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セルフマネジメントとは?必要性や具体的な方法について紹介

セルフマネジメントとは?必要性や具体的な方法について紹介

多様な働き方が増え、変化し続ける環境に対応すべく、全てのビジネスパーソンが同等に有する管理業務が「自分自身の管理」です。
成果主義に評価基準がシフトしつつある世の中でビジネスパーソンには、どんな環境にも動じることなく高いパフォーマンスを発揮するための「セルフマネジメント」能力が必要となっています。
今回は、セルフマネジメントの概要や必要性、具体的な方法について紹介します。

セルフマネジメントとは?

セルフマネジメント(self-management)とは、「自己管理能力」のことです。
直訳ならば「自立」「自己管理」の意味を指します。
「管理」とは、一定の状態をキープしたまま、さらに良い方向へ発展させることを意味し、そのことからセルフマネジメントとは、自身の精神状態、ならびに健康状態を安定させ、目標達成や自己実現のために自分自身の改善を図っていくことでもあります。
セルフマネジメントの対象は、業務タスクをこなすだけではなく、自身を会社に価値をもたらす貴重な資源とし、時間の管理や仕事への感情をコントロールすることなど、セルフマネジメントの役割は多岐に渡ります。
その本質は有限なリソースを使って、自身の能力を最大限発揮し、成果を上げることにあります。

セルフマネジメントを構成する要素

セルフマネジメントは、以下の要素で構成されます。

  • メンタルヘルスケア:主に自分自身のケア。
  • レジリエンス :「復元力」「回復力」「自発的治癒力」といった意味を持つ、困難や直面する脅威に対して適応できる能力。ストレスなどをはね返す回復力。
  • アンガーマネジメント:直訳で「怒りの管理方法」を意味し、1970年代アメリカで誕生した怒りと上手に付き合うための心理トレーニング。
  • マインドフルネス:現在において起こっていることに注意を向けることにより、ストレスの軽減や集中力の強化を図る。瞑想やその他の訓練により発達させることができるとされる。
  • キャリアデザイン:自分自身の将来なりたい姿、やりたい仕事、働き方を明確にし、主体的に設計することにより、行動に移し実現していくこと。
    自律的に思考しキャリアを構築する意味を持つ。

セルフマネジメントの必要性

セルフマネジメントは、外部環境の変化によって必要性が非常に高まっています。
その要因についてそれぞれ紹介します。

働き方改革

2018年6月「働き方改革関連法」が成立しました。
評価が労働時間ではなく、働いた内容による評価を重要視する流れに変わりつつあり、生産性の向上を図る企業が増えています。
フレックスタイム制度などの働き方に対応するために、個々の高いビジネススキルが必要となったことで、セルフマネジメントの必要性は重要なものとなっています。

リモートワークの浸透

昨今ではコロナウイルスの感染拡大防止や、IT化やデジタル化によってテレワークを導入する企業も増えています。
しかし、従来の仕事場とは異なり、自分自身で律することがよりテレワークでは求められます。
監視の目がないため、集中力の低下やパフォーマンスの低下につながり、働き方の変化からセルフマネジメント能力の必要性も高くなっています。

企業全体での生産性向上

セルフマネジメントの必要性に少子高齢化において、限られた人材、人数のなか、個人が主体的に動くことのできる組織が求められています。
企業の価値を高める解決策として個人のパフォーマンスを最大限に発揮させることがあげられます。
時間当たりの効率性、生産性を向上することは、企業においても必要なスキルとなっています。

自己成長

働き方改革など、グローバルで多様な世界になってきており、ビジネスを取り巻く環境も変化し続けています。
環境の変化や新しい事柄に対応するためにも自分自身のセルフマネジメント能力を高めておくことは必要不可欠です。

セルフマネジメントの具体的な方法

セルフマネジメントは全てのビジネスパーソンに必要なスキルではあるものの、簡単に身に付くものでもありません。
セルフマネジメントを高める具体的な方法を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

1.自身の強みを評価し期待されている役割を明確にする

自分自身の能力や強みを具体的に認識し、目指すべき方向や目的を明確にすることが大切です。
自分のやるべき仕事を整理し、進むべき手順をはっきりさせます。

2.自身の課題を把握する

自身の強みとは別に、自身の課題をしっかりと把握します。
強みだけではなく弱みの改善にも努めるここもセルフマネジメントには重要です。

3.ゴールから逆算して計画する

ゴールがはっきりすれば、自己管理をおこないやすくなります。
「いつまで」が決まれば時間の使い方を意識するでしょう。
日々のタスクに落とし込み、タスクを完了させます。
目標から逆算したタイムスケジュールを組むことで有限な時間を質の高い時間にできます。
時間の管理はセルフマネジメント強化には必須です。

4.自身のパフォーマンスが落ちる時を把握する

常に高いパフォーマンスを発揮できれば一番ですが、維持し続けるのは困難でしょう。
セルフマネジメントには自分自身のパフォーマンスが下がる時を理解し、分析しましょう。
要因がわかったら解決策を考えます。

5.誘惑に負けない仕組みを作る

セルフマネジメントには、外部から誘惑に負けない工夫をします。
周りからの目線がないことで起こる集中力の低下は、ネットサーフィンや動画を見る、SNSを覗くといった誘惑に気を取られやすくなります。
そのため、仕事中は誘惑されそうなものは遠ざける、上司に進捗状況をこまめに報告するなどして、対策を講じることでセルフマネジメントを行います。

6.仮説思考を持つ

限られた情報から精度の高い仮説を設定するため、仮説思考で課題を捉えるようにします。
効率的に課題を解決するために必要となるでしょう。

7.精神面、体調面のケア

生産性の高いパフォーマンスを発揮するためには、自身の健康管理はしっかりおこないましょう。
無理に睡眠時間を削るなどは、かえって仕事の効率を下げることにつながります。
ストレスや疲れを感じる場合は、まずメンタルのケアをしっかりとおこなってあげましょう。
身体と心のケアをしっかりとおこなうことが仕事への成果を上げる重要事項でもあります。

セルフマネジメント力を高めるメリット

セルフマネジメントを能力を高めることは、自分自身の体調やメンタルを安定させることに繋がります。
自身の体調やメンタルの安定は、人生の質を高めることにもなるでしょう。
セルフマネジメントが見につくことによって感情や行動もコントロールでき、その都度適切な行動を取れるようになることで、衝動的な行動を抑えて成果を出しやすくします。
目標達成意欲や課題改善欲も高まり、仕事のパフォーマンスを発揮しやすくなり、仕事の効率を上げることに繋がります。
セルフマネジメントを高めることは生活や仕事、全てにおいて質の向上を図ることになります。

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今回は、セルフマネジメントの概要や必要性、具体的な方法などについて紹介しました。
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