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ミッション・ビジョンとは?策定すべき時期や策定のポイントを紹介

ミッションビジョンバリュー

企業経営を行う上で、従業員に対しても取引先・顧客、社会に対しても非常に重要なものの1つが「ミッション・ビジョン」です。
その会社がどのような会社なのか、今後どのような変化をしていくのかを知る際には、「ミッション・ビジョン」を見れば大枠は把握できると言っても過言ではないほど企業においては重要なものです。
今回は、その「ミッション・ビジョン」について意味や策定するタイミングや策定の際のポイントについて紹介します。

ミッションとは?

ミッションとは、企業が果たすべき使命のことを指します。
企業理念に基づいて、その企業がどのような役割を果たすのかを定めたもので、基本的に一度定めた後は変更はされませんが、時代や企業のフェーズ、経営者が代替わりした際などは見直しが行われることもあります。

ピーター・ドラッカーは、1990年出版の「Managing the Non-profit Organization: Practices and Principles(非営利組織の経営)の中で組織のリーダーが最初に行うべき仕事のひとつは、自らの組織のミッションを考え抜き、定義することとしているくらい重要なものです。

↓ミッションを起点に経営活動を行う内容について紹介した記事はこちら↓
ミッションドリブンとは?使い方や企業での取り組み内容・事例を紹介

ビジョンとは?

ビジョンとは、その企業が長期的に目指すゴール(将来像)のことを指します。
企業理念や経営理念を具体的なゴールに落とし込んだもので、その企業がいつまでにどういった状態を目指すのかを指し示したものです。
ミッションと違ってビジョンは、企業フェーズや経営環境などに合わせて見直しが行われます。

↓理念経営(ビジョン経営)について詳しく紹介した記事はこちら↓
理念経営(ビジョナリー経営)とは?組織に理念を浸透させる方法も紹介

ミッションとビジョンの違い

ミッションとビジョンは、よく一緒に並べられる言葉ですが、上記に記載した解説の通り、意味は大きく異なります。
ミッションとビジョンの関係性は、ミッションで定めた企業の使命を元に、いつまでにどういった状態を目指すべきかとビジョンを定めていきます。
ミッションに関しては、創業のタイミングや会社・経営者が大きく変わったタイミングで策定することがオススメですが、ビジョンに関しては企業の節目節目で設定することが一般的です。

↓その他の似ている言葉との意味の違いを解説した記事はこちら↓
経営理念、行動指針、ミッション、ビジョン、クレドの意味の違いとは?

ミッションとビジョンはどちらを先に策定すべき?

ミッション・ビジョンや関連する言葉の企業理念・バリューの関係性や策定する順番に関しては以下の通りです。

明確な取り決めはありませんが、一般的には、

  1. 企業理念:その企業が大切にする考え・価値観
  2. ミッション:その企業が果たすべき使命
  3. ビジョン:その企業の長期的に目指すゴール(将来像)
  4. バリュー/行動指針:その企業がビジョンや目的を達成するために規範となる行動を定めたもの

の上から順番に定められます。

↓ミッション・ビジョン・バリューに関する詳細の記事はこちら↓
ミッション・ビジョン・バリュー(MVV)の役割と事例と作り方

ミッション・ビジョンを策定する際の重要なポイント

ミッション・ビジョン・バリューを言語化して決めていく方法は様々な種類がありますが、その方法においても重要なポイントは以下の3つです。

  • 認識の齟齬をなくすために、言葉の定義を明確にして共有すること
  • 他の人の意見やアイディアに対して否定・批判をしないこと
  • 参加する全員が主体的に意見を出し合うこと

これらの3つが守られていなければ、その後組織に浸透させるに当たって、メンバーの認識にもズレが発生してしまったり、主体性を持ちにくくなってしまう可能性があります。

有名企業のミッション・ビジョン例

ミッション・ビジョンを策定する際に参考にしたい有名企業の事例を5つ紹介します。

株式会社ファーストリテイリングのミッション・ビジョン

<ミッション>

本当に良い服、今までにない新しい価値を持つ服を創造し、世界中のあらゆる人々に、良い服を着る喜び、幸せ、満足を提供します
独自の企業活動を通じて人々の暮らしの充実に貢献し、社会との調和ある発展を目指します

<ビジョン>

世界を良い方向に変えていく

参考:http://www.fastretailing.com/jp/about/frway/frway.htmlhttp://www.fastretailing.com/jp/csr/vision/stakeholder.html

LINE株式会社のミッション・ビジョン

<ミッション>

世界中の人と人、人と情報・サービスとの距離を縮めること

<ビジョン>

24時間365日生活のすべてを支えるライフインフラになること

参考:https://linecorp.com/ja/company/mission

ヤフー株式会社のミッション・ビジョン

<ミッション>

課題解決エンジン

<ビジョン>

UPDATE JAPAN

参考:https://about.yahoo.co.jp/info/mission/

キリンホールディングス株式会社のミッション・ビジョン

<ミッション>

キリングループは、自然と人を見つめるものづくりで、「食と健康」の新たなよろこびを広げ、こころ豊かな社会の実現に貢献します

<ビジョン>

食から医にわたる領域で価値を創造し、世界のCSV先進企業となる

参考:https://www.kirinholdings.co.jp/company/philosophy/

株式会社リクルートホールディングスのミッション・ビジョン

<ミッション>

Follow Your Heart

<ビジョン>

まだ、ここにない、出会い。
より速く、シンプルに、もっと近くに。

参考:https://recruit-holdings.co.jp/who/management/

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ミッション・ビジョンを浸透させて、従業員が定着・活躍する組織を作ろう

今回は、ミッションビジョンの違いや策定の際の重要なポイントや事例について紹介しました。
企業経営において、理念やミッション・ビジョン・バリューは、様々な意識決定や文化づくりを行うために非常に重要なものです。
だからこそ、自社で定める過程も重要ですし、定めたMVVは組織に浸透させて従業員が定着・活躍する組織づくりに活かしていきましょう。

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