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表彰制度とは?メリット・デメリット、ユニークな事例を紹介
従業員が定着・活躍する上で、評価制度は非常に重要なものの1つです。
何を評価するのかを明確に示し、成果や組織への貢献に対して評価を行うことによって、従業員は引き続き頑張ろうと思うことができ、企業の業績の向上にも繋がります。
今回は、評価制度の中でも表彰制度にスポットを当てて、、表彰制度を実施するメリットとデメリット、ユニークな事例を紹介します。
もくじ
表彰制度とは?
表彰制度とは、なんらかの功績を上げたり、業績アップに関わったりした従業員を称える制度のことです。
企業が成長・存続するためには、従業員の活躍なくしては成り立ちません。
そのためには、従業員の働きぶりを給料やボーナスに反映させるだけでなく、表彰制度という目に見える形で伝えることも大切です。
表彰対象は個人だけでなく、部署やチームを対象にする企業も多く、表彰対象も事業貢献や組織貢献など各企業それぞれに特色があります。
↓社内表彰制度の目的や内容を紹介した記事はこちら↓
社内表彰制度とは?目的や導入メリット・デメリット、企業事例を紹介
表彰制度を導入している企業の割合
厚生労働省職業安定局が平成26年5月に公表した「働きやすい・働きがいのある職場づくりに関する調査報告書 」によると、アンケート調査に回答のあった2,808社の中で72.4%の企業が「従業員に対する表彰や報奨などを行う」と回答しています。
各企業で表彰の対象や内容などは異なると思いますが、多くの企業で導入されていることが分かります。
平成26年時に公表されたアンケート調査であるため、おそらくこの時期よりも実施している企業は増えていることが予想されます。
表彰制度を導入するメリット
社内で表彰制度を実際することで、以下のようなメリットがあります。
メリット1.従業員のモチベーションアップ
まず、メリットとして考えられるのは表彰制度が従業員のモチベーションアップにつながることです。
表彰制度を通して、他の従業員の前で表彰をされることや、その成果に対して褒賞が与えられることによって、今後の仕事へのモチベーションがアップすることが期待されます。
あらかじめ、表彰制度の評価方法や内容に関して共有をしておくことで、従業員もそれに沿って頑張ることができ、評価に対する不満を軽減できます。
メリット2.従業員それぞれが目指すべき方向性が統一される
生産性や業績アップのためには、従業員が同じ方向に向かって取り組むことが大切です。
表彰制度の評価方法や内容を共有することによって、従業員が成果を出すべき内容が明確になり、従業員が同じ方向に向かって取り組むことが可能になります。
また、評価内容の中に業績への貢献だけでなく、組織への貢献も合わせて組み込むことによって、組織の不調和を起こすことなく、チーム全体の成果も向上することが期待できます。
↓表彰制度を導入するメリットや効果を紹介した記事はこちら↓
社内表彰制度を導入する効果とメリット、企業事例を紹介
表彰制度を導入することのデメリット
表彰制度の運用が上手くいっていないと、以下のようなデメリットが発生する可能性があります。
デメリット1.表彰対象以外の人がモチベーションダウンする可能性がある
表彰制度の内容や方法が明らかにされていない場合、表彰対象以外の人でその表彰内容や表彰者に納得がいかず、「自分は頑張ったのに会社が評価してくれない」というような不満が生まれ、モチベーションがダウンする可能性があります。
また、何回も同じ人や同じチームばかり表彰されている場合も、それ以外の人・チームは、表彰式に参加する意味を感じにくくなり、チーム間の協力が得られにくくなってしまうといったことも考えられます。
デメリット2.ノウハウが共有・蓄積されない
評価基準が、個人の成果だった場合は、良い情報やノウハウがあったとしても積極的に他の人には共有されず、またチームにも蓄積されなくなってしまいます。
結果的に、個人の成果は上がっているが、チーム全体の成果は下がってしまっているということも考えられるため、個人の成果だけを対象にするのではなく、組織にもどう貢献したのかも合わせて評価対象に入れることが重要です。
