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「行動承認」で承認欲求を満たす社内SNSの効果的な使い方とは?

「行動承認」を行うことで承認欲求を満たす社内SNSの効果的な使い方とは?

自分の日頃の仕事ぶりや仕事の成果を他人に認めてもらいたいというのは、誰しも大なり小なり持っているものです。
組織づくりを行う上でも、他人の行動承認を積極的に行うことによって、お互いに働きやすいような関係を築けたり、生産性が向上するなどの効果も期待でき、承認欲求を満たす仕組み作りは非常に重要と考えられています。
今回は、従業員の承認欲求を満たすことで期待できるメリットや承認欲求を満たすための効果的な方法について紹介します。

4種類の「承認」の意味

行動承認とは承認の一つで、人を認めるための行為のことです。

承認には、

  • 存在承認
  • 成果承認
  • 成長承認
  • 行動承認

の4つがあります。

存在承認の意味

「存在承認」とは、その人の存在自体を認めてあげることで、あいさつはもちろん、名前を覚えて声をかけてあげるなどの行為のことです。
服装を褒めるなど普段とは違う異変に気づいてあげることも存在承認になります。

成果承認の意味

「成果承認」とは、仕事などの成果を褒めることで相手を認めてあげる行為です。
会社でいえば、目標を達成したときに褒めてあげる行為のことを指します。
激励の言葉をかけるだけでなく、成果に見合った昇給や表彰といった形で成果承認を行うことで、さらに本人の承認欲求を満たすことができます。

成長承認の意味

「成長承認」とは、以前と比べてどれくらい成長できたかを承認することです。
例えば、業務をこなすスピードが早くなったり書類のまとめ方が見やすくなったりしたときに褒めることをいいます。
「成長承認」は、目標を達成したかどうかは関係ありません。
あくまでその人個人を基準にして見た結果としての承認です。

行動承認の意味

「行動承認」とは行動そのものを承認することで、その人の行いを褒める行為を指しています。
例えば、あいさつや掃除、他の人への気配りといった行動全般のことです。
会社なら従業員の行動を認めてあげることで、「自分の行動を見てくれている」と感じ、承認欲求が満たすことにつながります。

↓承認欲求について詳しく紹介した記事はこちら↓
承認欲求とは?承認欲求が強いメンバーとの接し方・マネジメント法を紹介

承認欲求のタイプ

承認欲求とは「自分を認めて欲しい」という欲求のことで、子どもから大人まで誰もが持っているものです。

承認欲求には

  • 自己承認欲求
  • 他者承認欲求

の2種類があります。

自己承認欲求とは?

「自己承認欲求」とは、自分で自分のことを認めたいという欲求のことを指すもので、自信や自尊心、自己信頼などとも呼ばれています。
人が成長していくうえで「自己承認欲求」は非常に重要であり、欠かすことはできません。

他者承認欲求とは?

それに対して「他者承認欲求」とは、他人に自分を認めてもらいたいという欲求のことです。
ただし、本来「他者承認欲求」より「自己承認欲求」の方が高次元の欲求とされています。

本来、自己承認ができている人は「他者承認欲求」はあまり強くありません。
「他者承認欲求」に固執する人は、自分に自信が持てない人や心が満たされていないといった人が多い傾向にあります。
自分に自信が持てないという不安を埋めるために、他者に認めてもらおうという気持ちが強まるためです。

他者への承認欲求が強いと、自分の自慢話を優先することもあるでしょう。
さらに悪い方に出てしまった場合、中には嘘をついてまで興味を引こうとする人もいます。
または、他者の要求に応えようと無理をすることもあります。
承認欲求が強すぎると、場合によっては悪い方向に進んでしまうこともあるため注意が必要です。

行動承認を行うことで従業員の承認欲求を満たすメリット

承認欲求は、強すぎてしまうと思わぬ弊害が出ることもあります。
しかし、程度の違いはあっても、承認欲求は誰もが持っている正常な感情であり願望です。
上手に満たしてあげることで、その人の持っている資質をさらに伸ばすことも可能です。

それでは、会社において従業員の承認欲求を満たすことでどのようなメリットがあるのでしょうか。

1.従業員のモチベーションの向上

従業員の承認欲求を満たすことができれば、仕事のモチベーションアップにつなげることが可能です。
承認の4種類の中でも、「成果承認」や「成長承認」については個人差があり、なかなか欲求を満たしてあげる機会は出てこないかもしれません。
これら2つの承認は実際に業績をあげたり成長が見られたりしないと、承認できないためです。

しかし、「行動承認」や「存在承認」なら多くの従業員に対して行うことが可能です。
例えば、人より早く出勤している従業員がいれば「毎日、早く出勤してるね」といった言葉をかけてあげるだけでも、さらにやる気を出すことにつながります。
電話の応対が丁寧で顧客の評判がよい従業員なら、そこを指摘してあげることでさらに「頑張ろう」という気持ちを引き出しやすくなります。
従業員一人ひとりが自分の存在意義を見出し、生き生きとして働くことができれば、社内の雰囲気も明るくなるでしょう。

2.離職率の低下

社内の雰囲気がよくなれば、離職率の低下も期待でき、外部からの評価もよくなります。
社内の人間関係がよくなかったり雰囲気が悪かったりすると意外と外から気づかれやすく、顧客への対応にも反映されることがあります。
しかし、従業員の承認欲求が満たされてやる気がみなぎっていれば、会社そのもののイメージアップにつながります。
従業員のやる気を引き出してあげることは会社にとって大きな効果を期待できます。

社内SNSで上手に承認欲求を満たす方法

従業員の承認欲求を満たす手段の一つとして、社内SNSを使うという方法があります。
社内SNSであれば、対象の従業員だけを個別に呼び出すなどの時間を取らずに気づいたときに気軽に発信することが可能です。
同時に、他の従業員の目にもとまることになり、効率的に承認欲求を満たしてあげることができるでしょう。

ただし、承認という行為を誤解しないよう注意が必要です。
そもそも承認とは、ただ褒めることではなく、その人を認めることです。
他の人と比較したり本人の考えに同意したりする必要もないため、誤解しないようにしましょう。
例えば、「他の人は気づかないことなのに偉いね」といった言葉は承認とは異なります。
あくまで、ありのままを認めることが承認欲求を満たすということです。
中でも、「行動承認」や「存在承認」は誰かと比較するような表現をしてはいけません。

特に社内SNSで発信するときは、比較するような表現は絶対しないことが重要です。
顧客から感謝の言葉があった場合などは、そのことだけをSNSで発信しましょう。

↓部下で承認欲求が高い人を仕事で活躍するマネジメントについて紹介した記事はこちら↓
承認欲求が高い人が仕事で成果を残すためにリーダーが行うべきこととは

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