プラトー現象とは?発生する原因や訪れた時の対処法を紹介

プラトー現象とは?発生する原因や訪れた時の対処法を紹介

プラトー現象とは、努力していてもなかなかスキルアップを実感できず停滞している状況を指します。
チーム全体の能力技術アップを目指すのはマネジメント層の務めですが、頑張っているのにうまく結果に結びつかないメンバーがいるとき、どのように対応すれば良いのでしょうか。
今回は、プラトー現象の概要とその原因、マネージャーの部下へのフォロー方法などについて紹介します。

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プラトー現象とは?

プラトー現象とは、学習を続けているにもかかわらず成長が止まってしまう現象、またその時期のことです。
この現象は誰にでも起こると言われており、特にモチベーションに悪い影響を及ぼしてしまいます。
自分が成長を実感できない時期が続くと学習意欲はどんどん下がり、その後成長する見込みがあるにもかかわらず諦めてしまう人も出てきます。
これは部下の能力アップを管理していく上で避けては通れない問題です。

このプラトー現象に対応していくためには、なぜこのような現象が起こるのか、その原因を把握することが大切です。
ここからはプラトー現象が起こってしまう原因を解説し、それを乗り切っていく具体的な方法について紹介します。

プラトー現象が発生する原因

そもそもなぜプラトー現象は起こってしまうのでしょうか。
それは主に、慣れ・疲労が原因であると言われています。
新しいことを始めたとき、最初のうちはそれが新鮮で刺激的なものとして感じられます。
しかし続けていくうちに次第にマンネリ化して精神的な慣れが生じ、無意識のうちに続けることがストレスになってきます。
この無意識のストレスに自分自身の頑張りが追いつかず、やきもきする状況が続いてしまうということです。

またプラトー現象が起こる大きな要因としてもう一つ「ワーキングメモリーの制限」があります。
ワーキングメモリーとは人間の脳の一部で、今やっている作業のための一時的な記憶スペースです。
短期記憶のためのスペースとも言えます。
新しいことを学習するとワーキングメモリーに保存され、それらを思考や行動に使用できる状態になります。

しかしながら、このワーキングメモリーには容量の制限があります。
容量オーバーになると、なかなか次の情報を入れられません。
つまり、新しく学んだことが身につかない状況になってしまうということです。
これを克服するには、ワーキングメモリーに入っている短期的な記憶を定着させ、長期的な記憶になるまで根気よく学習を続ける必要があります。

プラトー現象が引き起こす悪影響

プラトー現象は、学習に悪影響を及ぼしてしまいがちです。
その大きな原因は、理想と現実にギャップが生まれてしまうことにあります。
多くの人は運動や学習について「頑張れば頑張るほど伸びる」という直線グラフ的なイメージを持っているのではないでしょうか。
しかし実際は先ほど述べたように、伸びやすい時期・伸び悩む時期があります。
これを研究し図式化したのがドイツの心理学者ヘルマン・エビングハウスです。
彼が提唱した「学習曲線」によると能力の向上は、初めのうちはゆっくりと、そしてある時から突然一気に伸びて、その後また停滞して……といったS字が連なったような形を描いています。
これにより直線グラフの「理想」とS字グラフの「現実」の間にギャップが起きて、「自分はうまくいっていない」とモチベーション低下が起こります。

モチベーションの低下は学習の効率を悪くするだけでなく学習そのものを辞めてしまうことにも繋がります。
さらに、ビジネスの場合は自信を喪失して会社を退職してしまう可能性も出てくるでしょう。
プラトー現象の原因をきちんと把握して適切な対処をすることが、スキルアップを続ける上でとても重要だということです。

プラトー現象への対処法

それでは、プラトー現象を乗り切るためにはどのようなことをすれば良いのでしょうか。
大きく分けて3点「プラトー現象の把握」「学習方法の創意工夫」「他者とのコミュニケーション」があります。

1.プラトー現象の把握

プラトー現象は人間の脳の性質から起こるものであるため、これから挙げる対処法を実践したとしても完全に避けるのは難しい問題です。
そこでまずは、学習の停滞は自分自身の能力が低いからではなく、誰にでも起こりうるプラトー現象が原因であると把握することが大切です。
うまくいかない時期でも「必ずこの後に成長する時期が来る」とプラトー現象のポジティブな側面を意識することによってモチベーションを保てます。

2.学習方法の創意工夫

学習のやり方が画一的だと慣れや飽きといったマンネリ化が早まるため、プラトー現象が起こりやすくなってしまいます。
学ぶ場所や時間帯など学習環境を変えてみたり、教材や学び方を変えてみたり、目標を少し下げてみたりといった変化をつけて学習することが大切です。
常に学習方法を考え創意工夫することで、成長が停滞する時期でも新しい刺激を保ったまま学び続けられます。

3.他者とのコミュニケーション

ひとりで学習を続けていると、うまくいかない悩みを自分自身で消化しなければならず大きな負担です。
悩みを共有できる他者と情報交換すると自分の現在地を客観的に把握でき、これから進む方向に自信を持った学習ができるようになります。
また様々な人で意見を出し合えば、学習方法を工夫するアイディアも発想力豊かに考えることにも繋がります。

マネジメント層のプラトー現象への対処法

部下がプラトー現象に陥ってしまった際の対応としてマネジメント層にできることは何でしょうか。
先述したプラトー現象への対処法をふまえて、施策の一例を紹介していきましょう。

1.プラトー現象について研修を開催

成長の停滞が誰しも起こりうることをあらかじめ理解しておくことは、プラトー現象への大きな対策となります。
そこでプラトー現象の概要やその対処法を知ってもらう研修を行うことで、成長が実感できない時もそれをポジティブに捉えられる意識作りが行えます。
具体的な学習方法や注意点を盛り込むとより効果的です。

2.チーム内で学習状況を共有

チーム内でのコミュニケーションを活性化し、学習状況を共有できるような環境づくりをしておくことも大切です。
停滞時期に陥ってしまった際に他のメンバーから励ましを受けることもできますし、実際に誰かがプラトー現象を克服していく様子を目の当たりにすれば、それが自分自身に起こった時も学習を継続する意欲につなげられます。

従業員が定着・活躍できる組織を作ろう

今回は、プラトー現象の概要とその原因、マネージャーの部下へのフォロー方法などについて紹介しました。
従業員が定着・活躍できる組織を作るために、自社の従業員の特徴や強みをしっかりと把握し、それぞれがやりがいを持って仕事を行えるよう、人員配置や教育、社内制度を通じた支援を行いましょう。

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