↓社内インセンティブの仕組みや事例を紹介した記事はこちら↓
社内インセンティブの仕組みや種類、導入事例を紹介
表彰制度を導入する際の注意点
表彰制度を導入する際の課題や注意点としては、以下のようなものがあります。
1.表彰内容や方法を明確にする
上述の通り、表彰内容や方法が明確になっていない場合は、表彰されなかった人にとっては不満が生まれてしまう可能性があります。
せっかく従業員のモチベーションを向上させるために導入しても、大多数の従業員のモチベーションを下げてしまっているのであれば、本末転倒です。
全員が目標達成に向かって取り組めるような環境づくりと、できる限り納得してもらえるような運用を心がけましょう。
2.表彰内容は、業績だけでなく組織への貢献も含ませる
こちらも上述したように、表彰内容を個人の成果だけにした場合は、足の引っ張り合いが発生してしまったり、ノウハウが共有されないといったことが考えられます。
表彰された個人は大きな成果を上げていたとしてもチームや会社全体の成果が下がってしまっているのであれば、これも本末転倒です。
個人の業績への貢献はもちろん、組織全体への貢献に寄与したかどうかも評価内容に組み込むことで、従業員・会社の双方に良い効果を期待できます。
3.どうしても評価しづらいものは、他の方法で評価を行う
会社の業績には直接的には影響を与えないが、間接的に良い影響を与えることは非常にたくさんあります。
しかし、どうしても数字への貢献度合いを可視化しにくいために評価が難しいです。
そのような取り組みは、ピアボーナスなどを活用して評価するといった方法もあります。
ピアボーナスとは、「Peer(仲間)」と「Bonus(報酬)」を組み合わせた言葉で、従業員同士で送り合われる報酬のことです。
上司や人事が見切れないかつ業績にも直接的には影響しないが良い取り組みに対して、従業員相互にメッセージと社内ポイントを送り合うことができます。
こういった別の方法で、従業員の普段の取り組みを評価する方法もありますので、ぜひ検討してみてください。
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表彰制度の実施事例
一般的な表彰制度の例
一般的に表彰制度と導入されている表彰内容を紹介します。
- MVP/社長賞:特に優れた成果を残した人や社長が特に貢献したという人物を表彰
- 新人賞:新卒数年目の社員や中途入社数年以内の社員の中で優れた成果を残した人を表彰
- 永年勤続表彰:一定期間ずっと勤続した人を表彰
- 定年退職表彰:定年退職をその会社で迎えた人を表彰
- 努力賞/奨励賞:スポットライトは当たりにくいが優れた取り組みを行なった人を表彰
ユニークな表彰例
以下のようなユニークな名前や内容の表彰を行なっている企業もあります。
- 大失敗賞:仕事で大きな失敗をしてしまった社員や内容を表彰
- 笑顔が太陽で賞:常に元気で明るく会社やチームの皆を活気づかせている社員を表彰
- ポジティブ賞:何事も前向きに考え、ネガティブな意見もポジティブに変えてしまう社員を表彰
- チャレンジ賞:成功・失敗を問わず、大きなチャレンジをした社員を表彰
表彰制度で表彰する内容に関しては、企業独自で決められるものですので、自社の文化づくりや従業員・会社の成長に必要なものを取り入れてみてください。
↓ユニークな社内表彰制度について紹介した記事はこちら↓
社内表彰制度のユニークなアイディアや取り組み事例を紹介
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今回は表彰制度の意味や導入するメリット・デメリット、内容例を紹介しました。
表彰制度は運用によって、大きな効果を期待できるものでもあり、逆効果になってしまう可能性もあります。
ぜひ、自社に合った表彰を行うとともに、運用方法をしっかりと設計した上で導入しましょう。
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