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ボーナスの査定期間はいつ?査定内容や支払日について紹介

ボーナスの査定期間はいつ?査定内容や支払日について紹介

企業で働くサラリーマンにとって、定期的に支給されるボーナスは大きな楽しみのひとつです。
しかし、「思っていたより額が少ない」など不満を感じたことがある人もいるのではないでしょうか。
それは、ボーナスの査定期間を間違えていたからかもしれません。
今回は、ボーナスの査定期間や査定内容、支払い日など気になるポイントについて紹介します。

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ボーナスの金額の決定方法

ボーナスの額は、従業員ごとに行われる「査定」によって変わるのが一般的です。
査定とはボーナスの支給額を決定するために行う評価のことであり、一定の査定期間を設けて従業員の働きぶりが判断されます。
評価は従業員ごとに異なるので、同じ勤続年数や役職の従業員でも同じ額のボーナスをもらえるとは限りません。

なお、ボーナスは法律で定められた企業の義務ではなく、査定の基準や支給内容など細かい部分まで企業が自由に決められます。
このため、査定項目や評価の基準に明確な定義はありません。
企業ごとに独自の査定基準やボーナスに関するルールを設けているので、詳しく知りたい場合は就業規則などを確認してみましょう。
一般的には資格の保有状況や業務遂行能力、勤続年数、成果などが査定項目になることが多いです。
遅刻や欠勤、不真面目な態度など勤務に関する問題があった場合は、マイナス査定となる可能性もあります。
査定が悪くなれば当然ボーナスの支給額も減ってしまうので、普段の働き方にも十分に注意しましょう。
査定期間中に休職などで働いていなかったり、退職でボーナス支給日に在籍していなかったりすると、そもそもボーナスは支給されません。
ただし、企業が正当な理由もなくボーナスを減らしたり支給しなかったりした場合、違法行為となる可能性もあります。

【関連記事】:ボーナスとは?金額の計算方法や支給日、回数について紹介

ボーナスの平均支給金額

ボーナスは査定によって個人ごとに変わるとはいえ、実際にいくら支給されているのか気になるのではないでしょうか。
厚生労働省が公表する「毎月勤労統計調査令和2年夏季賞与の結果」によると、2020年夏のボーナスの平均支給額は38万3431円でした。
2019年冬のボーナスの平均支給額は、38万9394円です。
ボーナスは業績によっても支給額が変わるので確実ではありませんが、近年はだいたい1回あたり38万円ほどのボーナスを受け取れることが多いでしょう。

なお、平均支給額を企業規模別に見てみると、従業員500人以上の企業は63万9294円、100~499人の企業は44万7375円でした。30~99人の企業は35万683円、5~29人の企業は27万3076円という結果です。
従業員の多い大企業ほどボーナスが多く、中小企業になるほど支給額が減る傾向にあることがわかります。

ちなみに、公務員のボーナスはかなり多いというイメージがありますが、実際はどうなのでしょうか。
内閣官房内閣人事局の報道資料によれば、国家公務員の2020年夏のボーナス平均支給額は約68万円、冬は約65万円という結果でした。
毎年65~70万円前後あり、民間企業の平均支給額と比べてかなり多いことがわかります。
本来、公務員のボーナスは民間企業と大きく乖離しないよう、民間企業のボーナスを調査して決まるものです。
それにもかかわらず、実際の民間企業の平均よりずっと高額になっているのは、調査の対象が民間は民間でも「大企業」に限定されているためです。
日本経済団体連合会が公表した資料によれば、2020年夏の大企業のボーナス平均支給額は約92万6000円でした。
誰もが名前を知るような大企業のボーナスを参考にしているため、公務員のボーナスも高くなりがちです。

【関連記事】:業界別のボーナス支給額の平均やボーナスの有無について紹介

ボーナスの支給日

国家公務員のボーナスは、人事院の規則によって夏季が6月30日、冬季が12月10日と定められています。
地方公務員はそれぞれが勤務する自治体の条例にしたがって支給日が定められていますが、国家公務員と同じ6月30日と12月10日に支給しているケースがほとんどです。

民間企業の場合、ボーナスの支給そのものが企業の任意となっているため、支給日についても一律の基準日はありません。
ただ、一般的には公務員と同じように夏は6月末や7月の初旬、冬は12月初旬頃に支給されるケースが多いです。
なお、当然ながらボーナスは支給日に在籍している従業員にのみ支給されます。
仮に支給日の前日に退職したとしても、それまで働いた分のボーナスを退職後に振り込んでもらうことはできません。

ボーナスの査定期間

夏と冬、年に2回ボーナスが支給される一般的な企業の場合、夏のボーナスの査定期間はその前の年の10月から当年3月までというケースが多いです。
たとえば2022年7月がボーナス支給日の場合、2021年10月から2022年3月までの働きぶりが評価されます。
冬のボーナスの査定期間は、当年の4~9月というケースが一般的です。
2022年12月のボーナスであれば、2022年4~9月までの働きぶりが評価されます。

4月に入社した従業員は、ほかの従業員と比べてボーナス支給額が少なかったり支給自体がなかったりしますが、これも査定期間の影響です。
夏のボーナスの査定期間には企業に在籍していないため、基本的に支給されません。
企業によっては最低限のボーナスや寸志を支給することもあるので、就業規則を確認してみましょう。

なお、査定期間が終わってからボーナスの支給日までなぜ3カ月も空くのか、不思議に感じる人もいるでしょう。
これは、3カ月の間に査定期間中の各従業員の評価や実際の支給額の計算を行うためです。
従業員数の多い企業ほど評価や支給額を取りまとめる作業に手間暇がかかるため、空白期間を3カ月より長く設けている場合もあります。
このようにボーナスの査定期間は支給日よりも数カ月前に終わっていることが多いため、支給日直前に仕事を頑張ってもあまり意味がありません。
支給額アップを目指したいなら、まずは就業規則などで査定期間を確認し、期間中に評価が上がるような努力を続けることが重要です。
また、評価者の記憶に残りやすいよう、査定期間の終盤に結果を残すようにするのも効果的でしょう。

【関連記事】:インセンティブ制度の導入メリット・デメリット、効果や事例を紹介

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今回は、ボーナスの査定期間や査定内容、支払い日など気になるポイントなどについて紹介しました。
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