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「ありがとう」などの感謝の言葉を伝える科学的な効果を紹介

「ありがとう」などの感謝の言葉を伝える科学的な効果を紹介

近年では「ありがとう」などの感謝の言葉を伝えると、体や心に科学的な好影響があることが科学的にもわかってきました。
特に感謝を伝える側の方に効果が大きく、健康状態や幸福度が向上する点は特筆すべきでしょう。
今回は、感謝の言葉を伝えることで得られる多くのメリットや伝え方のポイントなどについて紹介します。

感謝とは?

感謝は何か良い結果を手にしたことを認識した時の感情で、人の遺伝子の中に組み込まれているとも言われています。
チンパンジーなど、人間以外の生物にも見受けられるものです。
感謝の感情によって利他的な感情が起こると、他者のために何かしたいと考えて行動を起こすようになります。
利他的な行動をすると感謝の感情が高まる好循環も起こるなど、様々な研究が進められています。
感謝に関する研究は少ないため、今後はさらなる研究が進められていくことが期待される分野です。

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感謝の言葉は伝える方がより大きな効果がある

意外かもしれませんが「ありがとう」などの感謝の言葉は、受ける人よりも伝える側の方に大きな効果があるとする研究結果もあります。
カリフォルニア大学のロバート・エモンズ教授の研究では、感謝をする人に健康や幸福度への好影響が見られると示されています。
例えば、免疫力や痛みへの耐性が高まる、生きがいを感じやすい、親切で寛大になるなどの研究結果です。
感謝の言葉を伝えることで、伝える側の身体や心に好影響があるなら、さっそく実践して効果を実感していきたいところです。

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感謝の言葉を伝えて得られる多くのメリット・効果

感謝の言葉を伝えると、さまざまなメリットが得られるという研究結果もあります。
ここでは、科学的見地や研究結果からわかってきた効果を紹介します。

1.健康に好影響

ニューヨーク州立大学のステファニー・ブラウン准教授は、利他的な行動には健康への好影響があるとしています。
自己中心的な行動ではなく、見返りを求めない利他的な行動の方が長寿になる可能性が高くなるというものです。
科学的には、テロメアという細胞年齢に影響するものの長さが変化することで証明されています。
感謝の言葉を伝えることで人間関係も良好になるため、ストレスの軽減にもつながり長寿の可能性が高まる点も注目されている研究結果です。

2.幸福度が高まる

感謝すること自体に幸福度が高まるメリットもあります。
ストレス反応が少ないことや鬱状態になりにくい、自分は幸福であると感じやすくなるのが普段からよく感謝する人です。
感謝しない人よりもウェルビーイングが高いという研究結果が近年多く発表されています。

3.ポジティブになる

近年では、心理学の分野でも統計などの科学的なデータをもとにした研究結果が報告されています。
特に、ポジティブ心理学の分野では、感謝を伝える行動のデータをセンサーで測るなどして分析が進められてきました。
例えば、感謝の手紙などで相手に気持ちを伝えることで幸福度が増すと、結果的にはポジティブな心理につながるとしています。

4.社会に好影響

慶應義塾大学の前野教授は「持続する幸せ」につながる4つの因子を挙げています。
中でも「つながりと感謝」では他者を喜ばせることや良い人間関係は、長く続く幸福感のために必要なものとしています。
一人ひとりが世の中の嫌な面ばかりに目を向けてネガティブになっていると、社会全体にも悪影響を及ぼすことでしょう。
感謝の言葉を伝えることで、個人レベルでポジティブな面にも目が向くようになれば社会にも良い影響が広がっていきます。

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感謝の気持ちを持ちやすい人になる方法

1.毎日3つのいいことを書く

脳科学者が推奨する感謝の気持ちを持つための方法が「毎日その日にあった3つの良かったことを書く」というものです。
どうしても不満ばかりが記憶に残りがちですが、1週間毎日書いていると感謝する力が付いていきます。
同じ経験をしていても感謝を感じる力は人それぞれです。
不満ばかりの毎日と思っていた人でも、良かった点に目を向けることで、改めて他人への感謝の気持ちが芽生えてきます。
頭の中だけで考えるよりも、具体的に書くことで自分の考えをしっかり確認できるでしょう。

2.見える場所に感謝の誓いを貼る

目に見えるものの方がしっかり脳にインプットされるため、自分の目につく場所に感謝の誓いを貼っておくとより効果的です。
「感謝を忘れない」などの誓いを日に何度も繰り返し目にすることで感謝しやすい人になれるでしょう。

3.今の状況を確認する

今よりも悪い時のことを思い出してみると、自分が置かれている現在の状況に感謝できるでしょう。
または、何気なくしていることがなくなった状態を想像してみるのも一つの方法です。
不便になって困っている自分が想像できたら、今の状態に感謝できます。

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感謝の言葉をより効果的に伝えるポイント

近年、成功した多くの経営者が支持している考え方に共感力があります。
感謝する相手の心を打つためのポイントが共感力とも考えられます。
相手の気持ちを推し量ることができれば、感謝する時期を間違えることもありません。
効果的に感謝を伝えるポイントは3つです。

  • 適切な時期に伝える
  • より具体的に伝える
  • 伝え方を工夫する

感謝を伝えたい相手が置かれている状況を良く見ていれば、いつ伝えたら良いのか判断できます。
例えば、相手が忙しそうにしている場合は自分の気持ちを伝えても迷惑になることもあります。
第三者がいる場合なども相手が気を使ってしまうため、状況を見て適切なタイミングで感謝の言葉を伝えるようにしましょう。
また、感謝の言葉に出来事や自分の考えなども具体的に加えていくと効果的です。
「ありがとう」の後に、何に感謝しているのか、自分はどう感じたのかという言葉がある方が相手に伝わりやすくなります。
相手はどのような方法で感謝されると嬉しいのか、伝え方についても検討しましょう。
例えば、言葉で直接伝えるほうが喜ぶのか、手紙に感謝の言葉を綴って相手が読めるようにするのかなどを考えるのもポイントです。

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社内で感謝やお礼を伝える一言メッセージの文例とポイントを紹介

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今回は、感謝の言葉を伝えることで得られる多くのメリットや伝え方のポイントについて紹介しました。
社内コミュニケーションは、生産性や従業員の定着に大きな影響を与えるため、会社としても支援や対策を行っていきましょう。

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