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エンプロイーエクスペリエンスとは?高める方法や事例を紹介

エンプロイーエクスペリエンスとは?高める方法や事例を紹介

企業としての業績を高めるためには、働く従業員一人ひとりのパフォーマンスを引き出すことが重要です。

従業員のモチベーションを高めるための方策として、人事では「エンプロイー・エクスペリエンス」という考え方が注目されています。

そこで今回は、エンプロイー・エクスペリエンスについて説明するとともに、実際に取り組んでいる企業の事例を紹介します。

エンプロイー・エクスペリエンスの意味

「エンプロイー・エクスペリエンス(Employee Experience)」は直訳すると「従業員の経験」という意味の言葉です。

ここでいう従業員の経験とは、単に仕事に従事するうえで得た経験やスキルだけにとどまらず、従業員の満足度や健康状態をはじめ、会社や組織のなかで経験するすべてのことを含む考え方です。

もともとマーケティング領域で用いられてきた「カスタマー・エクスペリエンス(顧客体験)」や「ユーザー・エクスペリエンス(ユーザー体験)」といった概念から派生し、人事業界でも用いられるようになりました。

ビジネスの現場では働きがいや職場環境を整えることも含め、従業員の経験価値を高めていくことが求められるようになっています。

エンプロイー・エクスペリエンスの歴史と注目されるようになった背景

エンプロイー・エクスペリエンスはHR業界の雑誌などでトレンドキーワードとして取り上げられる機会が増え、2015~2016年頃から徐々に知られるようになっています。

アメリカのサンフランシスコに拠点を置く「Airbnb」が人事部門の部署名をエンプロイー・エクスペリエンスに変更したことでさらに注目されるようになりました。

日本国内では少子高齢化が進む状況のなかで労働人口が減少し、人材確保に苦労する企業が増えています。

終身雇用制も揺らぎ、若い従業員のなかには転職することにあまり抵抗を感じない人も珍しくありません。

企業にとっては従業員が働きがいを感じ、とどまってくれる環境を整えることが急務です。

そのような背景から、日本でもエンプロイー・エクスペリエンスが注目されるようになっています。

エンプロイー・エクスペリエンスを高めるための方法

エンプロイー・エクスペリエンスを高めるためには

  • 従業員サーベイの実施
  • エンプロイージャーニーマップの作成
  • 健康的に働くための労働環境の整備

などの方法があります。

1.従業員サーベイの実施

エンプロイー・エクスペリエンスを高めるためには、まず従業員サーベイを実施して従業員の状況を知っておくことが重要です。

具体的にはアンケートで従業員の意識や満足度などを調査することが挙げられます。

エンプロイー・エクスペリエンスを高めるための従業員サーベイでは、主に企業との信頼関係に重点を置き、要望や不満・不安に感じていることなどを調査します。

従業員サーベイを実施することで実際に従業員が抱えている問題点を浮かび上がらせることができ、そこから改善点を見い出せるところがメリットです。

その逆に従業員がいいと感じているところや満足度が高い部分があれば、その点をさらに成長させることもできるでしょう。

2.エンプロイージャーニーマップの作成

エンプロイージャーニーマップとは、企業が人材を募集する段階から採用、入社して働き、退職するまでの一連の流れをわかりやすくフロー化したものです。

フローがあれば求人に応募しようとする者や従業員にとっては、その企業で働くことで得られるものが把握しやすくなります。

従業員を管理するという視点というよりは、従業員の視点からどの段階でどのように感じ、どのような経験ができるのかを考慮して作成することがポイントです。

3.健康的に働くための労働環境の整備

従業員が企業に愛着を感じながら働ける環境であるためには、健康であることが重要です。

いくら高い給与がもらえる職場や魅力のある仕事であっても、健康を損なうようでは働き続けることはできません。

長時間労働をさせないよう終業時間を管理することや身体的な健康管理に加え、パワハラの防止やストレスチェックなど、精神面での健康管理も含めて労働環境を整えることが大切です。

エンプロイー・エクスペリエンスを向上させた企業の事例

エンプロイー・エクスペリエンスが認知されるようになり、実際に取り組む企業も増えてきています。

その中からエンプロイー・エクスペリエンスを向上させた企業の取り組み事例を紹介します。

1.Airbnb

ホテルの予約サイトや民泊仲介サイトを運営する「Airbnb」では人事部門の名称自体をエンプロイー・エクスペリエンスに変更しました。

人事部門は「会社の健康と幸せの向上のために日夜働く部署」としての意識を持ちながら、従業員が働きやすく、なおかつ最大のパフォーマンスを発揮できるようサポートしています。

その結果として2015年には「社員が選ぶ企業ランキング」で世界一を獲得するに至りました。

2.freee

クラウド会計ソフトや人事ソフトなどを提供する「freee」も、エンプロイー・エクスペリエンスに早くから取り組んでいる企業のひとつです。

総務の人事部門を「メンバーサクセスチーム」と名づけ、付加価値業務や自己成長に労力をより多く割くことが本質的な価値のある業務であると捉えて価値観を社内で共有しています。

具体的な取り組みとしては、上司と週1回30分面談の時間を設ける「weekly 1on1」制度を取り入れているところが特徴です。

企業としての価値観を共有しながら従業員一人ひとりの課題に向き合い、キャリアを築いていけるように考えています。

3.株式会社OKAN

法人向けのプチ社食サービスや個人向けのお惣菜定期仕送りサービスを展開している「おかん」も「働くヒトのライフスタイルを豊かにする」というモットーを掲げ、エンプロイー・エクスペリエンスの考え方を実践している企業です。

自社が取り組むだけにとどまらず、カンファレンスイベントを開催するなど、エンプロイー・エクスペリエンスの考え方を広める取り組みも行っています。

エンプロイー・エクスペリエンスを向上させて従業員が定着・活躍できる組織を作ろう

今回は、エンプロイー・エクスペリエンスの意味や高めるための方法、事例などを紹介しました。

エンプロイー・エクスペリエンスの全体像を把握し、その体験価値を向上させることによって従業員が定着・活躍でき、結果的に組織や業績に良い影響をもたらします。

ぜひ、ジャーニーマップの作成や組織サーベイでの組織状態の把握を行い、より良い組織づくりに活かしてください。

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