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企業におけるスローガンの作り方と参考事例を紹介

企業におけるスローガンの作り方と参考事例を紹介

従業員が一致団結して仕事に取り組むためには、企業理念を共有し、目指すべき方向性の認識を統一することが重要です。
スローガンによって企業理念を分かりやすく表現してあげるのはひとつの方法でしょう。
一方で、スローガンは全ての従業員に分かりやすく、覚えてもらいやすいような工夫を行う必要があります。
今回は、企業スローガンの作り方や企業スローガンの事例について紹介します。

会社のスローガンを設定する目的とメリット

複数名以上の組織において、短い言葉で理念、思想、目標などをまとめたものがスローガンで、「標語」「合言葉」などと呼ばれることもあります。
企業スローガンは経営陣が伝えたい考え方を、社内外へと確実に浸透させるために作られる言葉です。
スローガンを見れば、取引先や顧客といった社外の人々は企業の価値観を理解できるため、スローガンは世間における企業のイメージを大きく左右する要素です。
最終的には「この企業といえば、あのスローガン」と思われるほど、世間に認識されることが理想です。

一方、従業員にとってスローガンは、従業員は創設者や経営陣が目指している方向性や企業のビジョンを理解しやすい言葉であるとともに、普段の仕事を行う上での道標になります。
ビジョンやスローガンなどが浸透されていくことによって、経営陣から現場までが、同じビジョンを抱きながら働ける組織作りが促進されていくのです。
スローガンにはその企業の一員としてどのような振る舞いが求められどのような未来へと向かっていくべきなのかなどを指し示す非常に重要なものです。

↓スローガンが社内コミュニケーションに与える効果を解説した記事はこちら↓
社内標語(スローガン)がコミュニケーションに与える効果とは?

スローガンの作り方と作成の際の注意点

1.スローガンのターゲット・テーマを明確にする

スローガンを作成するにはまずは、「ターゲット」と「テーマ」を明確にしましょう。
ターゲットとは、スローガンを見てほしい相手のことです。取引先なのか顧客なのか、あるいは従業員に向けているのかでスローガンの方向性は変わってきます。

一方、テーマとは、スローガンに込めたい思いを意味します。多くの場合、経営理念や主張、目標やビジョンなどがテーマに該当します。
自社の従業員や取引先にどのようなメッセージを伝えたいのかを明確にすることから始めましょう。

2.他の企業の事例を参考にする

スローガンを策定する際、ワーディングは非常に重要です。
使う言葉によって受け取られ方が変わってしまったり、その会社ならではのメッセージが伝わりにくくなってしまう可能性があります。
まずは誰にどういったメッセージを届けたいかを決めた後に、最終的にどのようなアウトプットにしたいのかを他社事例を元にイメージを膨らませましょう。

3.経営陣でスローガンを決定させる

伝えたいメッセージを言葉に落とし込むことまで行なったあとは、まずは経営陣の中でその言葉が持つ意味やメッセージを共有しましょう。
その後、会社全体に浸透させたり、外部に公開するに当たって経営陣の認識が異なっていたり、合意を得られない場合は、会社に浸透せずに言葉だけが一人歩きしてしまう可能性もあるため、トップ全員でスローガンはこれで行くという認識を合わせましょう。

4.従業員や外部にスローガンを公開し、浸透させていく

この際に注意すべきことは、言葉だけではなく、なぜそのスローガンに決まったのかの背景や思いを合わせて伝えることです。
そのストーリーと合せてスローガンの言葉を認識してもらうことによって、従業員1人1人が目指していくべき方向性をより具体的にイメージできるようになります。

スローガンを社内に浸透させる方法

スローガンを社内に浸透させるには、以下のような方法があります。

  • オフィスにスローガンを掲示し、毎日無意識に目に入るようにする
  • 毎朝の朝礼にて全員で復唱する
  • 社内報を活用し、スローガンに関連した記事を投稿する
  • ピアボーナスツールを活用し、日ごろのコミュニケーションから浸透させる
  • 社内広報だけでなく、CMや新聞広告など社外に対しても発信する
  • 名刺に記載し、顧客とのコミュニケーションのきっかけにする

スローガンは、策定して終わりではなく、社内に浸透させ、そのスローガンに則った言動を増やしていくことが重要です。
定期的にスローガンに触れる仕組みを作ることで徐々に社内に浸透されていきます。

有名企業におけるスローガンの事例

コスモ石油株式会社

コスモ石油株式会社の「ココロも満タンに」というスローガンは多くの人に知られています。

トップクラスの石油会社として、消費者の生活を豊かにしていこうという思いが込められています。

ガソリンスタンドを連想させる「満タン」という単語で、オリジナリティを演出しており、社外だけでなく従業員にも企業理念をしっかり伝えている、完成度の高いスローガンです。

マクドナルド社

マクドナルド社の「I’m Lovin’ It」も、テレビCMなどで世界中に広まっています。
ファストフード業界のトップランナーでありながら、スローガン自体は非常にシンプルです。
ただし、自ら「大好き」と言い切ってしまえる部分に、このフレーズの強みがあります。
味や価格を説明するわけでもなく、具体的なビジョンを示すわけでもなく、すでに世界中から愛されているという事実を残すことで、最大限のインパクトを放っています。

株式会社資生堂

化粧品メーカーの株式会社資生堂は「一瞬も 一生も 美しく」というスローガンを発信してきました。
一瞬と一生という真逆の言葉を組み合わせて、幅広い年代層に訴求しています。

また、資生堂はスローガンとともに、女優やモデルを起用した宣伝を広く展開している企業です。
言葉とビジュアルが合わさって、「女性を応援している企業」というイメージを浸透させました。
スローガンを決める際は、その後の宣伝戦略まで想定しておくのもひとつの方法です。

セイコーホールディングス株式会社

精密機械メーカーのセイコーホールディングス株式会社は、「時代とハートを動かす」というスローガンを掲げています。
セイコーホールディングスといえば、時計以外にも眼鏡、電子部品なども提供しています。
それにもかかわらず、時計に特化したスローガンを生み出したのは、自社のPRポイントを明確にするためです。
その結果、「セイコーといえば時計」という分かりやすい企業イメージを持たれています。

↓サービス業のスローガン例を紹介した記事はこちら↓
店舗などのサービス業でのスローガン事例10選

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企業理念やスローガンを定めて、社内に浸透させよう

今回は、スローガンの作成方法や有名企業の事例について紹介しました。
企業理念やスローガンは、その会社に入社したいと思うきっかけになるものであり、従業員にとっては目指すべき方向性を決める重要な指針です。
しかし、企業の中には企業理念やスローガンを定めたものの、なかなか社内に浸透していないというケースも多々あります。

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