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運輸業の離職率とは?離職率が高い原因と対策方法を紹介

運輸業の離職率とは?離職率が高い原因と対策方法を紹介

2022年現在の日本国内では、長時間労働問題や定年退職金制度を撤廃する企業が増えるなどの要因で様々な業種の離職率が高くなっています。
運輸会社の中には、従業員の離職が原因で売上げが落ちたり、上手く組織化できずに悩んでいたりする企業もあるのではないでしょうか。
今回は、運輸業の離職率や離職の原因、対策方法について紹介します。

運輸業の離職率はどれくらい?

2014年に厚生労働省が発表した日本全国の経済産業における平均離職率では、運輸業の離職率は高卒者が35.6%、大卒者26.8%という結果になりました。
運輸業では、4割近くもの人材が入社から3年以内に退職しています。
運輸業界では、他の業種に比べて中高年の人材が中途採用で入社し、そのまま定年まで働くというケースが多く見られるのが特徴です。
中高年の人材に支えられている運輸業界ですが、高卒者や大卒者などの新卒採用、第二新卒の若い年齢層の離職率が高くなっています。

運輸業の離職率は高いですが、全産業と比較すると極端に離職者が多いというわけではありません。
しかし、今後は中高年の定年退職者が増加していくと予想されるため、若い年齢層の離職を防ぐための対策が必要です。
運輸業界の有効求人倍率は、2018年時点で全業種が1.35倍なのに対して2.68倍と非常に高くなっていることから人材が不足していることが分かります。
運輸業では、公表している求人数が多いですが、働く新規の人材確保が追いついていない状況です。
運輸業界で働く中高年者の定年退職が増加していく、求人数に対して新規雇用が少ないという状況の中で今後ますます離職を防ぐための対策が必要です。

運輸業の離職率が高い原因

離職を防ぐために具体的な対策を考えるには、どのような原因があるのかを詳しく調べる必要があります。
この段落では、運輸業の離職率が高い原因を紹介します。

1.体力的、肉体的に大変

運輸業での仕事は、トラックや船、航空機などで荷物を運ぶだけでなく、重たい荷物を持って移動したり、積み荷作業をしなくてはなりません。
そのため、体力が持たずに退職してしまう人や、腰痛や背中の痛みが伴い辞めざる負えない状況になってしまうケースもあります。
毎日毎日重たい荷物を運ぶので、今は体が動くけれども将来年をとってからのことを心配して他業種に転職してしまう人も多いです。

2.労働時間や条件への不満

運輸業では、労働時間が長かったり休日が少なかったりなど、労働条件に不満を抱えて離職するといったケースも珍しくありません。
サービス残業が多かったり、積み荷作業などで始業時間よりも前から作業するように命じられたりすると従業員のモチベーションは下がってしまうでしょう。
運輸業に限らず多くの企業では、目安として求人票に労働時間や休日の日数を記載していますが、実態との差がありすぎると不満を抱えてしまいます。
特に平成から令和にかけて休日やプライベートの時間を大切にしたいという若者が増えているので、労働時間が長かったり休日が少なかったりすると離職者が増えてしまう状況です。

3.仕事の事を相談しにくい

運輸業での仕事は、運送する荷物の積み荷作業やトラックや船などの運転などがメインになるため、1人でいる時間が他の職業に比べて長いです。
そのため、仕事の悩みを誰にも相談できないといった状況に陥りやすく、孤独を感じて離職につながってしまうケースがあります。
大変な仕事を頑張っているにもかかわらず従業員同士のコミュニケーションが少ないと、「自分は評価されていない」「誰も自分のことをわかってくれない」などと思い込むようになり、モチベーション低下につながってしまいます。

4.オンボーディングが上手くいかない

教育が不十分で新人が一通り仕事を覚える前に会社を辞められてしまうケースも運輸業の離職率が高い原因になっています。
運輸業では、新人に対しはじめは先輩ドライバーが一緒に同行して仕事を教えていくのが一般的です。
新人用の正確なマニュアルやカリキュラムを制作して教育に落とし込むには時間や手間がかかることから、同行する先輩ドライバーの指導に全て任せてしまっているという場合は教育が不十分であるといえます。
なぜなら、繁忙期や仕事の量が多い時期は早く終わらせるために「見て覚えろ」などと伝え、自分だけが作業をしてしまうといったケースが発生してしまう可能性があるからです。
このような教育を受けた新人社員は、「何も教えてくれない会社」「昔ながらの体育会系ブラック企業」といった判断をし、見切りをつけてすぐに辞めてしまいます。

運輸業における離職の対策方法

運輸業における離職の対策方法を紹介していきます。

1.労働条件や待遇の見直し

たとえば、積み荷作業が多い場合は、肉体的に大変という従業員の離職を防ぐため休日の日数は十分か、労働時間は長過ぎていないか見見直してみましょう。
2022年現在では、積極的に社会全体でライフワークバランスの推進が行われています。
社員1人ひとりが充実感を持って働くことができ、仕事とプライベートの時間の調和のとれた生活が大切です。

2.給与などの労働条件を見直す

従業員の給料はただ一律でアップさせるということでなく、社員1人ひとりを正当に評価できるシステムを作り、能力に見合った給料額にすることが大切です。
多くの入社したばかりの新人は、仕事を頑張った分だけの給料が支払われるのかを心配しています。
職場の先輩や上司が能力に見合った給料額が支払われていると知れば安心して入社した企業で働くことができるでしょう。

3.社内で気持ちの良いコミュニケーションを取れるような仕組みを作る

社員が仕事の悩みを相談できるように上司や他の従業員とコミュニケーションをとりやすい環境を整えておくことも離職を防止するために重要なことです。
社員が孤立していたり、仕事に不満を抱えていたりするときは積極的に上司から話すようにしましょう。
特に新人のうちは不安なことが多いですから、自分を気にかけてくれている人が職場にいるだけで精神的に大きな支えになります。
何気ない日常会話をするだけでも上司や職場の人間が積極的にコミュニケーションをとることで、社員の精神的ケアになります。

4.オンボーディングを強化する

せっかく採用した新人社員が仕事を覚える前に退職してしまうと会社にとって大きな損失になってしまいます。
そのため、新人社員の離職防止に効果的な教育対策が必要といえるでしょう。
上記の段落でも説明しましたが、繁忙期や仕事の量が多い時期は、早く終わらせるために仕事を教える先輩社員が自分1人で作業をしてケースなど、新人に細かく教育ができない可能性もあると想定しておくことが大切です。
誰が教えても新人社員が1から仕事を覚えられるように正確なマニュアルやカリキュラムを制作し、教育に落とし込むことが効果的です。

従業員が定着・活躍できる組織を作ろう

今回は、運輸業の離職率や離職の原因、対策方法などについて紹介しました。
従業員が定着・活躍できる組織を作るために、自社の従業員の特徴や強みをしっかりと把握し、それぞれがやりがいを持って仕事を行えるよう、人員配置や教育、社内制度を通じた支援を行いましょう。

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