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組織コンサルティングとは?必要性や導入メリット、具体的な内容を紹介

組織コンサルティングとは?必要性や導入メリット、具体的な内容を紹介

組織コンサルティングとは、一言で言っても各社によって提供する内容が異なり、発注を行う際には注意が必要です。
また、自社の課題感が明確でない場合やゴールイメージがない場合は、組織コンサルティングを活用しても効果が出たのかどうかを判別しにくいため、しっかりとステップを踏んで発注を行う必要があります。
組織コンサルティングは、経営コンサルティングの1種で、特に組織や人事に関する事項に特化したものをいいます。
今回は、組織コンサルティングの概要や活用するメリット、組織コンサルティングの具体的な内容について紹介します。

組織コンサルティングとは?

組織コンサルティングは、経営コンサルティングの中の一領域のものです。
経営コンサルティングは、企業競争の中で生き抜くためにより良い経営を目指すに当たって、企業の戦略や方針・計画などについて相談し、第3者の視点から選択肢を提案してもらったり、問題点を指摘してもらったりするサービスのことです。
日々同じ環境の中で業務に明け暮れていると外に目を向ける余裕がなくなり、めまぐるしく変わっていく時代についていけず取り残されてしまうことが多々あるでしょう。
それに、社内に存在する問題に気づいていても、実際にそれに対応するにはそれなりのエネルギーが必要です。
そんなときに経営コンサルティングを活用することで、滞った問題を打破し、時代に先駆ける企業として前進できるきっかけを作ることができます。
そんな経営コンサルティングのうち、組織や人事に関わることに特化しているのが組織コンサルティングで、組織・人事コンサルティングとも呼ばれます。

組織・人事コンサルティングは大きく分けると下記3つの領域に分けられます。

  • 採用コンサルティング
  • 組織コンサルティング
  • 人材育成コンサルティング

新卒・中途などの採用計画や採用の仕組みを構築するなど、採用に関する幅広いサポートが採用コンサルティング、現状の組織診断と組織改革、人事制度構築、人事評価制度の診断や整備といった、組織をより良い方向に改善するためのサポートが組織コンサルティング、新入社員はもちろんのこと将来の幹部や役員も含めた人材の教育や育成の体系の構築、海外へと業務を拡げる際の人事戦略の立案や制度の構築をするグローバル人事マネジメントなど、人材育成に関するサポートが人材育成コンサルティングとなります。

つまり、狭義でいう組織コンサルティングとは、会社に在籍している社員や役員の形成する組織に存在する問題点を客観的にあぶり出し、より良い状態に導くための制度を構築していくためのサポートをすることです。
社員の業務へのモチベーションを高め、より企業として成長が見込める組織に変革するためには、組織コンサルティングの存在が大きな力を発揮する可能性があります。

組織コンサルティングを導入する必要性・メリット

組織コンサルティングを導入する必要性やメリットには、以下のようなものがあります。

1.第三者や専門家の視点からアドバイスをもらえる

まず何より第1に、第三者や専門家の視点からアドバイスをもらえる点です。
社内にいる人間からは決して得られない意見を得られたり、会社の問題点について目から鱗が落ちるような指摘を受けたりするかもしれません。
自社の強み・弱み、業界での立ち位置など、社内にいる人間には把握しづらい客観的な会社の姿を、明確に把握することができるのです。

2.専門的な知見から今後の戦略や戦術の提案をもらえる

第2のメリットは、単なる第三者の視点というだけではなく、その客観的・専門的な意見をもとに、専門的な知見から今後の戦略を立案してもらったり、どのように問題を解決すればより良い組織として力を発揮できるようになるかについてアドバイスを受けたりすることができる点です。
社内の業務や問題に忙殺されていると、企業の将来性まで見通した戦略を立てるのはなかなか難しいでしょう。
その点、専門家の目から見た場合には、新しい視点や発想からの戦略や改革方法が得られる可能性があります。
それも、あくまで客観的で、公平な見方から得られる視点であることは言うまでもありません。

それに、単純に社内で組織に変革をもたらそうとすれば、中には反発する社員もいることでしょう。
その点、報酬を払って専門家からの意見を取り入れたという前提があれば、社内の人間には言いにくい意見も伝えやすいですし、社内でも同じ組織内の人間の意見よりは納得してもらいやすいはずです。
また、コンサルティング会社によっては、単に戦略や改革について立案してもらったりアドバイスをくれたりというだけではなく、実際にそれを実行に移すところまでやってくれるコンサルティング会社もあります。

企業の規模が大きくなればなるほど組織には問題が増えていきそうですが、組織コンサルティングを依頼することでメリットが得られるのは大手企業ばかりではありません。
むしろ、視野が狭くなりがちな小規模の企業でも、組織コンサルティングのサポートを受けるメリットは大きいでしょう。

組織コンサルティングの具体的な役務提供内容と導入事例

それでは、実際に組織コンサルティングを導入した例にはどんなものがあるかを紹介しましょう。

A社では、従業員の受け身な体質を悩みとして抱えていました。
積極的に企画や提案をする社員がおらず、戦略的に行き詰まっていたのです。
そこで組織コンサルティングが導入されました。
コンサル会社による診断の結果によると、社員は給与や待遇などに対して大きな不満を持っており、頑張っても高い報酬や評価が得られないためモチベーションが非常に低くなっている状態であることがわかったのです。
また、社内で十分なコミュニケーションがされていないこともわかりました。
コンサル会社では、社内でのコミュニケーションの機会を増やすこと、上司と部下との面談によって信頼関係を築くこと、部署などの垣根を超えた研修制度を構築することなどを提案し、その結果、企業は大きく成長を見せたのです。

次にB社の例を挙げてみましょう。
B社は、C社とD社が合併して生まれた企業です。
合併効果を期待してのことでしたが、業績は逆に下がってしまいました。
このように、企業合併による相乗効果を期待したものの、思ったような効果が得られていない企業は少なくありません。
そこで、組織コンサルティングが導入され、本社の部門・部署を整理し、必要に応じて新しい部署を加え、大幅な変革を行いました。
また、指揮命令系統を一本化し、中間管理職を廃止、賃金制度も大幅に変更したのです。
それぞれの社員の役割を尊重する組織制度が構築されることになり、その後のフィードバックも徹底して行いました。
その結果、社員1人1人のモチベーションや責任意識が上がっています。
もちろんそれが企業全体の戦力が上がることにつながり、組織全体がスムーズに機能するようになりました。

このように、組織に問題があり、行き詰まりを感じているときには、多少のコストをかけても組織コンサルティングを導入することでその状況を打破することができる可能性があります。
問題があることはわかっているものの、経営者の立場としてできることがないと感じているときには、専門家の力を借りてみることを考えてみてはいかがでしょうか。

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