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帰属意識とは?高いメリット・低いデメリット、高める方法を紹介

帰属意識の意味とは?企業において高めるための方法を紹介

企業が存続・成長するためには、従業員は絶対に欠かせない存在です。
変化の激しい中で、様々な問題を解決したり、壁と乗り越えていくには、企業と従業員が一体となって取り組む事が必要です。
こういった、企業と従業員が一体となって取り組んでいくために重要なものの1つが「帰属意識」です。
今回は、帰属意識の意味や帰属意識を高めるための方法について紹介します。

帰属意識とは?

帰属意識は、特定の集団や組織に属している意識そのものを指す言葉です。
ビジネスシーンにおいては、「その企業の一員としての自覚」という意味で使われるケースが一般的で、帰属意識は企業に対する興味や愛着を示す重要なものだとされています。

帰属意識が高い場合のメリット

帰属意識が高いと、企業にとってさまざまなメリットがあります。

1.離職リスクが低くなる

まずは「離職リスクが低くなる」ことです。
帰属意識が高いほど企業に対する愛着が湧き、「この企業で頑張ろう」という意識が強まります。
こうした意識の従業員が多く、普段から従業員満足度の向上に取り組んでいる企業であれば、離職を考えるきっかけが少なく、離職率も低い傾向にあります。

2.急な人手不足の状況に陥りにくい

従業員が急に仕事を辞めてしまうと、その人の業務を一時的に他の人が負担したり、急に欠員補充の採用を行うなどと、既存の従業員に大きな負担が発生します。
こうのような状況が重なると、頑張ろうと思っている社員も目の前の状況をなんとか乗り切る事の繰り返しで精神を消耗させ、離職に繋がってしまいます。
そのため、帰属意識が高く、普段から従業員満足度の向上に取り組んでいる企業であれば、急な人手不足といった状況には陥りにくいです。

3.従業員同士の絆が深まる

帰属意識が高く、共通の目標に向かって一緒に頑張る事で、従業員同士の絆も深く、一体感を持って仕事に取り組めます。
仕事で大変なことがあっても「一緒に乗り越えよう」「協力して頑張ろう」という協力意識が生まれるのです。
共通の目標に向かって頑張る事によって、業務の連携が上手く行ったり、人間関係に関する問題が発生しにくいなどのメリットも考えられます。

帰属意識が低い場合のデメリット

帰属意識が低い場合は、以下のようなデメリットが考えられます。

  • 離職率が上がる
  • 生産性が下がる

企業に対する興味や愛着が減ってしまうと、何か不満が生じたときに仕事を辞めてしまうリスクがあります。
このような場合は退職への抵抗も少なく、企業が従業員を引き留めることが難しいです。
企業そのものに「居場所がない」「留まる必要がない」と感じている従業員には、待遇の交渉を持ち掛けてもなかなか耳を傾けてくれません。

また、従業員同士での協力意識も生まれにくくなるため、周りの人が困っていても「自分の業務には関係ない」と感じるようになり、向上心や生産性が上がりにくなるだけでなく、自身や企業を「成長させよう」というモチベーションを保てなくなり、成果が出にくくなる事が考えられます。

↓帰属意識が低い際の問題と企業が取るべき対策について紹介した記事はこちら↓
帰属意識がないことの問題と会社が行うべき対策とは?

帰属意識を高めるための方法・対策

従業員の帰属意識を高める方法は、大きく4つ考えられます。

1.企業のビジョンやゴールを策定する

1つ目は「企業の方向性を定める」ことです。
企業がどのようなことを目指しているのか、方向性やビジョンを明確にすることが重要です。
企業がゴールをきちんと設定していないと、従業員に「頑張りたい」という気持ちがあっても、力を注ぐ先がわからなくなってしまいます。
事業を行う目的を明確にしてスローガンを打ち立てることで、従業員の「ゴールに向かって頑張ろう」というやる気を引き出せます。
その結果、従業員も企業への貢献を実感でき、帰属意識を高めることに繋がります。

↓企業理念やミッションについて紹介した記事はこちら↓
企業理念とビジョンの違いとは?MVVを定める際の重要な3つのポイントを紹介

2.スローガンを策定し、周知させる

2つ目は「定めたスローガンを周知させる」ことです。
いくら企業がスローガンを定めたとしても、それを従業員に知らせなければ帰属意識に変化は生まれません。
すべての従業員が事業の目的とゴールを理解して仕事に打ち込めるよう、しっかりと伝える必要があります。
社内報を活用したり、集会を開いて話したりすることも良い方法です。
定期的に企業側から情報発信を行い、帰属意識を高めてその状態をキープできるよう工夫しましょう。

↓スローガンについて紹介した記事はこちら↓
企業におけるスローガンの作り方と参考事例を紹介

3.コミュニケーションを活性化させる

3つ目は「コミュニケーションを活性化させる」ことです。
従業員同士の絆を深めるためにも、コミュニケーションの機会を提供するよう心がけましょう。
交流を深めていくうちに仲間意識が生まれ、従業員は周りからさまざまな刺激を受け、「自分も負けていられない」「さらに頑張ろう」というモチベーションアップに繋がります。
周りと切磋琢磨しながらやりがいを持って働ける環境を提供することで、生産性が上がり帰属意識も高まります。

4.従業員のフォローを行う体制を整える

4つ目は「フォロー体制を整える」ことです。
一方的に帰属意識を高める施策を打ち出すだけでは、従業員の心に響かず、かえって不満がたまってしまう可能性もあります。
きちんと企業側が従業員の意見に耳を傾け、支援する姿勢を見せることが大切です。
定期的にアンケートを取り、要望や不満をリサーチすることも有効です。
従業員を応援し、課題を乗り越えるためのフォローを行うことで、企業と従業員の良好な関係を築け、帰属意識も高まっていきます。

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今回は、帰属意識を高めるメリット、低くなりデメリット、高くするための方法について紹介しました。
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