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従業員エンゲージメントを中心にした人的資本経営への取り組み方とは?

従業員エンゲージメントを中心にした人的資本経営への取り組み方とは?

世の中が目まぐるしく変化し多様化も進むなか、それらに合わせるように企業にも変化が求められています。
人的資本経営の重要性が認知されつつあり、そのためには従業員エンゲージメントの向上が欠かせないことを理解している経営者や人事担当者も増えてきているでしょう。
今回は、従業員エンゲージメントを中心とした人的資本経営にフォーカスし、取り組み方やポイントについて紹介します。

人的資本経営とは?

端的に表現すると、従業員を資本として捉え経営に活かす手法が「人的資本経営」です。
従来、従業員はコストや資源としてみなされることが少なくありませんでした。
つまり、企業にとっては消費する材料としての意味合いが強かったといえます。
しかし、そのような考え方のままでは人手不足の解消や優秀な人材の確保が難しく、また、変化の多い時代を乗り越えられません。
従業員、あるいはその人たちの持つ知識や技術、能力も含めて重要な資本として捉え投資対象とすることで、企業の成長や価値向上に活かそうとする考え方や手法が人的資本経営です。

従業員エンゲージメントとは?

「従業員エンゲージメント」は、従業員の企業に対する信頼や愛着、深い理解などを示す用語です。
会社に対して信頼度が高く強い愛情を持っていると、従業員エンゲージメントが高い状態であるといえます。
従業員満足度とは異なる概念であることも理解しておかなければいけません。
満足度は居心地のよさや業務への抵抗感のなさなどを示すものであり、必ずしも企業や商品に対する愛着や信頼を示すものではない点で両者の概念は異なります。
企業と従業員の強固な繋がりや良好な関係性を築くには、従業員エンゲージメントに着目した施策や取り組みが不可欠です。

従業員エンゲージメントが人的資本経営に重要である理由

人的資本経営の実現には、従業員エンゲージメントを向上させる必要があります。
経営を安定させ企業を成長へと導くためには従業員の知識や能力が不可欠であり、それらを存分に発揮してもらうためにも従業員の企業に対する愛着や信頼が欠かせません。
愛着や信頼のない企業に対し従業員は自身の知識や能力、つまり人的資本を余すことなく提供しようとは考えないためです。
従来のような経営層の判断や能力だけでは変化の多い時代への対応が難しくなっていることも、従業員エンゲージメントを中心とした人的資本経営の重要性が増してきている理由です。
社会の多様化が進み、また、グローバルになるほどに経営層など一部の人たちの価値観では乗り越えられないほどの変化が訪れます。
幅広い知識や技術を含めた多様な人材を確保し続けるためには、従業員エンゲージメントにフォーカスした取り組みを無視できません。

従業員エンゲージメントを意識した人的資本経営の取り組み

人的資本経営の実現に欠かせない、従業員エンゲージメント向上のために取り組むべき施策を考えてみましょう。
いずれも、従業員の立場や価値観に寄り添いながら施策を講じることが重要です。

コミュニケーションの強化

従業員エンゲージメントの向上に、コミュニケーションの強化は欠かせません。
従業員同士の密なコミュニケーションは職場の風通しをよくし、情報の伝達や拡散、共有にもよい影響を与えます。
どのような立場や役職の従業員にも適切な情報が伝達・共有されれば、多くの従業員が企業の一員であることを強く意識するようになるでしょう。
企業に対する愛着や信頼度は増し、エンゲージメントも高まるはずです。
一従業員のアイデアや発想も、管理職やリーダーへと伝わりやすくなります。
イノベーションが起こり、商品化や組織の改善へと繋がることも少なくありません。
コミュニケーションの強化は、まさに人的資本経営の実現に最も重要な取り組みであるといえます。

知識と技術の共有

情報の共有はもちろん、業務に関わる具体的な知識や技術の共有も不可欠です。
そのために、多くの従業員を対象とした研修や勉強会、会議などを積極的に設けることも重要な取り組みの一つとなります。
知識と技術の共有が適切に行われることで、従業員は存在価値を得られます。
積極的に業務に取り組む姿勢がみられるようになれば、次第に従業員エンゲージメントも向上するでしょう。
実用的な能力が備わることで、人的資本経営の根幹である資本としての人材価値も高められます。
企業や組織全体の生産性向上や効率化も実現できるはずです。

組織やチームの改変

プロジェクトなどに合わせて、その都度、適切な組織やチームを作り上げる取り組みも重要です。
その際、多くの従業員に役職や立場、責任を含めた業務を与える必要があります。
立場や責任を与えることも、従業員が存在価値ややりがいを感じるきっかけとなるでしょう。
必要とされている意識が芽生えることで企業への愛着や信頼が増し、従業員エンゲージメント向上へと繋がります。
立場や責任に応じた成果が出せれば人材としての価値が向上し、人的資本経営がさらに前進することになります。

公平公正な評価制度の導入

多くの従業員に立場や責任を与えると同時に、成果や働きぶりなどに対して公平公正に評価できる制度の導入も必要です。
成果や頑張りに見合った評価をされなければ、従業員エンゲージメントが向上することはありません。
成長意欲も失い、人的資本経営の実現も難しくなるでしょう。
従業員をコストや資源ではなく資本であると考えた場合、その能力や価値に見合った評価を行うことは不可欠です。
報酬や昇進に関わる評価制度とともに、日常的にお礼や感謝を伝えられる文化の構築も行う価値があります。
こうした取り組みは従業員のエンゲージメント向上に寄与し、仕事に対する意欲や成長にもよい影響を与えるはずです。

従業員エンゲージメント向上による人的資本経営構築のポイント

従業員のエンゲージメントを高めながら人的資本経営を実現するためのポイントを解説します。
上記の取り組みと付随して実践することが重要です。

調査を実施する

従業員エンゲージメントの把握には、調査の実施が不可欠です。
いわゆる従業員サーベイを積極的に行う必要があります。
サーベイにより従業員が企業に抱いている印象、特に不満や不安、望む点を具体的な声としてすくい上げます。
実際に従業員の声を聞かなければ従業員エーゲージメント向上や人的資本経営構築に関するさまざまな取り組みは行えません。

分析・改善を繰り返す

調査結果の分析や、それをもとにした取り組みは常に改善される必要があります。
大規模な従業員サーベイを行ったとしても、従業員の声をすべて拾い上げ、一度で完璧な組織の状態へと改善・改革することは不可能です。
定期的に調査を実施し分析と改善を繰り返すことで、徐々に従業員エンゲージメントを上昇させていきます。

環境や体制を整える

コミュニケーションの強化や知識と技術の共有など、さまざまな取り組みは環境と体制を整えることから始まります。
行き当たりばったりや形骸化になるリスクを回避するためにも、環境と体制の整備は欠かせません。
コミュニケーションが習慣化するよう専用ツールを導入したり、勉強会や会議を定期的に行ったりなど、各取り組みを当たり前のように実施できる土台を整えることが、従業員エンゲージメントの向上による人的資本経営構築のための最大のポイントとなるでしょう。

従業員が定着・活躍できる組織を作ろう

今回は、従業員エンゲージメントを中心とした人的資本経営にフォーカスし、取り組み方やポイントなどについて紹介しました。
従業員が定着・活躍できる組織を作るために、自社の従業員の特徴や強みをしっかりと把握し、それぞれがやりがいを持って仕事を行えるよう、人員配置や教育、社内制度を通じた支援を行いましょう。

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