに伝わりません。
これは、脳が否定形の言葉を理解しにくいためだと考えられています。
「納期に遅れずに済んでよかった」と言われたとき、相手には「納期に遅れる」というフレーズが強烈に伝わってしまうのです。
そのため、褒めたつもりが「この上司は、自分が納期に遅れると思っていたのか」と、間違った形で伝わってしまう恐れがあります。
せっかくの褒め言葉が間違ったイメージで伝わらないように、ぜひ「期日よりも○日も早く納品できたね」と、ポジティブな言葉で褒めましょう。
マイナスの言葉が口癖になっている人もいるでしょうから、部下を褒めるときだけでなく、日頃から気をつけておくのがおすすめです。

6.些細なことも見逃さずに褒める

チームとして仕事をする上で、お互いのちょっとした配慮で仕事が円滑に進んだり、ミスを防げたりすることは少なくありません。
そこで大切なのは、「いいな」と思うことがあれば、部下の些細な行動も見逃さずに褒めることです。
「できて当たり前」と思われるようなことでも、ぜひ積極的に言葉にして褒めましょう。
そうすることで、部下は目立たない業務でもやりがいを感じ、自発的に行動するようになります。

部下の些細な行動まで褒めるのは難しいと思うなら、まずは感謝の気持ちを伝えるのがポイントです。
「ありがとう」から始めれば、「君が○○をしてくれて助かったよ」「分かりやすい資料になったね」など、自然と褒めやすくなります。
些細なことも見逃さず褒めることで、それぞれの部下の自発的な行動が増えれば、職場が活性化してよい循環が生まれます。
さらに、チーム全体に褒め合う文化が根付けば、職場の雰囲気もよくなり、生産性の向上につながるのです。

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