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縦割り組織とは?メリットや弊害、問題の対策方法を紹介

縦割り組織とは?メリットや弊害、問題の対策方法を紹介

縦割り組織というのは、役職ごとに責任や権限を分けることによって組織を推進する上でメリットが大きいため、この組織体系を採用している企業が多いのですが、近年ではティール組織のようにフラットな組織体系を採用する企業も増えています。

今回は、縦割り組織のメリットとデメリット、縦割り組織における問題の対策方法を紹介します。

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縦割り組織の意味

縦割り組織とは、各事業部や部署ごとにチームを分けて、そのチームごとに責任者を置いてマネジメントを行うような組織体系を指します。

縦割りの組織では、明確に指示を出す人が決められており、そのチーム内で仕事を遂行するには適した組織体系ですが、一方で組織全体の利益や効率よりも、自分の所属する部署やチームの利益、権利にこだわり、他部署に対して排他的になってしまうこともあります。

縦割り組織と似た言葉に「縦社会」という言葉があります。

縦社会は、役職や階級など序列が重視される社会のことで、日本社会によくみられる傾向ですが、縦割り組織の発生には日本特有の縦社会文化が影響しているとも考えられます。

日本企業では長らく、終身雇用、年功序列が当たり前という時代が続きました。

終身雇用や年功序列は縦社会になりやすいシステムです。

終身雇用でメンバーが固定され、年功序列により上下関係が変わらないと、同じ部署やチームの人とのつながりが強くなり、他部署や社外の人と交流する必要性を感じなくなってきます。

その結果、部署やグループ間に隔たりができる「縦割り組織」になってしまい、生産性の低下などの弊害が出てきます。

縦割り組織のメリット

企業における縦割り組織のメリットは、専門性の高い案件や経験が必要とされる案件に対して、専門知識や業務経験が豊富な固定されたメンバーが素早く対応できるという点です。

仕事に対する理解が早いだけでなく、部署やチーム内での共有もスムーズに進みます。

縦割り組織では、部署やチームが業務内容ごとに形成されているため、従来から継続している案件について力を発揮する一方で、新しい物事を生み出すクリエイティブな案件には不向きです。

縦割り組織では指揮命令系統がはっきりしているので、指示を出しやすいというメリットもあります。

他部署との横のつながりは希薄ですが、その分、部署やチーム内の関係性は密なので、組織のトップの考えや上司からの指示が、部下に素早く行き渡ります。

部署やチームのメンバーの結びつきが強くコミュニケーションが取れていることもメリットの1つです。

こうした関係性は、協力して仕事を進めるプロジェクトなどで力を発揮します。

責任がある人や部門が明確なので、新人社員や若手社員がいきなり重責を担うケースも少ないと言えるでしょう。

疑問点を誰に尋ねればよいか分からないという懸念もありません。

縦割り組織は、一般的に「営業」「人事」「総務」「開発」といった職能別に分けられているので、とても機能的です。

このような「組織としての管理のしやすさ」は、これまで縦割り組織が多くの企業で導入されていた要因とも言えます。

縦割り組織のデメリット

縦割り組織のデメリットは、組織が硬直化しやすいことです。

従業員の役割が固定されているため、自分の受け持つ分野にだけ詳しくなり、近しい人の意見ばかりを聞くようになります。

結果的に、広い視野を持つことが難しくなり、クリエイティブな発想ができなくなる点はデメリットと言えます。

部署やチーム内でだけ通じる常識のようなものが生まれやすくなり、他部署への関心も薄くなります。

協力すればよい効果を得られるような場面でも「自分たちには関係がない」とスルーしてしまいがちです。

この状態が進むと、他部署に対してライバル意識を持ったり、攻撃的な態度に出たりするケースも見られるようになります。

「営業の対応がいい加減で困る」「生産部門の対応が遅すぎる」といった言葉を聞いたことはないでしょうか。

必要な電話を取り次がなかったり、情報共有をしなかったりするようなケースの場合は、組織全体の利益を大きく損なう可能性もあります。

他部署との情報共有や意見交換が進まないため、生産性が低下し、効率が悪くなる点は大きな問題です。

縦割り組織において問題が発生する原因

縦割り組織の問題の多くは、仲間意識の強さや縄張り意識、視野の狭さが元になって発生します。

同じ部署やチームで働く仲間に対する思い入れが強すぎて、本来、組織全体に持つべき思い入れや忠誠心が、部署やチームに向いてしまうのです。

仲間意識の強さから排他的になってしまい、極端な例では「隣の部署にかかってきた問い合わせの電話に出ない」ケースも見受けられます。

また、縄張り意識が強くなると、他部署の力を借りて進めた方がよい案件に関しても、自部署内で解決しようとするなど、組織全体にとってマイナスの行動をとることもあります。

時折聞かれる「この案件は長年この部署が担当してきたから、他部署には渡せない」「うちのお客さんなのでこちらで対応します」といった発言は、組織全体やクライアントの利益を思って発せられたものではないでしょう。

これは、部署やチーム内の利益や権利を主張している代表的な例です。

こうした状態が続くと、従業員は限られたメンバーの狭い組織内に視野が固定され、組織全体の利益を考えられなくなってしまいます。

縦割り組織の問題を解決する方法

縦割り組織のメリットを生かし、デメリットを解消するためには、まず、人材の流動化を促進する必要があります。

例えば、定期的にジョブローテーションを行うの方法の1つです。

複数の部署を経験することで、他部署の従業員と交流し、異なる業務内容に触れることができ、交流のある人が増えることで情報共有がしやすくなります。

そもそも、異動の可能性がある部署に対して、不親切な対応は取れないものです。

ジョブローテーションには、スペシャリストを育成しにくいという難点もありますが、自分に適した職種を知ることができるという利点もあります。

従業員を異動させることが難しい場合は、異なる部署の従業員が交流を持つ場を設けてみるとよいでしょう。

イベントを開催したり、社内サークルを作ったりすると、そこに新しい仲間意識が生まれます。

また、新たなプロジェクトに取り組む際には、部署を横断したプロジェクトチームを作るというのも、縦割り組織に横の関係を持たせるうえで効果的です。

愛着を持つ対象を部署やチームから組織全体に変えることができれば、縦割り組織のデメリットを軽減することが可能です。

自社にあった組織づくりを行い、従業員の定着・活躍を支援しよう

今回は、縦割り組織のメリットやデメリット、縦割り組織の問題の対策方法などについて紹介しました。

自社の理想とする組織を定義するとともに、自社の課題を定期的に把握・対策することで、会社も従業員も双方が成長できる組織を作っていきましょう。

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